※本記事は現地取材に基づいています。
ハノイ・ノイバイ国際空港では、ターミナル1(国内線)とターミナル2(国際線)を結ぶ無料シャトルバスが運行されている。運営するのは電気バスのVinBusで、空港利用者なら誰でも自由に乗ることができる。
シャトルバスの基本情報

- 運行時間:5:00〜翌1:00
- 運行間隔:15〜20分
- 1日164便
- 無料・予約不要・航空券提示不要
所要時間は以下の通り。
- T1 → T2:5〜7分程度
- T2 → T1:10分前後(大通りを回り込むため)
シャトルバスは電気バスのVinBusが運行しており、時刻や運行情報は公式アプリでも確認できる。
→ VinBus 公式ページ(外部リンク)
利用ルール・注意点
車内に掲示されている利用規則を要約すると以下の通り。
- 利用対象:T1⇄T2で移動する乗客・空港職員
- 大きな荷物の持ち込みは可(ただし超大型や危険物は禁止)
- 乗降は決められた停留所で
- 優先席は高齢者・妊婦・子ども連れへ
- 禁煙、飲食禁止
- ドライバーの案内に従うこと
チケット確認はなく、航空券を持っていなくても利用できる。

T1(国内線)→ T2(国際線)の乗車方法
T1からT2へのシャトルバスは乗り場さえわかれば移動は簡単。ここでは実際に利用した際の流れをもとに、乗り場や所要時間を紹介していく。
乗り場の場所
T1の乗り場は到着階(1階)、本館とE館の中間にあり、柱番号12番あたりが目印。
Googleマップ位置は以下参考に:
👉 T1シャトルバス乗り場(Google Map)

実際に乗ってみた

夕方の便に乗車したところ、乗客はわずか3名のみで座席には余裕があった。
別日に朝の時間帯も確認したが、同様に混雑は見られなかった。
車内は広く、スーツケースを置けるスペースも十分。電気バスのため走行音が静かで振動も少なく快適だった。T1を出発するとすぐT2の建物が見え、約5分で到着した。

到着後の動線
T2は出発階(3階)に到着するため、そのままチェックインカウンターに向かうことができる。

T2(国際線)→ T1(国内線)の乗車方法
国際線から国内線へ乗り継ぐ場合は、T2からT1へ向かうシャトルバスを利用する。こちらも動線はシンプル。
乗り場の場所
T2では到着階(1階)のA1出口を出て正面の横断歩道を渡った先にある。柱番号11番近くが目印。案内板がしっかり出ているため迷う心配はない。
👉 T2シャトルバス乗り場(Google Map)


所要時間
こちらは大通りを回り込むため、約10分前後となる。
乗り継ぎ時間の目安
シャトルバスは頻繁に来るため、空港内の乗り継ぎ時間は30分あれば十分。
- バス待ち:最大20分
- 乗車時間:5〜10分
- 到着後の移動:5分以内
国際線での手続きがある場合は、便に合わせて余裕を持つとよい。
徒歩移動は可能?
T1とT2は地図上では近いが、徒歩では15分前後かかる。荷物がなければ歩けなくはないが、歩きにくい箇所があるため、空港内の導線としては想定されていない。よほどの理由がなければシャトルバス利用がおすすめ。
まとめ:シャトルバスが最も便利
ノイバイ空港のターミナル間移動は、この無料シャトルバスを利用するのがもっとも効率的だ。運行本数が多く、実際に乗車した際も待ち時間はほとんどなく、電気バス特有の静かで快適な乗り心地も印象的だった。徒歩でも移動できる距離だが、歩きにくい箇所があり、荷物がある場合はあまり現実的ではない。
総合すると、T1とT2の移動ではシャトルバスを選ぶのが最も安心で確実といえる。スーツケースがあっても利用しやすく、初めての利用でも迷いにくい。
ターミナル内の動線をより詳しく知りたい場合は、ターミナル1・ターミナル2の詳細ガイドもあわせて確認しておくと、空港全体のイメージがつかみやすい。


