ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)ターミナル3の飲食エリアは、長らくLEフロアにある従来のフードホールを中心に構成されてきた。
食事を取る場所として一定の役割を果たしていたものの、空港内の主要動線から外れており、目立つ存在ではなかった。
一方、2025年後半以降、Level 2(Mezzanine/中間階)で新たな飲食エリアの整備が進み、
ワタミや丸亀製麺を含む複数の店舗が集まることで、ターミナル3の飲食環境は大きく広がっている。
今回の取材では、このLevel 2側の変化を中心に、T3全体の印象がどう変わったかを見ていく。
ターミナル3を含めたNAIA全体の構造や、深夜帯のターミナル間移動といった前提情報は、NAIA空港ガイド側で整理している。
※本記事は、2025年12月時点の現地取材をもとに作成しています。ターミナル3は現在も改装が進行中のため、店舗構成や営業状況は今後変更される可能性があります。
T3の印象を変えた、Level 2(Mezzanine)のフードホール

実際に現地を歩いてみると、Level 2(2階)フロアのフードホールは、ターミナル3全体の印象を左右する場所になっている。
フードホール自体は従来、LEフロア側に存在していたものの、到着・出発の主要な動線から外れており、正直なところ「知っている人が使う場所」という印象が強かった。
Level 2を実際に歩いてみると、エリア全体が大きく再構成され、空港内の一施設というより、小さなショッピングモールのような雰囲気に変わっていることがはっきりと分かる。
単に店が増えたというより、ターミナル3での時間の使い方そのものが変わった、そう感じさせる場所である。
Level 2フロアを含めたターミナル3全体の構造や、各階の役割については、NAIAターミナル3のガイド記事で整理している。
まだ工事中のエリアもあるが、すでに十分使える規模に

Level 2フロアでは現在も改装工事が続いており、すべての店舗が出揃っているわけではない。
それでも、すでにオープンしている店の数は多く、食事や休憩に困ることはない状態になっている。
特に評価できるのは、24時間営業の店舗が複数存在する点である。
深夜や早朝といった時間帯でも、軽食だけでなく、きちんとした食事や落ち着いた休憩が可能になったことは、国際線のある空港施設として大きな改善点だ。
深夜帯や早朝にターミナル3で時間を過ごす場合の雰囲気や注意点については、NAIAターミナル3での空港泊体験をまとめた記事でも触れている。
LEフロアは現在大規模改装中。将来性を感じさせる空間
従来のフードホールがあった出発フロアの上のLEフロア、以前ジョリビーなどが入っていたエリアは、現在大規模な改装工事が行われており、立ち入りはできない。
かつてはショップが多く並んでいた場所だけに、改装後は飲食に加えて、ショッピングモール的な機能を担う可能性もありそうだ。
なお、ジョリビーは現在フードホールでは見当たらないが、フィリピンを代表するチェーンが完全に姿を消すとは考えにくい。
どこかのタイミングで、形を変えて再登場する可能性は高いだろう。
出店ブランドを見れば“底上げ”の理由がわかる


Level 2(Mezzanine)フードホールが単なる「飲食エリアの拡張」にとどまらない理由は、出店しているブランドの顔ぶれを見ると分かりやすい。
ここには話題性重視の新規店が並んでいるというより、空港という場所で安定して使われることを前提とした店舗構成が意識されている。
代表的な出店ブランドは以下の通り。
グローバル・定番チェーン
- KFC

- Popeyes
- Angel’s Pizza

フィリピン国内で支持の厚いレストラン
- Mary Grace

- Pancake House

カフェ・ベーカリー系
- Seattle’s Best Coffee

- Paris Baguette

- BreadTalk

日系店舗の存在も見逃せない。
ワタミ、丸亀製麺に加え、従来のLEフロア側には天丼てんやもあり、日本人に馴染みのある店が揃っている。



日本人目線でも「何を食べるか」で困る場面はほぼなくなったと言ってよい。
なお、到着階にあるバーガーキングは依然として混雑しやすく、時間帯によっては座席確保が難しい。
Level 2フロア側は空間に余裕があり、用途に応じて使い分けやすい。
これらのブランドが一か所に集まったことで、このフロアのフードホールは単なる食事場所ではなく、空港内の滞在価値を支える拠点として機能し始めている。
この構成こそが、NAIAターミナル3全体の印象を底上げしている理由だ。
乗り継ぎや出発前後で30分〜1時間程度の余裕がある場合、このフードホールは十分に立ち寄る価値がある。
NAIAターミナル3の滞在環境は、確実に変わってきている
Level 2フロアのフードホール整備によって、NAIAターミナル3の飲食環境は確実に改善されている。
以前からレストラン自体は存在していたが、選択肢や空間の使い方という点では、大きな変化が見られる。
今回の改装は、その変化を象徴する取り組みの一つである。
特に、深夜・早朝便の利用者や、ターミナル3で待ち時間が発生しやすい人にとって、フードホールは使い勝手の良い選択肢になる。
乗り継ぎ、深夜・早朝便の利用、空港泊の前後など、ターミナル3を使う場面は多い。
このフードホールの存在は、そうした場面において、空港での過ごし方に余裕をもたらしている。
Q1. NAIAターミナル3のフードホールはどこにありますか?
NAIAターミナル3のフードホールは、到着階(1F)の一つ上にあたるLevel 2(Mezzanine/出発・到着の中間階)にあります。
以前から上階には飲食エリアは存在していましたが、近年の改装によりエリアが拡張され、店舗数や空間構成が大きく変わっています。主要な到着・出発動線上にあるわけではないため、利用する場合は2階に向かう必要があります。
Q2. NAIAターミナル3のフードホールは深夜や早朝でも利用できますか?
はい。フードホールには24時間営業の店舗が複数あり、深夜や早朝でも食事や休憩が可能です。
ただし、すべての店舗が終日営業しているわけではなく、改装途中のエリアも残っています。利用できる店舗や営業時間は、訪問時の状況によって異なる点には注意が必要です。



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