パタヤのど真ん中に現れた通り抜けできる屋台「CENTRAL MARKET」探訪記

パタヤのセントラルマーケットからの景色。セントラルパタヤがよく見える お役立ち情報・豆知識
この記事は約4分で読めます。

セントラルパタヤのセカンドロード側──この辺りをぶらぶら歩いていると、“桜”と“日本のポスト”がある入口に出くわす。アクセスのいいそのマーケットの名前は「CENTRAL MARKET」。
「お、日本推しか?」と期待して足を踏み入れたが、結論から言えば日本要素は入口だけで終了だった。

パタヤ・セントラルパタヤ前にあるCENTRAL MARKETの入口。桜の造花と日本風ポストが目立つが、内装は完全にタイ仕様。
桜の造花と赤い日本風ポストが目印のCENTRAL MARKET入口。日本らしさはここで終了、あとはタイの屋台ワールドが広がる。

パタヤといえば、屋外型の屋台マーケットが各所に点在し、もはや定番観光コンテンツの一つになっている。開放感バツグン、喧騒に包まれたストリートフードの空間は、タイに来た実感を味わえる場所でもある。

その中でも、この「CENTRAL MARKET」はロケーションがいい。
セントラルパタヤの真向かい(セカンドロード沿い)という好立地で、観光客の目にもすぐ止まる。そして個人的に最大のポイントは、マーケットの奥がそのままソイブッカオに抜けられるという裏技ルートになっていること。以下の地図では道が表示されていないがセカンドロードど右下の行き止まりの道が歩道でつながっている。

中では定番のカオマンガイやパッタイ、トムヤムなどおなじみの屋台フードに加え、果物・ジュース・デザート、そしてワニ肉なども並んでいる。まあ他の屋台と変わらないラインナップだ。

パタヤのCENTRAL MARKET内のイートインスペース。観光客向けに座席が多く用意され、落ち着いて食事ができる屋外の空間。
中央に広がる飲食スペースはテーブル数も多く、ゆったりとしたレイアウト。暑さに疲れた旅行者の休憩にもぴったり。
屋台でワニの肉が売られている。環境客の目を引く店頭
目を引くワニ肉屋台。よく見るとワニワニパニックらしきものも並んでいる。

座席数も多く、空間には余裕があり、暑さにやられた旅人の休憩にも良い。観光客向け価格とはいえ、値段は表示されており、明朗会計なのは安心。

今回注文したのはエビたっぷりのカオパッド・クン・ガパオカイダーオ。お値段は125バーツ。ローカルの物価感覚だと高めだが、観光地価格としては“まあ、そうでしょう”と納得。

🔥「a little spicy?」と店員に聞かれて頷いたのが運の尽き。
食べてみると、“a little”とは……?と問いかけたくなるレベルの辛さ。よくあるパターン。しかしながら、ちゃんと旨い。辛いけどうまい。タイでは“辛いけど笑える”系の食事体験。

パタヤのCENTRAL MARKETで注文したエビのガパオ炒めご飯(カオパッド・クン・ガパオカイダーオ)。揚げ卵付きでボリューム満点。
プリプリのエビと揚げ卵がのったカオパッド・クン・ガパオカイダーオ。見た目は優しげだが、しっかり辛くてタイらしい一品。

マンゴー、アボカド、オレンジ、パッションフルーツなどフルーツをその場で絞ったジュースは60バーツ。ローカル屋台だと20バーツからで見かけるが、ここでは雰囲気料込みの価格と割り切ろう。

トロピカルフルーツを絞って飲める屋台の売り場。マンゴー、アボカド、オレンジ、パッションフルーツなど
色とりどりのフルーツジュースが並ぶ屋台。マンゴーやパッションフルーツなど南国らしいラインナップで、見た目も映える。

平日の夜だったため、マーケット内は比較的空いており、快適に散策できた。見上げれば高層コンドミニアムやセントラルパタヤのショッピングモールがすぐそこに見える。

セントラルパタヤ前の屋台マーケット「CENTRAL MARKET」の夜の様子。空席が多く、落ち着いた雰囲気で食事ができる。
平日夜のCENTRAL MARKET。空いていて快適な雰囲気の中、屋台グルメと夜景が楽しめるロケーション。

奥に進むと、まだ開店準備中の店舗が多数。この屋台群がオープンしたのは2025年初めごろだったと思うが、奥は現在進行形で拡張中のようだ。衣服や雑貨の店も並び始めている。

パタヤのCENTRAL MARKET奥側の準備中エリア。シャッターが閉まったブースが並び、今後の開発が進行中。
マーケット奥のエリアはまだ開店準備中の店舗が多く、今後の拡張が期待される様子。
パタヤのCENTRAL MARKET奥側に並ぶ衣料品店と雑貨店の様子。新しくオープンした店舗が少しずつ増えてきている。
マーケット奥のエリアでは衣服や雑貨の店舗が徐々にオープンし始めており、今後の発展が楽しみな雰囲気。

「こんな奥まで誰が来るんだろう…」と歩みを進めていたら、理由が判明。
なんと奥側にも出入り口があり、ソイブッカオと直結していた。

パタヤの街中で、セカンドロードとソイブッカオの行き来は意外と面倒だ。
この「CENTRAL MARKET」の抜け道は、表通りを避けたい人にも優しい新ルートである。
ちなみに近くには「Soi Myth Night」を使う通り抜けルートもあるが、賑わうバー街のど真ん中を通過する必要があるため、夜は微妙に気まずい。
それに比べれば、こちらは子連れや“静か派”にも安心の選択肢と言えるか。

新たにできたCENTRAL MARKETとソイブッカオ通りをつなぐ抜け道の様子
まだ人通りは少ないがソイブッカオと繋がる道。それにしても左の公衆電話ボックスは一体。。

  • セントラルパタヤ前の好立地
  • タイ料理中心+観光客向けの分かりやすい雰囲気
  • ソイブッカオへの抜け道が便利
  • (タイはどこでもそうだが)辛さには要注意(ちょい辛=激辛)

この場所、去年までは空き地として放置されていたが、2025年に入って新たな賑わいスポットとして生まれ変わった。食べてよし、抜けてよし、映えてよしの三拍子揃ったロケーションである。

タイトルとURLをコピーしました