スリランカを訪れる多くの旅行者が目指す世界遺産「シギリヤロック(Sigiriya Rock)」。本記事では、実際に2025年3月に登頂した体験をもとに、アクセス方法・入場料・登山ルート・所要時間・注意点などを詳しく紹介する。特にトイレ事情や混雑時間帯など、事前に知っておくと便利な情報も網羅しているため、旅行の参考にしていただきたい。
シギリヤロックとは?(簡単な解説)
シギリヤロックはスリランカ中部に位置する巨大な岩山で、5世紀に建てられた王宮跡を含む世界遺産である。巨大な岩の上に築かれた要塞と宮殿跡、そして頂上からのパノラマビューが特徴で、毎年多くの観光客が訪れている。
アクセスと公園の入場について
町からの移動手段
シギリヤの町からロックまではやや距離があり、徒歩では現実的ではない。通常はトゥクトゥクを利用し、料金は約1,300スリランカルピー(約650円程度)が相場である。
チケット料金・入口
公園の入口から徒歩数分の場所に外国人用のチケットブースがあり、入場料は35米ドル(約5,000円)。購入後、シギリヤロックに向かって園内を直進する。

トイレ事情
シギリヤロックに登り始めると、途中にトイレは存在しない。入口近くにあるが、道が悪くやや距離があるため、事前に済ませておくことを強く推奨する。

登頂ルートと注意点
登山の所要時間と足場
登頂は整備された鉄階段を使うため、登山スキルは不要。所要時間はおよそ20分程度。
ただし途中、絶壁に沿った階段が続く箇所があり、高所が苦手な方にはややスリルを感じる場面がある。
恐怖感についての主観
個人差はあるが、「怖くない」と感じる人もいれば、「怖かった」と言う人も多く、高所が本当に苦手な場合は覚悟しておく必要がある。ただし、落下の危険性が高いような道ではなく、安全対策は施されている。
頂上からの景色と見どころ
シギリヤロックの構造的な特殊性に惹かれるが、岩山の頂上では、かつての王宮跡が一部残っており、360度の開放的な景観を楽しめる。
歴史的な背景は各種資料にあるので書かないが、守りを固めるにあたって適していたというのがよく理解できる。360度の景色が圧巻なので、youtube等の動画の方が伝わりやすいかもしれない。頂上エリアは広いが散策ポイントは多くなく、30分もあれば一通り見て回ることができる。

下山後の流れ・お土産情報
下山後は、入口付近に土産物店エリアがあり、飲み物・民芸品・Tシャツなどが販売されている。トゥクトゥクが多数待機しており、町までの帰路も問題ない。
ベストな登頂時間帯と混雑状況
今回は夕方17時ごろに入場し、17時30分ごろに頂上に到達した。
朝の時間帯(日の出前後)は特に混雑しやすいとのことで、観光客が集中する傾向がある。
夕方は比較的空いており、日没の景色も楽しめるため、混雑を避けたい方におすすめである。
ただし、遅すぎると入場締切時間に間に合わないリスクがあるため注意が必要。
また、日中は気温が非常に高くなるため、昼間の登頂は避けた方が良い。
まとめ:初心者でも安心して楽しめるシギリヤ登頂
- 階段が整備されており、登山初心者でも問題なし
- 高所が苦手な方は覚悟を持って挑もう
- トイレや水分補給は事前に済ませるのがベスト
- 夕方登頂は空いていて景色もおすすめ