【写真で迷わない】スワンナプーム空港から市内への行き方|最適ルート早見表

この記事は約11分で読めます。

スワンナプーム空港(Suvarnabhumi Airport)からバンコク市内へ向かうルートは複数あるが、選び方を間違えると遠回りになる。到着時間や行き先によって、最短ルートと分かりやすいルートが食い違う空港だ。

この記事では、スワンナプーム空港内の実際の動線や乗り換えポイントを、現地で撮影した写真をもとに整理する。
「パヤタイで降りるか、マッカサンで降りるか」「深夜は何が現実的か」といった判断に迷わないことを目的にしている。

結論だけを先に知りたい人は、記事後半の市内アクセス早見表を確認してほしい。

スワンナプーム空港の全体像や、ターミナル構造・施設配置については、スワンナプーム空港ガイド記事で全体を整理している。初めて利用する場合は、あわせて目を通しておくと動線が把握できる。

結論:目的別おすすめアクセス早見表

スワンナプーム空港から市内へは、「速さ」や「安さ」だけでは決めにくい。
どの路線に乗り継ぎたいかを基準にすると、選択がシンプルになる。

目的地・条件おすすめルート補足
初めてのバンコク/迷いたくないARL → パヤタイ → BTS終点下車で分かりやすい
アソーク周辺が目的地ARL → マッカサン → MRTスクンビット駅まで1駅、最短
スクンビット方面(楽さ重視)ARL → パヤタイ → BTS乗り換えが単純
シーロム方面ARL → マッカサン → MRTMRTで直行できる
カオサン通り周辺空港バス S1系統乗り換えなし(日中のみ)
荷物が多い/深夜・早朝タクシー or Grab(1階)時間帯を選ばない

※スクンビット方面は、最短ルートと分かりやすさで選択が分かれるので本文で詳しく解説します。

エアポートレールリンク(ARL)で市内へ行く

スワンナプーム空港のエアポートレールリンクホーム。市内方面行き列車
エアポートレールリンクのホーム。市内方面へ直結する。

エアポートレールリンク(Airport Rail Link)は、スワンナプーム空港とバンコク市内を結ぶ空港直結の鉄道。ドンムアン空港より鉄道でのアクセスは容易になっている。

空港ターミナルの地下1階から乗車でき、渋滞の影響を受けずに市内へ向かえるのが最大の特徴だ。
特に夕方のラッシュ時間帯では、タクシーより所要時間が安定する。

スワンナプーム空港のエアポートレールリンク入口案内表示
エアポートレールリンク(City Line)入口。
スワンナプーム空港エアポートレールリンクの改札。クレジットカードのタッチ決済対応案内
クレジットカードのタッチ決済が利用可能で混雑を回避できる。

スワンナプーム空港から乗る場合、実質的な下車候補は次の2駅になる。

  • 市内中心部やBTS方面に向かうなら:パヤタイ駅
  • MRTへの乗り換えを考えるなら:マッカサン駅

運賃はマッカサン駅まで35バーツ、パヤタイ駅まで45バーツ。所要時間はマッカサン約22分、パヤタイ約25分。どちらの駅で降りるかによって、その後の移動のしやすさが変わる。

エアポートレールリンク車内の様子。青い座席と広い通路
エアポートレールリンクの車内。空港発は基本混むがマッカサンを過ぎれば空く。

ARLは日中到着で、BTSやMRTへの乗り継ぎを前提とする場合に向いている。
一方で、荷物が多い場合や深夜・早朝の到着では、タクシーやGrabの方が現実的だ。エアポートレールリンクは、早朝5時台から深夜24時前後まで運行している。

パヤタイ下車|分かりやすさ重視

パヤタイ駅でエアポートレールリンクからBTSへ乗り換える通路
パヤタイ駅では地上階に降りずにそのままBTSスクンビット線に乗り換えできる。

エアポートレールリンクで市内へ向かう場合、最も分かりやすい下車駅がパヤタイ駅(Phaya Thai)である。

パヤタイ駅はARLの終点で、改札を出るとそのまま BTS に乗り換えできる。
空港から初めて市内へ出る場合でも、動線は一本道で迷わないだろう。

パヤタイ駅構内にあるBTSスクンビット線・シーロム線への乗り換え案内
パヤタイ駅構内のBTS乗り換え案内。スクンビット線・シーロム線の両方に対応。

パヤタイからBTSに乗ると、2駅でサイアム駅に到達する。ここはスクンビット線とシーロム線が交差する交通拠点で、市内各方面へ分岐できる。そこから南東方向へ進めば、プロンポンやトンローなどのスクンビット方面へ、乗り換えなしで移動できる。

アソーク周辺が目的地の場合、距離だけを見ればマッカサン経由の方が短い。
ただし、終点下車でそのままBTSに乗り換えられる点を考えると、分かりやすさを優先するならパヤタイ経由で十分である。

マッカサン下車|最短ルート重視

エアポートレールリンクのマッカサン駅ホーム。空港方面から到着した乗客が降車する様子
ARLマッカサン駅のホーム。MRTペッチャブリー駅への徒歩乗り換えが可能。

エアポートレールリンクで市内へ向かう場合、移動効率を重視するならマッカサン駅(Makkasan)下車が最短になる。マッカサン駅はARLとMRTを徒歩で接続できる乗り換え拠点で、空港から市内各方面へ無駄なく移動できる。

マッカサン連絡通路にあるMRTペッチャブリー駅方面の案内表示
案内表示に従って進めばMRTペッチャブリー駅へ到達できる。

マッカサンで下車し、連絡通路を通ってMRTペッチャブリー(Phechaburi)駅へ向かう。

マッカサン駅とMRTペッチャブリー駅を結ぶ高架スカイウォーク
マッカサン駅とMRTはスカイウォークで接続されている。
MRTペッチャブリー駅の地上出入口。Metro Mall入口と階段
MRTペッチャブリー駅の地上出入口。MRTから改札までは5分程度。

ここから1駅でスクンビット駅に到着し、BTSアソーク駅と直結する。アソーク周辺が目的地であれば、このルートが距離・時間ともに最短だ。

また、MRTを使えばシーロム方面へも乗り換えなしで進める。ルンピニー公園、タニヤなどビジネス街やホテルが集まるエリアに向かう場合、パヤタイ経由よりも移動が素直だ。

一方で、マッカサン経由は徒歩移動と乗り換えが発生する。連絡通路は整備されているが、大型スーツケースがある場合や空港到着直後で疲れている場合には、手間に感じることもある。最短動線を取るか、移動の分かりやすさを取るかで判断が分かれるポイントだ。

結論として、アソークやシーロムを含むMRT沿線が目的地なら、マッカサン駅下車が最も合理的な選択になる。

タクシー・Grabで市内へ行く(最速・深夜対応)

スワンナプーム空港でタクシーやGrabを使う場合、出発点は空港ターミナルの1階になる。到着階は2階のため、到着後に1フロア下へ降りる必要があるが、構造自体は単純で大きく迷うことはない。

通常タクシー(メーター制)

スワンナプーム空港の一般タクシー乗り場。メーター制タクシーが並ぶ
スワンナプーム空港の一般タクシーはメーター制で利用できる。

1階に降り屋外に出ると、整理券方式の通常タクシー乗り場がある。案内表示に従って進めば、車種(通常/大型)を選んで順番に乗車する流れだ。

スワンナプーム空港のタクシー乗り場入口。通常タクシーと大型タクシーの分岐表示
タクシー乗り場入口。荷物量に応じて車種を選択できる。

料金はメーター制で、市内中心部までの目安は以下になる。

  • 市内中心部(スクンビット・シーロム周辺):おおよそ300〜400バーツ前後
  • 所要時間:渋滞がなければ30〜45分程度、夕方以降は1時間超も珍しくない

これに加えて、空港利用料として一律50バーツが加算される。

スワンナプーム空港のタクシー荷物追加料金に関する案内掲示
大型荷物や個数が多い場合は追加料金が発生する。
スワンナプーム空港の公共タクシー利用案内。初乗り料金と注意事項の掲示
公共タクシー利用時の注意事項と料金案内。初乗り35バーツ。

また、写真にもある通り、スーツケースなどの大型荷物がある場合は、1個あたり20バーツの荷物追加料金がかかる。高速道路を使う場合は、高速代(toll)を別途支払う。金額は利用するルートや通過する料金所の数によって異なるが、目安としては25〜70バーツ程度。

時間帯によっては待ち列が伸びることがある。

Grab(配車アプリ)

スワンナプーム空港到着階1階の出口4付近の様子
グラブなら1階4番出口から屋外に出る。
スワンナプーム空港到着階からGrab乗車エリアへ向かう通路の様子
到着階からGrab乗車エリアへ向かう動線。横断歩道を渡っていく。

Grabを使う場合も出発フロアは1階になるが、通常タクシーとは動線が異なる。写真で分かる通り、1階の4番ゲートから外に出て、正面の横断歩道を渡った先にGrabのピックアップエリア案内がある。ここは初見だとやや分かりにくく、案内表示を見落とすと行き過ぎてしまう。

スワンナプーム空港1階のGrab(配車アプリ)ピックアップエリア。到着後に利用する配車乗り場の様子
Grabのピックアップエリア。タクシー乗り場とは場所が異なる。
スワンナプーム空港のGrabピックアップエリア。到着階Cゾーン付近で配車待ちをする利用者
A~Dブロックに分かれており時間帯によって待ち時間が発生する。

料金はアプリ上で確定するため、交渉や追加料金の心配はない。市内中心部までの価格帯は、時間帯や需要によって変動するが、目安としては以下。

  • 市内中心部:おおよそ350〜400バーツ前後
  • 所要時間:タクシーと同様、交通状況次第

注意点は、需要が集中する時間帯には配車が成立しにくいこと、成立しても車両到着まで待つケースがあることだ。写真にあるように、待機している利用者が多い時間帯では、この待ち時間が読みにくい。

タクシーとGrabの現実的な使い分け

  • 荷物が多い、人数が多い、深夜・早朝に到着:タクシー、またはGrabが最適
  • 料金を事前に確定させたい:Grab
  • とにかく早く乗りたい:通常タクシー(列が短い時間帯)

所要時間だけを見れば、通常はタクシーやGrabの方が早い。ただし、夕方の渋滞時間帯は、結果的にエアポートレールリンクの方が早く到着することもある。

カオサン方面へ行く方法(S1バス/リムジンバス)

スワンナプーム空港からカオサン通り(Khao San Road)方面へは、鉄道では直結できない。そのためバス移動は現実的な選択肢になる。

S1バス(空港公式路線)

スワンナプーム空港発S1エクスプレスバスの路線図。カオサン通り・サナムルアン方面行き
カオサン通り方面へ直行する。

S1バスは、スワンナプーム空港とカオサン通り周辺を結ぶ空港公式の公共バスである。
運賃は60バーツと安く、バックパッカーや長期滞在者には定番のルートだ。

乗り場は1階(到着階の下)から屋外出てすぐにあり、空港内の案内表示に従えば問題ない。
車内はローカルバスに近く、荷物置き場や座席の快適さは低めである。

スワンナプーム空港のS1エクスプレスバス待合エリア。ベンチで乗車待ちをする旅行者
S1エクスプレスバスの待合スペース。
スワンナプーム空港S1エクスプレスバスの停留所案内。運行時間と料金表示
S1エクスプレスバスの停留所案内。運行時間は日中のみ。

一方で、S1バスは時間帯の制約がある点も押さえておきたい。

運行時間と運行間隔

S1バスは24時間運行ではない。空港の公式案内では、運行時間は6:00〜20:00とされており、深夜の到着では利用できない。

運行間隔は一定ではなく、目安は20〜30分程度。到着直後に来ればスムーズだが、タイミング次第では待ち時間が発生する。このため、夜遅い到着や、移動時間を優先したい場合は、タクシーやGrabを選ぶ方がよい。

一方、日中到着でカオサン方面に安く移動したいなら、S1バスは分かりやすく使える。
渋滞がなければ所要時間は1時間前後、夕方以降はそれ以上かかることもある。

価格重視で、待ち時間を許容できるなら、S1バスは合理的な選択肢である。

リムジンバス(180バーツ)

スワンナプーム空港1階8番出口付近のカオサン通り行きリムジンバス(LimoBus)乗車ブース
スワンナプーム空港1階8番出口付近にあるカオサン通り行きリムジンバス(LimoBus)のカウンター案内

S1バスとは別に、1階8番出口付近には「Airport Express LimoBus」と案内されたリムジンバスのカウンターもある。運賃は180バーツと割高だが、空港発の直行型バスとして案内されている。

掲示ではカオサン通り、シーロム、サイアムといった主要エリアへの直行をうたっており、明らかに観光客向けの位置づけだ。車両は大型で、座席や荷物スペースに余裕があり、S1バスと比べると車内環境は良い。

一方で、料金はS1バスの3倍になる。所要時間は交通状況に左右され、時間短縮が保証されるわけではないため、価格よりも快適さを重視したい人向けの選択肢と考えると分かりやすい。

S1バスやエアポートレールリンクについては、スワンナプーム空港公式サイトのアクセス案内にも掲載されている。

なお、市内に入らずそのまま地方へ向かう人もいる。
パタヤ方面などは、スワンナプーム空港からパタヤ行きの直行バスを使う方が、バンコク経由より合理的だ。

スワンナプーム空港の長距離バスチケットカウンター。パタヤ・ホアヒン行き
空港からパタヤやホアヒンへ向かう長距離バスのチケット売り場。

深夜・早朝到着時の現実的な選択肢

スワンナプーム空港に深夜や早朝に到着した場合、市内アクセスの選択肢は限られる。エアポートレールリンクは終日運行ではなく、この時間帯は利用できない。そのため、実質的な移動手段はタクシーかGrabになる。深夜は道路が空いていることが多く、市内中心部まで30分前後で到着するケースもある。

一方、S1バスは日中のみの運行で、深夜・早朝は利用できない。リムジンバスについても運行時間が限られており、この時間帯は当てにしない方がよい。

到着が極端に早い時間帯で、市内のホテルに入れない場合は、無理に移動せず空港内で時間を調整するという選択肢もある。スワンナプーム空港は24時間稼働しており、実際にスワンナプーム空港で空港泊をした場合の過ごし方や注意点を知っておくと、深夜到着時の判断がかなり楽になる。

スワンナプーム空港からドンムアン空港へ行く場合

スワンナプーム空港からドンムアン空港へ移動するケースは、市内アクセスとは少し性質が異なり、国内線やLCCへの乗り継ぎになる。

移動手段はいくつかあるが、選択肢は時間帯によって大きく変わる。日中であれば、空港間を結ぶ無料シャトルバスが使える。一方、深夜はシャトルバスが運行していないため、タクシーやGrabが選択肢になる。

スワンナプーム空港のドンムアン空港行き無料シャトルバス案内看板
ドンムアン空港行き無料シャトルバスの案内表示。乗り継ぎ客専用。

鉄道とバスを乗り継ぐルートも存在するが、荷物が多い場合や初めての利用では難易度が高い。空港間移動は「安さ」よりも「確実に着くこと」を優先した方が失敗しない。

スワンナプーム空港からドンムアン空港へ移動については、シャトルバスの乗り場・所要時間含め空港間移動を実際に使った体験ベースの記事で詳しく整理している。乗り継ぎが必要な場合は、事前に確認しておくと安心だ。

なお、スワンナプーム空港は市内への出発点であるだけでなく、地方都市からの到着拠点として使われるケースも多い。特にパタヤ方面から空港へ直接アクセスする移動は利用者が多く、実際のルートや所要時間は別記事で整理している。

まとめ|スワンナプーム空港からの移動はここまで分かれば十分

日中到着で渋滞を避けたい場合は、エアポートレールリンクが安定する。パヤタイは分かりやすさ重視、マッカサンは移動効率重視と考えればよい。一方、タクシーやGrabは基本的に最速の移動手段であり、荷物が多い場合や深夜・早朝の到着では、迷わず選んで問題ない。

カオサン通り方面のように鉄道で直結できないエリアでは、S1バスやリムジンバスが現実的な選択肢になる。安さを取るか、快適さを取るかで判断が分かれる。

本記事で扱った移動手段は、すべて空港内の写真と現地動線を前提に整理している。到着後は早見表を起点に、自分の条件に当てはまるルートを選んでほしい。

空港から市内に入った後の移動手段(BTS・MRTなど)については、バンコク交通ガイドで全体像を整理しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました