【2026年最新】バンコク市内の移動方法|BTSとGrabどっち?一駅は歩ける?

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バンコクは交通手段が多い都市だ。
BTS、MRT、Grab、タクシー、バス……選択肢だけを見ると便利に思える。

しかし実際に旅行を計画すると、こう迷う人は多い。

  • バンコク市内移動は何が一番おすすめなのか
  • タクシーは渋滞で時間がかかるのではないか
  • 一駅くらい歩いても問題ないのか

情報は多い。だが、体力を削られずに回る設計までは書かれていない。

バンコク市内移動でおすすめの方法は、単純な最速ルートではない。
時間と体力の消耗を抑えながら、無理なく回ることだ。

本記事では、旅行者がやりがちな失敗をもとに、BTS・Grab・徒歩の使い分けを実体験ベースで整理する。

まず結論だけ知りたい人へ

  • 日中はBTS・MRTを軸にする
  • 10時〜17時の徒歩は避ける
  • 夕方は車移動を避ける
  • 駅から離れているときにGrabを使う

迷ったら、この基準で選べば大きく外さない。

昼に一駅歩くのはおすすめしない

昼のバンコクを歩く人々
距離よりも日差しが体力を削る。

バンコクでは、「一駅くらいなら歩けそう」と思う場面が多い。

たとえば、BTSアソーク駅からプロンポン駅。
距離は約1km強。地図上では徒歩15〜20分ほどと表示される。

日本の感覚なら十分歩ける距離だ。
しかし、昼のスクンビット通りを実際に歩くと、実際の負荷は大きい。

  • 強い日差しと高い気温
  • 信号待ちの長さ

特に信号待ちは想像以上に長く、メイン通りでは体感では5分以上止まっているように感じる。

地図では一直線でも、実際は止まり、待ち、また止まる。
その繰り返しで、思った以上に時間と体力を削られる。

結果として、到着時には汗だくになり、観光どころではなくなる。

ではどうするか

昼の時間帯(特に10時〜16時)は、
一駅でも素直にBTSを使う。

数十バーツで、冷房の効いた車内を数分で移動できる。
体力とのトレードオフを考えれば、十分に払う価値がある。

乗り換えは1回でも“重い”ことがある

Googleマップでは、BTSとMRTの接続は簡単に見える。だが実際の移動は、想像より少しだけ手間がかかる。

たとえばアソーク(BTS)とスクンビット(MRT)。

改札を一度出る
案内表示を追う
通路を数分歩く
再び改札に入る

BTSアソーク駅の改札と出口表示
一度改札を出るだけで、移動の流れは区切られる。

日本の巨大ターミナルのように広いわけではない。
しかし、「一体化していない」分、心理的に区切られる。

BTS駅出口付近のスカイウォーク混雑
出口(写真はChit Lom)を出ると、すぐ人の流れに合流する。

同じような例として、サラデーン(BTS)とシーロム(MRT)やモーチット(BTS)とチャトゥチャックパーク(MRT)など。

駅名は近いが、実際は一度地上レベルを挟み、階段や通路を経由して乗り換える構造だ。表示上は数分でも、改札を出て、段差を越え、再び改札に入る。この小さな区切りが、移動の流れを止める。

乗り換えが2回になると、その“流れの分断”がさらに増える。
結果として、表示時間よりも疲れる。

目安

  • できれば同一路線で完結
  • 乗り換えるなら目的地近くで1回だけ

「最短時間」よりも、乗り換えや横断の回数を減らすことを優先する。
小さな停止が減るだけで、1日の行動は軽くなる。

横断の仕方で、移動の重さは変わる

バンコクの横断歩道で信号待ちする人々
距離よりも、待ち時間が体感を左右する。

たとえば、スクンビット通りを地上で横断する場面。

車線が多く、交通量も多い。
アソーク交差点周辺のような大きな交差点では、信号待ちの時間が長く感じることがある。

青信号になれば渡れる。
ただし、右左折車が多い時間帯は、歩行者の流れがゆっくり進みがち。

一度信号を逃すと、体感ではかなり長く感じる。
距離は数十メートルでも、「待ち時間」が積み重なる。

横断は距離の問題ではない。
待ち時間と心理的な負荷が重い。
予定に横断を何度も挟むと、移動のテンポが乱れる。

たとえば、ラチャプラソン交差点(セントラルワールド前)のような大型交差点では、
一度の横断で済まず、段階的に渡る構造になっている。

エラワン前のスカイウォークと地上の車列
上と下で、移動の負荷はまったく違う。

この「止まる回数」が増えるほど、移動は重く感じる。最適解は「どう渡るか」ではなく、そもそも渡らなくて済む動線を選ぶことだ。

モールとスカイウォークは“移動インフラ”として使う

BTS高架が重なるバンコク中心部
複雑に見えて、歩行動線は意外と単純。

バンコクの大型モールは、単なる買い物施設ではない。
スカイウォークと組み合わさることで、ひとつの移動ルートになる。

その好例が、サイアム〜チットロム周辺だ。
BTSサイアム駅からサイアムパラゴン、
スカイウォークを通ってセントラルワールド、
そのままチットロム駅へ。

Central Worldへ続くスカイウォーク
モール間移動は、屋内と同じ感覚で進める。

この区間は、地上にほとんど降りずに移動できる。信号待ちはなく、車を気にする必要もない。
炎天下でも直射日光を避けながら、一定のペースで歩ける。

サイアム周辺スカイウォークの案内図
地図で見ると、徒歩圏が一気に広がる。

地図上ではラマ1世通りを地上で歩けば一直線だ。距離もそれほど長くない。

しかし実際には、信号待ち、歩道の混雑、強い日差しが入る。一方で、モールとスカイウォークをつなぐ動線は、多少遠回りに見えても体感は軽い。最短距離が最小負荷とは限らない。

バンコクでは、屋外の直線ルートよりも、屋内+スカイウォークの連結動線のほうが流れを保ちやすい。モールは寄り道ではなく、都市が用意した移動回廊の一部である。

Central Worldスカイウォーク分岐案内
案内表示を読むだけで、遠回りは減る。

Grabは便利だが、万能ではない

バンコクではGrabが広く使える。
ただし、使いどころを間違えると時間を読みにくい。

Grabバイクは速い。ただし条件付き

Grabバイクは、小回りが利く。
渋滞の多いバンコクでは、車よりも明らかに早い場面がある。

短距離移動や、駅から少し離れた目的地へ向かうときは特に強い。

夕方の交差点では、四輪が詰まる横をバイクが縫うように進む。
この差が、そのまま移動時間の差になる。

バンコク中心部の交差点で信号待ちするバイクの列

しかし、

・基本的にヘルメットは貸与されるが簡易的
・バイクに慣れていない人には心理的ハードルがある
・雨の日は実質選択肢から外れる

急いでいるときの武器にはなる。
ただし、常に最適とは限らない。

Grabタクシーは快適だが、時間は読みにくい

Grabの車やメータータクシーは、日本と比べれば安い。
荷物があるときや、深夜移動では便利だ。

ただし、夕方のスクンビットや中心部を通るルートでは、渋滞に巻き込まれる覚悟が必要になる。表示時間は目安に過ぎない。アソークからトンローへ夕方にGrabを呼ぶと、15分表示が30分超になることもある。

バンコクでは、「距離」よりも「通る道路」のほうが所要時間に影響する。

使いどころは限定される

Grabは主役ではなく、補助と考える。

  • 駅から徒歩10〜15分以上かかる
  • 炎天下で歩きたくない
  • 深夜で鉄道がない

こうした局面では強い。

一方で、鉄道で代替できる区間なら、
まずはBTSやMRTを軸に考える。

理由は単純で、渋滞の影響を受けないし、所要時間がほぼ読めるからだ。

バンコクでは、車は距離どおりに進まない。鉄道は道路状況に左右されない。
この差は大きい。

BTSを細かく刻むと、意外と積み上がる

バンコクのBTSは高くない。
1回あたりの運賃も、日本と比べれば手頃だ。ただし、短距離を何度も乗り直すと話は変わる。

たとえば、こんな動き方。

  • サイアム → チットロム
  • チットロム → アソーク
  • アソーク → プロンポン

これを往復すると、1日で150バーツ程度になる。

1回ごとの金額は小さい。だが、細かく刻むと積み上がる。
特に、モール間を何度も移動したり、エリアを行ったり来たりする動き方は増えやすい。

体力とのトレードオフ

一駅を歩くか、乗るか。
これは単純な節約の話ではない。

スクンビットのように店が多いエリアでは、ショップをのぞきながら駅間を歩くのは楽しい。カフェや小さな店舗を見つけるきっかけにもなる。移動というより、散策になる。

ただし、それは

  • 日差しが強すぎない
  • 無理に横断を挟まない
  • 時間に余裕がある

という条件がそろっている場合だ。

炎天下の昼や、急いでいるときに同じことをすると、散策ではなく消耗になる。最適解は「全部乗る」でも「全部歩く」でもない。歩くなら、歩いて楽しい区間を選ぶ。消耗する区間は素直に乗る。

そして何より、移動回数そのものを減らすことが、体力も出費も抑える近道になる。

そもそもどの駅周辺に泊まるかによって、移動の難易度は大きく変わる。バンコク主要駅の特徴については別記事で整理している。

時間帯を間違えると、移動は一気に重くなる

バンコクの移動は、距離よりも時間帯の影響が大きい。

夕方(17時〜20時)は地上が詰まる

バンコク夕方ラッシュの渋滞
表示時間より読みにくいのが夕方の道路。

スクンビット周辺では、この時間帯に車の流れが鈍る。18時台のスクンビットは、車がほぼ動かない区間が出る。Grabやタクシーは距離どおりに進まない。

鉄道は混むが、止まらない。
夕方に車移動を選ぶかどうかで、その後の余裕が変わる。

11時〜16時は徒歩が重い

この時間帯の一駅徒歩は、夜とは別物。
日差しが強く、同じ1kmでも、体感は大きく違う。「歩ける距離」かどうかではなく、その時間帯に歩く意味があるかで判断したほうがいい。

散策として楽しめるなら歩けばいい。
移動だけが目的なら、鉄道を使うほうが合理的だ。

夜は選択肢が広がる

夜のバンコクスカイウォーク
夜は徒歩を移動手段として組み込める。

20時以降は、地上移動がしやすくなる。
Grabも読みやすくなり、徒歩も負担が軽い。

同じ移動でも、時間帯で難易度は変わる。

空港から市内への移動も同様に、到着時間によって選ぶ手段は変わる。スワンナプーム空港からのアクセス方法は別記事で詳しくまとめている。

まとめ:最適解は「動線を設計すること」

バンコク市内移動の最適解は、特定の交通手段を選ぶことではない。バンコクは、速さよりも“設計”で差が出る都市だ。

  • 昼に無理して歩かない
  • 乗り換えで流れを止めない
  • 大通りの横断を前提に予定を組まない
  • モールとスカイウォークを移動ルートとして使う
  • Grabは局面で使う
  • 時間帯を考えて動く

これらを意識するだけで、移動の負荷は大きく変わる。

バンコクは「交通手段が多い都市」ではあるが、
本質は「移動の設計が問われる都市」だ。

最速を追わなくていい。距離に振り回されなくていい。
それだけで、同じ距離でも旅の密度は変わる。

判断に迷う場面

バンコク市内移動はBTSとGrabどちらが正解?

A. 日中や夕方は渋滞の影響を受けないBTS・MRT。駅から離れた場所や深夜はGrab。

バンコクで一駅は歩ける?

A. 夜なら現実的。10時〜17時は日差しが強く、消耗が大きい。

バンコクのタクシーは渋滞する?

A. 夕方のスクンビット周辺は時間がかかる。距離より道路状況の影響が大きい。

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