ハイフォンの空の玄関口となるカットビ国際空港(Cat Bi International Airport)。
ハノイのノイバイ空港ほど規模は大きくないが、ベトナム国内線や中国路線が発着し、ハイフォン観光や出張で利用されている。
実際に利用した経験をもとに空港内の設備やWi-Fi、市内アクセス、Grabの利用方法、ローカルバスについて紹介する。
カットビ空港の概要

カットビ国際空港は、ベトナム北部・ハイフォン市にある国際空港である。空港は2階建てで、1階が到着、2階が出発フロアとなっている。
国内線と国際線の両方に対応しており、国内線はホーチミン線が中心。国際線は中国・広州(Guangzhou)や昆明(Kunming)など近距離路線が就航している。

今回訪れた際は、昆明行きのチェックインカウンターが少し混雑しており、中国人ツアー客の姿が目立った。ハイフォンはハロン湾やカットバ島への玄関口でもあるため、中国からハロン湾やカットバ島方面を訪れる旅行者の利用も多い。

日本からハイフォンへ向かう場合、ハノイのノイバイ国際空港を利用し、鉄道や高速バスで移動するのが基本である。ハノイ―ハイフォン間に航空路線はないため、カットビ空港はベトナム国内の他都市や中国方面から入る際に使う空港となる。
市内へのアクセス|Grab・タクシー・ローカルバス
到着ロビーは1階にあり、出口を出るとすぐ車寄せになっている。GrabやGreen SM、タクシーはここから利用でき、ハイフォン市内へは配車アプリやタクシーで移動するのが基本である。

今回は行きも帰りもGrabを利用したが、どちらも配車に困ることはなかった。配車まで約5分、市内中心部までは約20分。料金は約10万ドンで、ハイフォン駅周辺へも同程度でアクセスできる。
ローカルバスを利用する場合
空港から約500m歩いた場所にはローカルバスの停留所があり、16B系統でハイフォン駅周辺を含む市内中心部へ向かうことができる。

バス停には路線図や案内板が設置されており、一般の路線バスが発着している。

ただし、このバス停は空港アクセス専用ではなく、地元住民が利用するローカルバス停である。空港から少し歩く必要があり、周辺は工事中の区間がある。夜は暗く、スーツケースを持って歩くルートではない。
また、終バスが18時頃と早く、今回到着した時間にはすでに運行を終了していた。
交通費を抑えたいなら利用価値はあるが、空港からの徒歩移動や運行時間を考えると多くの旅行者はGrabやGreen SMを利用するだろう。

出発ロビーと空港設備
出発フロアは2階にあり、館内はシンプルな造りでチェックインカウンターや保安検査場、売店、カフェなどがまとまっている。セルフチェックイン機も設置されており、対応する航空会社では手続きを進められる。

国内線はホーチミン線が中心で、待合スペースは落ち着いていた。ベンチには空きもあり、コンセントでスマートフォンなどを充電しながら搭乗を待てる。


出発ロビーには売店とカフェがあり、飲み物や軽食、お土産を購入できる。搭乗までの時間を過ごすには十分だが、レストラン街のような飲食エリアはない。無料Wi-Fiも利用でき、使ってみたが接続時にメールアドレスなどの登録は不要で使える。

また、館内にはBIDVのATMも設置されている。ベトナムドンの現金が必要になった場合は手数料はかかるが空港内でキャッシングで引き出せる。

空港泊はできる?
深夜利用・空港泊には向かない
カットビ空港は深夜便がないため、夜になると館内は一気に静かになる。売店やカフェも営業を終え、空港内で長時間過ごせる状況ではなかった。
ノイバイ国際空港やタンソンニャット国際空港とは利用環境が大きく異なる。宿泊するなら市内のホテルを利用したい。
喫煙所は歩行動線上にある
屋外には喫煙所が設けられており、到着口から駐車場へ向かう歩行動線上にも灰皿が設置されている。

ノイバイ国際空港のような大規模空港では、喫煙所を動線から外れた端っこなどにまとめられている。一方、カットビ空港では非喫煙者も通る場所に喫煙スペースが設けられており、地方空港ならではの運用と言えそうだ。
ハイフォン市内・カットバ島へのアクセス
カットビ空港からハイフォン駅周辺までは、Grabで約20分。駅周辺にはホテルや飲食店も多く、ハイフォン駅は鉄道利用の拠点となる。
また、カットバ島へ向かう場合は、市内からバス・ケーブルカー・電気バスを乗り継いでアクセスできる。
詳しくは以下の記事で紹介している。
▶ ハイフォン駅ガイド
▶ ハイフォンからカットバ島への行き方



