【2026年最新】ホーチミン→ニャチャン鉄道移動ガイド|予約方法・寝台・所要時間を実体験で解説

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ホーチミンからニャチャンへ。
ベトナム縦断鉄道(通称:統一鉄道)を使って移動してみた。

飛行機なら1時間ほどの距離だが、あえて鉄道を選ぶ人は多くない。
実際に乗ってみると、そこには速さではない価値があった。

本記事では、
・寝台のリアルな様子
・車内設備や快適さ
・実際にかかった時間と流れ
・到着後の市内アクセス

まで、実体験ベースで解説する。

結論から言うと、この移動は効率より体験を重視する人向けだ。
ホーチミン→ニャチャンは、飛行機・バス・鉄道の3択だが、鉄道は所要時間こそ長いものの、駅の立地が良く、Door to Doorではバスとほぼ変わらない。

移動時間は長いため疲れはあるが、それでもバスと比べると負担は軽い。

サイゴン駅ホームに停車中の列車と車両外観
サイゴン駅ホームと列車

結論|ホーチミン→ニャチャンは鉄道が最もバランス良い移動手段

ホーチミンからニャチャンへの移動手段として、鉄道は、時間・快適さ・体験のバランスが良い。
バスと比べても十分ありな移動手段である。
ホーチミン→ニャチャンのバス移動は別記事でまとめている。

飛行機と比べると時間はかかるが、鉄道は車内で自由に移動でき、景色も楽しめる。
さらに寝台を選べば横になることもでき、単なる移動ではなく体験として成立する。

実際に乗ってみると、長距離移動のストレスはバスよりも少なく、移動そのものを楽しめる余裕があった。コストも大きく変わらないため、快適さと体験のバランスで見ると鉄道に分がある。

一方で、時間を最優先するなら飛行機が最適だ。
カムラン空港までは1時間程度で移動できるため、急ぎの旅行であれば飛行機でいいだろう。

つまり、時間重視なら飛行機、体験と快適さなら鉄道というのがこのルートの結論である。

なお、鉄道は乗車時間こそ長いが、駅の立地が良いため、Door to Doorではバスとさほど変わらないというのが実際の感想だ。

ホーチミン→ニャチャン鉄道の所要時間・料金・本数

ホーチミンからニャチャンは約400kmの距離で、ベトナム縦断鉄道(南北線)で移動できる。
所要時間は列車によって異なるが、おおよそ7〜10時間程度。

料金は座席・寝台の種類によって変わるが、
ソフトシートで300,000〜500,000VND、寝台の場合は500,000〜1,000,000VNDが目安となる。

なお、12Goなどの予約サイトを利用する場合は、手数料込みでこれよりやや高くなることがある。

1日に6〜8本ほど運行されており、時間帯も分散しているため、昼行・夜行ともにスケジュールに合わせて選びやすい。特に夜行便の寝台は人気が高く、週末は早めに売り切れる。

予約方法|旅行者は12Goが最も確実

ホーチミンからニャチャンへの鉄道は、公式サイト・アプリ・駅窓口など複数の方法で購入できる。
ただし結論から言うと、旅行者は12Goを使うのが最も確実である。

① 12Go(推奨)

最も簡単なのが、12Goなどの予約サイトを利用する方法。
英語・日本語対応で、クレジットカード決済も問題なく利用できるため、海外旅行者でも迷うことなく予約できる。

座席の空き状況や列車の種類も一覧で確認でき、初めてでも扱いやすい。
多少の手数料は上乗せされるが、手間やトラブルを考えると十分に許容できる範囲だ。
👉 12Goで空席状況を確認する

② 公式サイト・アプリ(Ve tau)

ベトナム鉄道の公式サイトやアプリ、Ve tauからも予約は可能だが、旅行者にとってはややハードルが高い。

実際に試したところ、支払いシステム(Payoo)登録の段階でベトナム国内の電話番号が必要になり、途中で断念した。

また、支払い方法もベトナム国内向けのサービスが中心で、外国発行のクレジットカードでは決済できない場合がある。うまくやれば利用できるかもしれないが、安定して使えるとは言い難く、基本的にはおすすめしない。

③ 駅窓口

サイゴン駅の窓口でもチケットは購入できる。
当日でも購入できた一方で、満席のリスクや、言語面でのハードルはある。稼働しているチケット販売窓口は一つ、事前購入者が多いので混んではいないが、スタッフと簡単な英語でやり取りする必要がある。

スケジュールに余裕がある場合や、現地で直接購入したい場合には選択肢になるが、事前予約と比べると不安定な方法である。

予約の手間や確実性を考えると、旅行者は最初から12Goを使うのが確実だ。

ホーチミンからニャチャン行き鉄道チケット(ソフトシート・333000VND)
実際に窓口で購入した乗車券。ソフトシートで約333,000VND

サイゴン駅への行き方|中心部からのアクセス方法

ホーチミンの出発駅はサイゴン駅(Saigon Railway Station)。
中心部(1区)からは車で約10〜20分ほどの距離にある。

アクセスはタクシーや配車アプリ(Grab)が便利で、料金は時間帯にもよるが50,000〜100,000VND前後。節約派であれば市バス156番でホーチミンメトロベンタイン駅付近から5,000VNDでアクセス可能。

サイゴン駅周辺は観光地というよりローカルエリアで、飲食店や屋台が並ぶ落ち着いた雰囲気だ。

サイゴン駅(Ga Sai Gon)の外観と入口
サイゴン駅
サイゴン駅前のバス停と周辺の様子
駅前には156番が停まるバス停もあり

構内には待合スペースや売店もあり、出発前の時間も問題なく過ごせる。

サイゴン駅の待合スペースと売店・軽食ショップの様子
駅構内には売店や軽食もあり
サイゴン駅のチケット売り場(PHÒNG VÉ)窓口の様子
窓口購入も可能

乗車〜出発の流れ|サイゴン駅での実際の様子

出発時間が近づくと、ホームへの案内が始まる。遅くとも出発の30分前には着いておこう。
サイゴン駅は日本のような自動改札ではなく、チケットを確認しながらホームへ入るスタイル。

サイゴン駅構内の改札の様子とHighlands Coffee店舗
人によるチケット確認で並ぶ
サイゴン駅ホーム入口と乗車案内エリアの様子
案内表示に従って進む

ホームに入ると、すでに列車が停車しており、乗客がそれぞれの車両に向かって乗り込んでいく。

車両番号はホームに表示されているため、自分のチケットに記載された号車を探して乗車する。

ホーチミンのサイゴン駅ホームに停車するニャチャン行き列車と乗車前の様子
サイゴン駅のホーム
ベトナム鉄道の乗降口と段差のあるステップ
乗降口は段差あり。大きな荷物は注意

車内の様子(ソフトシート)|座席・設備・快適さ

日中に移動するのであれば、昼行便のソフトシートは十分おすすめできる。
座席はリクライニング付きで、4列シートのバスよりもゆとりがある。

ベトナム鉄道ソフトシート車両の車内の様子(乗客あり)
ベトナム鉄道ソフトシートの座席とリクライニング

車内は冷房が効いており、年季は感じるものの最低限の清潔さは保たれている。
コンセントもあり、スマホの充電もできる。

ベトナム鉄道車内のコンセントと窓際座席
座席横にコンセントあり

鉄道の大きなメリットは、車内を自由に移動できること。
トイレに行ったり、通路を歩いたりできるため、同じ姿勢が続くバスと比べると体への負担は軽い。

また、車内販売もあり、軽食や飲み物の購入も可能。
長時間移動でも困ることはない。

ベトナム鉄道の車内販売ワゴンと軽食・飲み物
車内販売カート
ベトナム列車内で食べるバインミー
シンプルなバインミー。2つで30,000ドン

そして何より、車窓の景色が良い。
都市部を抜けると一気にローカルな風景に変わり、移動そのものが旅の一部になる。

ベトナム鉄道の車窓から見た田園と山の風景
都市を抜けると一気にローカルな風景に変わる

トイレや水回りは年季が入っており、日本人の感覚では快適とは言い難い。
長時間移動になるため、事前に済ませておくか、最低限の準備はしておいた方がいい。

ベトナム鉄道車内トイレの様子(簡易設備)
トイレはかなり簡易的
ベトナム鉄道車内の洗面台と水回り設備
車内の洗面台

👉昼移動ならソフトシートで十分。コスパはかなり良い

なお、車内でペットを連れている乗客も見かけた。掲示を見る限り公式に明確なルールはなく、基本的にはグレーと考えた方がいい。

ベトナムの列車内で座席に座る犬

なお、乗車が夜間の場合は、寝台がおすすめとなる。

車内の様子(寝台)|相部屋の実態と快適性

長時間の移動になるため、寝台を選ぶ価値は高い。
特に夜行便であれば、景色も見えないため、素直に寝台がおすすめだ。

ベトナム鉄道の寝台車両2段ベッドの様子

寝台は上下に分かれたベッド構造で、横になって移動できるのが最大のメリット。
座席と比べると体への負担は大きく軽減される。

ベトナム鉄道寝台車の上段と下段ベッドの様子

ただし、日本のサンライズやタイの寝台列車と比べると、快適さは劣る。
ベトナム鉄道の寝台は基本的に相部屋で、カーテンなどで仕切られた独立スペースにはなっていない。そのため、他の乗客と同じ空間で過ごすことになり、プライバシーはほとんどない。

例えばタイ国鉄の寝台列車であれば、カーテンで区切られた半個室のような空間になっており、
下段であれば窓も一人で使える構造になっている。

それと比べると、ベトナムの寝台はかなりオープンな作りで、この点は事前に理解しておいた方がいい。

ベトナム鉄道寝台車の通路と窓からの田園風景
寝台列車の通路からも景色が見える

また、上段はやや圧迫感があり、快適さを求めるなら少し高くなるが下段の方が良い。

寝台は複数人でまとめて予約した方がいい。
別々に予約すると、同じ区画にならず他の乗客と混在する可能性がある。

2人までで利用する場合は「VIP Cabin」を選ぶことで、部屋を占有できる(実質個室)という選択肢もある。価格は上がるが、プライバシーや快適さを重視するなら検討する価値はある。

👉2人以上ならまとめて予約、余裕があればVIP Cabinもあり

メリット・デメリット

ここまで実際に乗って感じたポイントを整理しておく。

メリット

まず大きいのは、車内で自由に動けること。
長時間でも同じ姿勢が続かず、バスと比べると明らかに楽だった。

また、車窓の景色も印象的で、都市部を抜けるとローカルな風景が続く。
移動そのものが単なる移動ではなく、旅の一部になる。

さらに、寝台を選べば横になれるため、長距離移動でもしっかり休める。

デメリット

一方で、快適さには限界がある。
トイレなどの設備は年季があり、日本人の感覚では正直きつい。
また、寝台は相部屋のため、プライバシーはほとんどない。

さらに、乗車時間自体は長く、時間効率を重視するなら不利になる。

ベトナム鉄道の走行速度73km
車内表示では時速70km前後。速さよりも、ゆったり進む移動

👉快適さと体験のバランスは良いが、完璧ではない

ニャチャン駅から市内への行き方|アクセスと料金目安

ニャチャン駅ホームを歩く乗客と列車
降車後はそのままホームを歩いて出口へ

ニャチャン駅に到着後は、そのまま市内中心部へ移動することになる。
駅は空港や長距離バスターミナルと異なり市内中心部近くにあり、アクセスしやすい。

ニャチャン駅の外観と入口
ニャチャン駅
ニャチャン駅前の道路と交通の様子
駅前は落ち着いた雰囲気

主な移動手段はタクシーか配車アプリ(Grab、Xanh SM ※ベトナムの電動タクシー)。
料金はエリアにもよるが、約1.5kmのビーチまでは50,000VND程度。

ニャチャン駅前のタクシー乗り場と配車エリア
Grab、Xanh SMも問題なく呼べる

荷物が少なければ徒歩で移動できる範囲でもあり、Door to Doorで見ると、鉄道は駅の立地が良く、市内移動まで含めると使いやすい移動手段だ。

バス・飛行機との比較|どれを選ぶべきか

ホーチミンからニャチャンへの移動は、鉄道・バス・飛行機の3択。

時間重視なら飛行機、
価格重視ならバス(ホーチミン→ニャチャンのバス移動まとめ)がおすすめで、
体験と快適さのバランスなら鉄道という位置づけになる。

空席状況や料金は日によって変わるため、事前に確認しておくと安心。
👉 12Goで空席状況・料金を確認できる

まとめ|ホーチミン→ニャチャン鉄道

ホーチミンからニャチャンへの鉄道移動は、速さではなく、移動そのものを楽しむための選択肢である。

実際に利用してみると、車内の雰囲気や景色、寝台での時間など、他の移動手段では得られない体験があった。日本では乗る機会がかなり減ってしまった夜行列車にもベトナムなら気軽に乗ることができる。

時間に余裕があるなら、単なる移動ではなく、旅の一部として一度は選んでいい移動手段だ。

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