ウォーキングストリートをまっすぐ進み、バリハイ埠頭の手前に新しく登場したのが「Food Truck on the Beach」である。名前の通りフードトラック形式の屋台が並び、海辺らしい開放感を味わえるのが特徴だ。観光客向けの立地ながら、まだ新しく大混雑はなく、気軽に立ち寄れるスポットになっている。

ウォーキングストリート直進10分|アクセス抜群のナイトマーケット
Food Truck on the Beach は、ウォーキングストリートをそのまま直進した突き当たり、バリハイ埠頭の手前に広がっている。ウォーキングストリート入口から徒歩10分とアクセスは簡単で、観光客にもわかりやすい。
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昼間のバリハイ埠頭は観光船でにぎやかだが、夜は静けさが漂う。その境目にあるこのマーケットは、喧騒を抜けて一息つける「中継地点」といった存在になっている。
サウスパタヤにある小規模ナイトマーケットの立地
パタヤの観光客向けナイトマーケットは、Runway Market や Central Marina など北パタヤ寄りに集まっている。一方、この Food Truck on the Beach はサウスパタヤ側、ウォーキングストリート直近という珍しい立地だ。
規模は小さく、他と比べると屋台の数も少ない。あくまで「ウォーキングストリートやバリハイ埠頭のついでに立ち寄る」場所であり、ここを目的に来るほどのボリュームはない。
観光客中心の雰囲気と価格帯|安心感と観光地価格
ここは完全に観光客向けのマーケットである。客層は外国人旅行者が中心で、多国籍の観光客でにぎわう。価格帯も観光地価格であり、フルーツジュースは50バーツから、料理は100〜150バーツ程度。ローカル市場に比べれば割高だ。
ただし、英語が通じやすく清潔感もあるため、初めてタイの屋台に挑戦する観光客には安心感がある。価格を「高い」ととらえるか「快適さの対価」と考えるかは人それぞれだが、両方を理解して訪れるのが無難である。
座席と雰囲気|落ち着いて食事できるマーケット
明るく整備された空間にテーブルが並ぶが、観光客でごった返すことはなく、どちらかといえば落ち着いた雰囲気だ。週末はある程度席が埋まるが、平日は余裕があり静かに過ごせる時間帯も多い。

ライブステージや派手な演出はなく、盛り上がりを期待すると肩透かしになる。他のナイトマーケットと比べると、あくまで小規模で静かなスポットという位置づけ。
グルメとドリンク|屋台体験は定番が中心
料理のラインナップはパタヤの他のナイトマーケットと大きく変わらない。シーフード、タイラーメン、揚げ物、フルーツなど定番が揃い、観光客向けに食べやすいメニュー構成である。
ユニークさを求めるならワニ肉の串焼きもあるが、これは他のマーケットでも見かける定番。全体としてはシーフードやタイラーメン、揚げ物など王道メニューが中心で、料理のバリエーションや規模感はRunwayやCentral Marina Night Marketに比べ控えめである。



ドリンクはビールやカクテル類も揃い、南国らしい雰囲気で乾杯できる。観光客価格ではあるが、海辺の雰囲気を味わいながら軽く食べるなら十分、といった印象。

治安と安心感|ウォーキングストリート近くでも安全に歩ける
ウォーキングストリート直近という立地のため、人通りは夜遅くまで絶えない。照明も明るく、ナイトマーケット初心者や女性でも安心して歩ける環境である。ただし、バリハイ埠頭方面は静かで暗い場所もあるので、深夜帯の一人歩きには注意したい。
総じて人通りがあり照明も明るいため、特別な警戒は不要。ただし深夜のバリハイ埠頭方面だけは静かになるので注意しておきたい。
観光客にうれしいポイント
- ウォーキングストリートから徒歩圏内でアクセス良好
- 席数に余裕があり混雑していない
- 海辺の雰囲気を感じながら食事ができる
- まだ新しいため「穴場感」がある
まとめ|ついでに立ち寄るのが正解なナイトマーケット
Food Truck on the Beach は、他の大型ナイトマーケットと比べると規模も派手さも劣る。ここを目的に訪れるほどのインパクトはなく、正直言えば「もう一つの選択肢」という立ち位置である。
しかし、ウォーキングストリートの先にあり、観光の帰りに立ち寄りやすい立地は唯一無二。海辺の開放感を感じながら軽く食事や一杯を楽しむにはちょうどよい。観光ついでに「せっかくだから寄ってみる」──それくらいの気持ちで訪れるのが最も満足度の高い楽しみ方だろう。