マニラの日本人への犯罪が増えている件(現地散策してみた)

マニラのBGCのハイストリートの画像 フィリピン
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ここ半年ほどフィリピン・マニラで日本人への強盗事件が多発している。ニュースで見る限り、マカティで多くの被害が発生している。元々治安が悪いとされるマラテあたりならそいった被害がありそうだし、あまり騒ぎにならないかもしれないが、安全なイメージのあるマカティだったら駐在員やその帯同家族に影響がありそうで不安視されることだろう。

更に驚いたのは特に治安がよいとされているBGCにおいても強盗事件が発生しているという件。BGCの中でも9th Avenueと中心エリア、且つ時間も昼過ぎということで、至って普通の時間。観光客は安心して歩けるだろうし、人通りだって十分な通りだ。
マニラ首都圏で邦人を狙った強盗事件が発生、BGC地区でも安全神話が揺らぐ|グローバルニュースアジア -Global News Asia-

事件が増えている件についてはYoutuberなどがそれぞれ原因を考察しているが、正確なところは発表されていない。間違いなく言えることは事が落ち着くまで防犯意識を高め、危険な状況を最大限避けなければならないということ。

今回マニラに1週間ほど滞在したので現在の街並みを見て回っていた。まずBGC
Bonifacio high street。歩行者エリアということもあり安全、観光客がたくさん。正直全く危険な感じはない。通りだけで言えば日本より安全ではなかろうか、という程。

BGCのボニファシオハイストリートの画像

UPTOWN Mall。ここは初めて来たがここまで栄えていたのは知らなかった。通りもキレイで歩きやすく、散策していて非常に楽しい。三越も近くにあり、ここに来れば何でも揃うといった感じ。
この近辺でフィリピン人の身なりが少し怪しい人から道を尋ねられた。私はどうみても現地人ではないので通常まず道を聞く対象にはならない。直ちに接触を避けたが、昼、且つ人通りが多い場所なので身の危険を感じるという程ではなかった。

ビジネス街にあるTrack 30th公園。日比谷公園を歩いている気分だ。

中々確定的なことは言えないが個人的には昼のBGCなら気を付ける分には特別危ないということなさいと感じた。

マカティについてもグリーンベルトやグロリエッタは言わずもがな、ビジネス街も昼に歩く分には特に危険は感じない。BGCと比べるとやや街並みに年季が入っているな、とは思った程度。

マニラのマカティのビジネス街

グリーンベルトの中庭(?)エリアまではアヤラ駅から徒歩で一度も地上階に下りずに接続しており、まさに都会のオアシス。もちろんここで治安上の不安は感じない。

マニラ、マカティのgreenbeltの庭園

一方、マカティ通り(Makati ave)の北側、ブルゴス通り(Burgos st)付近まで来ると様相が変わってくる。昼はさすがに大丈夫そうだが、夜になると街灯で十分に照らされないエリアがあるし、少し路地に入れば真っ暗だ。ブルゴス自体バーがある歓楽街ではあるが、全エリアが明るい通りというわけではない。

今回の滞在先は、マカティ通り北側の路地にある格安ホテル「Gomez House」。ホテル自体には特に問題はなく、設備もサービスも価格相応であった。ただし、立地にやや難点があった。周囲は細い路地に囲まれており、夜になるとかなり暗く、人通りも少ない。こうした環境には、タイやベトナムではあまり感じなかった独特の緊張感があった。

夜(と言っても午後7時頃)にセブンイレブンへ買い出しに出た際、店の出口付近でレディーボーイに声をかけられた。どうやら、購入した商品を少し分けてほしいという意図だったようだ。当然ながら、そのつもりはなく、その場を離れようとしたところ、突然ショルダーバッグを掴まれた。予想外の行動に驚き、とっさに走って逃げ出した。すると、レディーボーイも後を追って走ってきた。

幸いにも周囲には人通りがあり、ある程度距離を取ったところで相手は追うのを諦めたようであった。実害はなかったものの、不意の出来事にかなり動揺した。近年の治安に関する報道を見聞きしていたこともあり、多少の警戒心は持っていたが、実際にこうした体験をすると、あらためて慎重な行動の重要性を痛感する。あとやはりショルダーバッグはターゲットにされやすい。

全体的にみて、昼に安全なエリアで行動する分にはリスク少なく過ごすことができると感じた。昨今の状況をみて政府が改善に着手していってほしいと切に願う。最後に被害にあわないためのポイントを書いておく。

・夜間の徒歩は極力控える
・安全な移動手段としてGrabなどオンライン配車アプリ利用を推奨
・バッグは車道と反対側で持つ、または前に抱える
・複数人で行動することが有効
・いざという時は抵抗せず命優先で対応

さらに細かいポイントは外務省海外安全ホームページに記載がある。
海外安全ホームページ: スポット情報詳細

私自身かなり歩き回ったがほぼ昼間。昼も被害があるので確実ではないが、特に夜間の移動は気を付けるべきだろう。

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