マニラからパンパンガ州クラークへのバス移動は以前かなり面倒な行程を経る必要があった。クラーク空港へは日本からも直行便が出ているが概してマニラ行きより高く、一旦マニラに行くルートをとる人が多かった。P2Pバスの登場により快適性が格段に上がったと言えるだろう。途中下車することで歓楽街として有名なアンヘレス(SMクラーク)で下車することも可能だ。
P2Pバスの乗り方と乗り場案内(NAIAターミナル3)
バス乗り場はターミナル3から出ている。ターミナル3は主にセブパシフィック航空が利用しているのでセブパシフィック利用者に便利。もし他のターミナルに到着した場合はターミナル3までシャトルバスがあるので利用して移動しよう。アライバルから出て右側に進む。Bay11あたりの道路側を進むとP2Pバスの出発地点がある。

2025年5月現在バスのスケジュールはこちら。24時間大体1~2時間置きに出発しており、最終便や朝一の便を気にしなくてもよい。便利。

バスの前に表示されている「CLARK」を確認してバスに乗り込もう。

バス車内の様子と支払い方法
チケット販売は乗る前でなく、出発してから集金が来る。フィリピンではごく普通であるが日本の感覚だと少し慣れない。今回はSMクラークまでの乗車で430ペソ(約1,100円。2025年5月時点)。他の情報ではもう少し安かったので値上げがあったと思われる。順番としては①行き先を告げる②バスの中で暗号のようなチケットを渡される③再度集金者が来るので運賃を支払う、となる。なお、支払いは現金のみ。お釣りはもらえるが小額紙幣がベター。

バスは快適でUSB充電が利用できた。長距離移動中には非常に助かる。※バスの車両によってはUSB自体接続できないものもあるので注意。

SMクラーク・アンヘレスでの下車と所要時間
今回は月曜日の午前7時発に乗車。車内もガラガラで快適、道路も空いており1時間40分でSMクラークまで到着した。夕方や曜日によっては渋滞に巻き込まれてもっと遅れるので飛行機の搭乗予定がある場合は余裕をもっておこう。下の画像はSMクラーク到着場所。SMクラークの正面。

逆にクラークからマニラに移動する際も同じように移動可能。以下時刻表だが、行き先はマニラの空港だけではなくマニラ北部のケソンエリア行きもあるので間違えないよう注意しよう。

マニラ〜クラーク間の移動は昔とどう変わった?
だいぶ前だがフィリピンに住んでいた際はこの移動にあたってはマニラでバス出発地までタクシー、ダウ(DAU)バスターミナルからジプニーかトライシクルを捕まえ移動と、特に大きな荷物を持っている場合管理が厄介、且つドライバーと交渉など面倒であった。もちろんタクシーでも移動ができるが円安が進む昨今金がかかる。現時点ではP2Pバスがベストな選択肢で間違いない。
P2Pバスのよくある質問【まとめ】
マニラからクラーク、アンヘレス方面への移動が格段に便利になったP2Pバスであるが、初めて利用する者にとっては不明点や不安も残るだろう。
以下に、実体験をもとによくある疑問点をQ&A形式で簡潔に整理した。要点だけを押さえたい場合は、本項を確認するだけでも十分。
Q1. どこから乗れるの?
NAIAターミナル3のBay11付近が乗り場。他ターミナル着ならシャトル移動かタクシーが必要。
Q2. 支払いはどうする?
乗車後に車内で現金払い。430ペソ(2025年5月時点)。小銭を用意しておくと安心。
Q3. USB充電は使える?
いくつかの車両にありましたが、すべてではない。モバイルバッテリー持参が無難。
Q4. 渋滞はある?
夕方や週末は大きく遅れることも。クラークで飛行機に乗る場合は早めの出発を。
逆ルート(クラーク→マニラのNAIA空港)の情報はこちら(【体験記】SMクラーク→NAIA空港へ|P2Pバスの乗り方・所要時間・注意点まとめ | 東南アジア生活手帖)