今週の為替(6/2-6/6)

為替
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今週は米国雇用統計などが影響し各通貨で円安となった。夏の旅行シーズンが近づき円高を期待する旅行者が多そうだが、現状円が弱い展開となっている。

通貨名 始値 終値 傾向 週の変動率 (%) 年初来変動率 (%)
米ドル(USD) 142.72 144.87 円安 +1.50 -5.00
タイバーツ(THB) 4.38 4.44 円安 +1.37 -0.10
フィリピンペソ(PHP) 2.56 2.59 円安 +1.17 -2.50
ベトナムドン(VND) 0.0055 0.0056 円安 +1.82 -9.80
マレーシアリンギット(MYR) 33.53 34.27 円安 +2.21 -3.80
シンガポールドル(SGD) 111.04 112.35 円安 +1.18 -2.80
本データはNY終値ベースで集計された、主要通貨の対円為替変動率一覧です。

📌 米国雇用統計と円安進行の背景(2025年6月第1週)

今週の為替市場では、**主要通貨すべてが対円で上昇(=円安)**となった。その背景には、米国の5月雇用統計が市場予想を上回る結果となったことがある。これにより米ドルが買われ、日本円は幅広い通貨に対して売られる流れが強まった。

💡 雇用統計の主なポイント

  • 非農業部門雇用者数:+13.9万人(予想:+12.5万人)
  • 失業率:4.2%(前月と変わらず)
  • 平均時給:前年同月比 +3.9%

🔍 相場への影響

・アジア通貨も結果的に対円で上昇し、週を通じて「円売り」が目立つ展開に
・雇用者数は好調だが、労働市場はやや減速の兆し
・それでも米国経済の底堅さが意識され、ドル買いが進行
・日銀の政策変更が見込まれにくいこともあり、円は全面安

依然として労働市場は堅調で、FRBの年内利下げ観測がやや後退。結果として、ドルが買われて円が売られ、ドル円は円安に進行。

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