【2025年8月実録】パタヤ・空港・成田の両替レートを比較!1万円で215バーツ差が出た話

2025年8月時点でのパタヤと空港の両替レート比較を示すインフォグラフィック。1万円で得られるバーツの差を簡潔に表現。 両替・お金
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タイ旅行において「どこで両替するか」は予算を左右する重要なポイント。空港でそのまま両替するか、市内のレートが良い店を探すか。今回は、2025年8月5日〜6日にかけて実地調査を行い、パタヤ市内の人気両替所とタイの空港内の銀行系両替所、さらに日本の空港の両替所のレートを比較してみた。

2025年8月上旬、為替相場は1バーツ=約4.56円前後と、だいぶ円安気味の水準にある。旅行者目線では厳しいレートとも言えるが、それでも両替の場所を工夫することで、得られるバーツには大きな差が出る。

まず訪れたのは、パタヤ中心部にある「T.T. CURRENCY EXCHANGE」。黄色の看板が目印の有名店である。撮影日である2025年8月5日時点の日本円(JPY)のレートは、

  • 1円 = 0.2170バーツ

つまり、1万円を両替すると2,170バーツとなる計算。観光地の中心にありながら非常に良心的なレートである。

パタヤのT.T.両替所の店舗外観とレート掲示板
パタヤ中心部にあるT.T. CURRENCY EXCHANGE。この日のレートは0.2170バーツ。

パタヤの両替所については、以下の記事でも詳しく紹介しているので参考に:

👉 パタヤ両替所徹底比較!TT CURRENCYがおすすめな理由とは?(別記事リンク)

次に調査したのは、バンコクのドンムアン空港にある銀行系の両替所(Krungthai、Kasikornthai)。すべて8月5日の夜に撮影しており、各銀行で提示されていたJPYの売レートは共通して以下の通りだった:

  • 1円 = 0.1955バーツ

1万円を両替した場合、1,955バーツにしかならない計算だ。パタヤ市内のT.T.両替所に比べて215バーツの差が出る。1バーツ5円を超える計算になり、まさに未知の領域。これは屋台2食分、もしくは格安マッサージ1回分に相当する差。

▼銀行別の写真(レート共通)

  • Krungthai
  • Kasikornthai
ドンムアン空港Krungthai銀行の両替所とレート表示
ドンムアン空港のKrungthai銀行の両替所。レートは0.1955バーツ。
ドンムアン空港カシコン銀行の両替所
カシコン銀行もレートは0.1955で統一されていた。

この結果は予想通りであり、バンコクでもパタヤでも「空港より市中両替所の方が有利」という通説を裏付けるものだった。しかし、実際に現地で比較・記録することで読者にとって信頼性ある情報となると思って確認した。なお、バンコクであれば「SuperRich」などの有名市中両替所を利用するのが賢明。

比較のために、翌朝成田空港第2ターミナル出発階で立ち寄った両替所(GPA)でもバーツのレートを確認した。

  • 1バーツ = 5.02円 → 逆算すると 1円 = 約0.1992バーツ

あれ、タイの空港よりも若干レートが良い。これはやや意外な結果。ただし、T.T.両替所の0.2170バーツには遠く及ばず、パタヤで両替したほうがトータルで有利という結論は変わらない。

成田空港出発階のGPA両替所のレート掲示板
成田空港第2ターミナル出発階のGPA両替所。この日のレートは1バーツ=5.02円。
両替場所1円あたりバーツ1万円で手に入るバーツ備考
パタヤ T.T. CURRENCY
両替所
0.21702,170バーツ市中最優良レベルのレート
ドンムアン空港内銀行系0.19551,955バーツ主要銀行共通
成田空港出発階0.19921,992バーツ意外と健闘

なお、現地通貨の入手方法としては、両替以外にもクレジットカードの海外キャッシングという手段もある。特に空港到着時など、両替所のレートが悪い場面では、キャッシングの方が有利になる可能性もある。タイのATMで現地通貨を引き出す方法で、カード会社によっては両替所よりも良いレートが適用される場合もある。

ただし、適用レートや手数料(利息・ATM使用料など)は利用するカードや引き出し方によって異なり、今回の比較には含めていない。渡航前に自分のカード会社の条件を確認しておくとよいだろう。

実際に比較してみたところ、同じ1万円でも最大215バーツの差が出ることが分かった。パタヤに滞在予定があるなら、現地での両替が圧倒的にお得である。筆者のおすすめは以下のような両替スタイル:

  • 空港到着直後:最低限(2,000バーツ程度)だけ両替
  • パタヤ滞在中:必要な分を一気にまとめて両替
  • 帰国時:再両替は避け、余ったバーツは次回の渡航に備えて保管するか、空港で飲み物・軽食・お土産などに使い切る。なお、SIMカードの購入は即日利用前提の商品が多いため、持ち帰っても使えないことがあるのでおすすめしない。

わずかな手間で数百円〜千円単位の差が生まれるのが両替の世界。今回結果は予想通りだったが具体的差額を実地で調査してみた。今後の旅行計画にぜひ活用してほしい。

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