2025年8月3日早朝、パタヤのバリハイ埠頭(Bali Hai Pier)をスタート地点としたトレイルランイベント「Pattaya Trail 2025(パタヤトレイル2025)」が開催された。
先月のパタヤマラソン2025に続き、スポーツイベントが続くパタヤでは、再び早朝からランナーたちが集まり熱気に包まれた。
▶︎ 大会詳細:Runlah公式ページ
筆者は昨年5kmの部に参加したが、今年は申込に間に合わず観戦に回ることとなった。とはいえ、会場に足を運んで現地の空気を感じることができたのは貴重な体験であった。
小規模ながらも和やかなトレイルイベント
本大会の参加上限は約1,300名。先日開催された2万人規模のパタヤマラソンと比べると小規模である。
しかし、その分ランニング初心者からトレイル好きまで、幅広い層が気軽に参加しやすい雰囲気がある。
実際、走っている最中に立ち止まってパタヤサインを背景に記念撮影する参加者の姿も多く見られ、タイならではの“楽しむマインド”が随所に感じられた。
参加者は地元タイ人が多くを占めていた。外国人の姿も見られたが、インバウンド中心のパタヤマラソンとは異なり、地域密着型の雰囲気が強い印象。
エントリー方法と費用
エントリーは英語対応の「Runlah」サイトで行う。日本語はないが、入力項目は非常にシンプルで、英語に不安がある方でも申込は十分可能である。
- 5km:690バーツ
- 10km:890バーツ
- ※アーリーバード割引あり(約4か月前までの申込で100バーツ割引)
- 支払い方法:クレジットカード、銀行振込、プロンプトペイ
筆者は約1か月前の締切日を失念していてアウトになったため、2026年に参加する方は早めの申込がおすすめ。
バリハイ埠頭の朝とフォトジェニックなスタート地点
当日の天候は晴れ。スタート前のバリハイ埠頭は、朝日が昇る中にランナーたちの笑顔とざわめきが広がる。

目の前には有名な「PATTAYA CITYサイン」がそびえ立ち、その下の丘も実際のコースとなっている。
この地点から見えるランナーの姿が非常にフォトジェニックで、立ち止まって撮影している参加者が遠目によく見えた。

丘からの景色や今回のコース付近については別途散策記事がありおすすめ。
👉 カオプラタムナック散策記事
コース紹介:自然と都市が交差する魅力

- 5kmコース:バリハイ埠頭 → カオプラタムナックの丘を1周
- 10kmコース:同上+ワットプラヤイ(ビッグブッダ)往復
コースの舗装されているところとも多いが、ところどころに森の小道、岩肌、木の根、階段、草むらなど、自然の中を走る仕様である。
しかし、過酷な山岳トレイルではなく、初めてトレイルに挑戦する人にちょうどいい難易度である。
実際に「友達と記念に走ってみた」「旅行中のアクティビティとして参加」など、本格派とエンジョイ勢が入り混じっていた。
和やかな雰囲気と食事サービス
ゴール地点では、無料の朝食が提供されるのもこの大会の魅力。確認できた内容は以下の通り:
- カオトムヘーン(汁なしおかゆ)
- ガパオライス
- カオカイジアオ(卵焼きご飯)
- 弁当スタイルの総菜プレート



完走後に並んでご飯を受け取る参加者たちは笑顔が多く、まるで地域の朝市イベントのような温かさがあった。
さらにランニング用品や小物を販売するブースも並び、観戦者も楽しめる空間が作られていた。

参加賞シャツ
5km参加者に配布された記念Tシャツがこちら。

ビビッドなカラーにトロピカルなグラデーション、ヤシの木とトレイルモチーフが描かれたデザインで、日常使いもできるおしゃれな仕上がり、、と思う。
トップランナーは26分で5kmを完走
5km部門のトップランナーは26分台でゴール。トレイル特有のアップダウンを含む中でこのタイムは立派である。
それでも張り詰めた空気はなく、観客や運営の声援に包まれながらフィニッシュする和やかなムードが終始続いていた。
まとめ:パタヤでのマラソンイベントを多角的に楽しむ
「パタヤマラソン」と「パタヤトレイル」は、開催時期・雰囲気・コース内容の全てが異なるイベントである。
本大会は自然の中を楽しむことができ、競技志向でなくても十分に満喫できる内容となっていた。
来年以降、旅行ついでに走ってみたいという方には非常におすすめのイベント。
申し込みは早期に締め切られるため、興味がある方は事前に情報をチェックしておくと良いだろう。