ハノイメトロ3号線・Nhon駅ガイド|西の終点と学生街・ローカル市場

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ハノイメトロ3号線の終点・Nhon(ニョン)駅、正式名称はGa Nhổn(ガー・ニョン)。
ハノイ工業大学、ローカル市場、新興住宅地が近くに集まり、郊外らしい静けさと生活感が同居する駅である。

Cau Giay駅からは電車で約16分、運賃は15,000ドン。市内中心部からも遠すぎず、終点駅の様子や西ハノイのローカルな空気を見に行きやすい。

駅のあるNhổnエリア(Từ Liêm区西側)は、学生街、市場、住宅地が短い距離にまとまっている。
Nhon駅は、次のような人に向いている。

Nhon駅はこんな人におすすめ

  • ハノイメトロ3号線の終点を見てみたい人
  • ローカル市場や西ハノイの日常風景を歩きたい人
  • ハノイ工業大学周辺の学生街の空気を見てみたい人
  • 郊外の住宅地がどんな雰囲気か確かめたい人
雨の日のNhon駅(Ga Nhổn)外観。高架駅と駅前道路の様子が見える
郊外らしい開放感が漂う。

Nhon駅は3号線でCau Giay方面へそのままつながっており、今の開業区間の西端にあたる駅でもある。

Nhon駅のデザインと高架構造

Nhon駅は、他の高架駅と同じく2階がコンコース、3階がホームになっている。
ホームは相対式の2面2線で、基本構造も他駅と変わらない。屋根は鮮やかな青色のポリカーボネートで覆われており、雨の日でも濡れにくい。

Nhon駅のプラットホームと青い屋根(ハノイメトロ3号線)

周囲に高層ビルが少ないため風が抜けやすく、ホームには郊外駅らしい開放感がある。
駅構内やホームの柱は淡い紫色で塗られていて、見た目には少し個性がある。

駅のホームと改札|郊外の終点駅らしい静けさ

Nhon駅は、3号線の西端に位置する高架駅で、この先に車両基地(デポ)を控える唯一の駅である。
改札階はコンパクトで、人の往来が少なく、ホーム全体に静けさが漂っている。
他の駅と同様に相対式ホームだが、周囲に高い建物が少ないため視界が開けており、郊外らしい開放感がある。

南側(3番出口)方向にはHateco Apolloコンドミニアムが見えるものの、駅周辺はまだ開発途中で、住宅街というよりも広い駐車スペースと空き地が目立つエリアだ。

Nhon駅ホームから望むHateco Apolloコンドミニアム(ハノイメトロ3号線)
南側からはHateco Apolloコンドミニアムが見える。開発が進む

列車が出てしまうとホームは一気に静まり返り、終点駅らしい静寂だけが残る。

Nhon駅を出発し車両基地へ向かうメトロ列車(ハノイメトロ3号線)
乗客を降ろした列車は車両基地へ回送されていく。終点駅ならではの光景。

終点Nhon駅の運用と安全対策

この駅は3号線の西端・終点にあたる。乗客が降りた後は列車がそのまま車両基地(デポ)へ回送される。ホーム上に留まっていると、駅員から早く改札階に降りるよう案内される。
安全面への意識が高く、終点駅ならではの運用が見られる。

Nhon駅ホームから見た車両基地方向(ハノイメトロ3号線)
ホームの先には車両基地。

駅前に広がるローカル市場と学生街

駅前を走るCau Dien通りは交通量が多く、歩行者が横断する際は信号ではなく地下通路を利用する。駅近くにはその入口があり、雨の日でも安心して通行できる。

Nhon駅前の地下通路入口(Cau Dien通り)
幹線道路を安全に横断できる地下通路。

地上では、通り沿いに小さな青空市場が並び、地元の人が野菜やエビを売る姿が見られる。雨の日でもレインコート姿の人々がバイクを止め、手際よく買い物を済ませて去っていく。
この一帯はまだ素朴な雰囲気が残り、中心部のCau Giay駅やCat Linh駅周辺とは対照的だ。

Nhon駅近くで路上販売されるエビ
Nhon駅近くで路上販売される野菜(ローカル市場)

さらに奥へ進むと、Minh Khaiマーケット(Chợ Minh Khai)が現れる。

Minh Khaiマーケットの外観(ハノイ・Nhon駅周辺)

学生市場(Chợ đêm sinh viên)の名でも知られ、食品から衣料品まで雑多な品が並ぶ。

Minh Khaiマーケット内部の店舗と衣料品売り場
屋根付きの通りには衣料品や日用品の店が立ち並ぶ。

屋根付きの通りにはTシャツやパンツを吊るした店が連なり、バイクで乗りつけて買い物する人の姿が絶えない。
値札はなく、観光客には少し交渉のハードルがあるが、ハノイの生活がそのまま切り取られたような空間だ。Googleマップで場所を確認する

ハノイ工業大学周辺|学生の通学風景が目立つエリア

Nhon駅の改札を出るとすぐ目の前に、ハノイ工業大学(Hanoi University of Industry / HaUI)が広がる。

Nhon駅前に広がるハノイ工業大学(HaUI)全景
駅の正面にはハノイ工業大学が広がり、多くの学生が行き交う。

雨の日でも傘をさして歩く学生や、教員を乗せた車両が絶え間なく出入りしており、郊外でありながら常に活気を感じる。

駅の目の前に大学があるためメトロは一見通学に便利そうに見えるが、学生の多くは依然としてバイクやバスで通学している。
3号線は現時点でCau Giay駅までしか伸びておらず、通学ルートとしてはバスの網羅性が勝っている。
どこへでも行けるバイクは今も最強の足であり、駅前にありながらメトロを利用する学生はまだ少ない。

ハノイ工業大学構内から望むNhon駅のホーム(ハノイメトロ3号線)
大学構内から見たNhon駅。通学には主にバイクやバスが使われている。

構内にはベトナム日本センター(Trung tâm Việt–Nhật)があり、ここでは日本語の授業や実習型の技術教育が行われている。

ハノイ工業大学内のベトナム日本センター入口(Trung tâm Việt–Nhật)
ハノイ工業大学にあるベトナム日本センター。技術実習や日本語教育が行われている。

旋盤やフライス盤などの機械が並ぶ実習室では、学生が真剣な表情で作業しており、日本で働きたい、日系企業に就職したいと夢を語る声も聞かれた。

Nhon駅南側の新興住宅地エリア

駅から南側へ進むと、Hateco Apolloのコンドミニアムが目に入り、その周囲には新しい住宅街が広がっている。

Nhon駅南側に立つHateco Apolloコンドミニアム(ハノイ・新興住宅地)
駅南側の新興住宅地を象徴するHateco Apolloコンドミニアム。

白いタウンハウスが並ぶ通りには、幼稚園やカフェもあり、市場や学生街のある駅北側とは雰囲気がかなり違う。新しく整った住宅地が広がっており、Nhon駅周辺でもこの一帯は開発の新しさが目立つ。

以前は倉庫や空き地が多かったエリアだが、今は住宅開発が進み、街並みもだいぶ変わってきた。

Nhon駅南側の新しい住宅街と通りの風景(ハノイ)
新しい住宅街が整然と並ぶ。これから発展が期待されるエリアだ。

まとめ|Nhon駅はどんな終点駅か

Nhon駅はハノイメトロ3号線の西の終点であり、大学、市場、新しい住宅地が近い距離に集まる駅。

電車で来ると、学生街の空気、ローカル市場のにぎわい、南側で進む住宅開発までを徒歩で見て回れる。終点駅ではあるが、駅前の景色はひとつではなく、Nhon周辺の今の変化がまとまって見えやすい。

郊外側の終点としての役割だけでなく、西ハノイの生活と開発の両方が見える駅だと感じた。ここから先は、メトロが市中心部へ向かっていく。

Nhon駅に停車するハノイメトロ3号線の車両
Nhon駅に停車する3号線の車両

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