【2026年最新】ハノイメトロ3号線・カウザイ駅ガイド|Cau Giay周辺の主要駅

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ハノイメトロ3号線の営業中区間で、東側の拠点になっているのがカウザイ(コウザイ)駅である。
Cau Giayエリアにあり、大学、公園、空港バスなどが集まるため、単なる終点というより、ハノイ西側の交通と街の変化が見えやすい駅だ。

現時点ではニョン〜カウザイ間が開業しており、ここから先のキンマー、カットリン、ハノイ駅方面は地下区間の延伸工事が続いている。将来的には中心部へつながる途中駅になる予定だが、今は営業中区間の東端として機能している。

カウザイ駅の構造や駅前の雰囲気、周辺の街並みを現地ベースで見ていく。

ハノイメトロ3号線カウザイ駅の外観(東端の終点駅)
高架区間の東端に位置するカウザイ駅の外観。現在は終点として運行されている。

カウザイ駅の構造とホームの雰囲気

カウザイ駅は、他の高架駅と同様に3階建て・相対式ホームの構造である。ホームは最上階、改札は中層、地上階にはバス停や駐輪場が整備されている。高架下はやや暗めだが、吹き抜けの階段やエレベーターがあり、全体としては開放感のあるつくりだ。

現時点のハノイメトロ3号線は他路線との乗り換えがなく、アクセス面ではまだ発展途上である。その一方で、営業中区間の東端にある駅として利用者は一定数おり、都心側に向かう入口のひとつになっている。通勤時間帯でも極端な混雑は見られず、車内にはまだ余裕がある印象だった。

現在の終点はカウザイ駅だが、この先の地下区間ではキンマー駅の工事状況と周辺の様子も別記事でまとめている。

構内では、黄土色の柱や装飾がやや温かみのある雰囲気をつくっている。改札内には陶器風の公共アートも設置されており、実用一辺倒ではない駅空間になっていた。

カウザイ駅構内に設置された公共アート「It Is Five O’Clock, Hanoi Awakens」

この作品は「Năm Giờ Sáng, Hà Nội Thức Giấc(It Is Five O’Clock, Hanoi Awakens)」と題された公共アートで、20世紀初頭のハノイの路面電車をモチーフにしたものとされる。細かい装飾まで作り込まれており、構内で目を引く存在だった。(出典:Vietnam News(2024年4月)

駅前の交通事情|空港バス・レンタサイクル・周辺道路

駅の真下にはバスターミナルが整備されており、ここを発着する路線バスが多数運行している。中でも注目は07番・ノイバイ空港行きの始発停留所且つ終点駅で、出発を待つ乗客の姿も多い。バス利用者の数はメトロよりも圧倒的に多く、依然としてバスが主役の交通手段であることを実感する。

カウザイ駅下にあるバスターミナル
カウザイ駅の空港行きバス停(07番ノイバイ空港行き)
ノイバイ空港行き07番バスの停留所。人気路線。

駅周辺にはレンタサイクル(TNGO)も設置されており、バイク・バス・電車が集まる交通の要所として機能している。通勤・通学・観光のいずれの利用にも対応できるポテンシャルを持つ駅である。

カウザイ駅前の公共レンタサイクル(TNGO)ステーション
駅前に設置された公共レンタサイクル「TNGO」のステーション。

徒歩圏の見どころ|交通運輸大学とトゥーレ公園

カウザイ駅周辺でもっとも目立つのが、交通運輸大学(University of Transport and Communications)だ。駅前の歩道橋を渡れば直接アクセスでき、学生の往来も多い。立派な駅が目の前にあるにもかかわらず、学生の多くは依然としてバイクやバスを利用しており、路線の延長後の利用拡大が期待される。

カウザイ駅から見た交通運輸大学(UTC)への歩道橋
駅前の歩道橋を渡ると交通運輸大学に直接アクセスできる。
カウザイ駅周辺の高層ビル街
駅周辺では高層ビル開発が進み、都市的な景観が広がる。

一方、北側にはトゥーレ公園(Thu Le Park)が広がる。都市中心部では珍しい動物園併設の公園で、家族連れやカップルの姿も多い。公園入口にはカラフルな傘が頭上を覆うフォトスポットがあり、晴れの日には特に映える光景が広がる。

カウザイ駅北側のトゥーレ公園方面
トゥーレ公園のカラフルな傘装飾の入口

駅周辺には飲食施設も点在しており、約400メートル離れたV-Towerには、日本人に人気のレストランおふくろ亭や、日系焼肉店牛角などが入っている。いずれも徒歩圏内で立ち寄ることができる。

V-Towerの場所(Googleマップ)

地下区間が開通すれば、このエリアは観光地としても注目を集めることになりそうだ。

駅前の道路状況と歩行者アクセス

カウザイ駅前の大通り(車線の多い道路)
駅前の大通りは交通量が多く、横断には注意が必要。

駅周辺は片側複数車線の広い道路が続き、車やバイクの交通量が非常に多い。歩行者信号の間隔も長く、横断には注意が必要だ。

とはいえ、駅直結の歩道橋は整備されており、トゥーレ公園方面へ向かうなら歩きでも快適にアクセスできる。

改札外の設備|公共トイレと駅周辺の使い勝手

もう一つ特徴的なのは、駅トイレが改札外にある点だ。ホーチミンメトロでは改札内に設けられているのに対し、ハノイメトロでは誰でも利用できる構造になっている。実際、駅下のバス停付近には「Nhà vệ sinh – Đi cầu thang lên tầng 2(トイレは階段を上がって2階へ)」という青い案内板が設置されており、メトロ利用者以外でも気軽に利用できるようにしてある。

カウザイ駅バス停付近にあるトイレ案内板
「トイレは階段を上がって2階へ」と書かれている。
カウザイ駅改札外にある公共トイレ入口
改札外に設けられた公共トイレ

公共トイレが少ないベトナムでは、こうした設計が都市インフラの成熟を象徴している。小さな違いではあるが、ハノイとホーチミンのメトロ思想の差が垣間見える部分でもある。

カウザイ駅はどんな駅か|営業中区間東側の主要駅

カウザイ駅は、現時点でハノイメトロ3号線の営業中区間東端にある駅である。大学、公園、空港バスが集まり、電車に加えてバスや自転車ともつながるため、今の開業区間では使いどころの多い駅のひとつといえる。

駅単体で見るとまだ発展途上の面はあるが、Cau Giayエリアに近く、ハノイ西側の街の広がりや交通のつながりを見やすい駅でもある。3号線の営業中区間では、周辺の雰囲気も含めて印象に残りやすい。

今後、地下区間がキンマー、カットリン、ハノイ駅方面へ延びれば、この駅の位置づけも変わっていくはずだ。いまは営業中区間の東端にあるが、全線開業後は都心へ向かう途中駅となり、見え方も使われ方も変わっていくだろう。

3号線の延伸工事については、ハノイ市都市鉄道管理委員会(MRB Hanoi公式サイト)で最新の進捗が確認できる。

あわせて読みたい:
隣駅:ハノイメトロ3号線・チュアハー(Chua Ha)駅ガイド
終点:ハノイメトロ3号線・ニョン(Nhon)駅ガイド

ハノイメトロ3号線 全駅ガイド一覧もあわせてご覧ください。

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