ダバオのすぐ横にあるリゾートアイランド、サマル島。ダバオに旅行に来たらぜひ訪れておきたいところだ。多くのフィリピン人は宿泊前提でサマル島を訪問する。日本人旅行者としてはダバオにホテルはとってあるし、他にも回る場所があるので気軽に日帰りで行きたいところ。実際に日帰りで行ける範囲で旅行し、十分堪能できた(2025年6月時点)。
フェリー乗り場からパラダイスアイランドパーク&ビーチリゾートへ
サマル島フェリー乗り場から近くにあり人気があるビーチリゾートと言えばパラダイスアイランドパーク&ビーチリゾート、ということを知り合いから聞いたので行ってみることにした。フェリー乗り場からは2.8km。歩くには厳しいのでトライシクルを利用する。
ダバオからサマル島へのアクセスはこちらの記事を参照。
トライシクルからの南国感あふれる道中風景。島内の主要道路はよく整備されている。車は少なく主な移動手段はバイクかトライシクルが一般的。

リゾート入口。ここでトライシクルを降りる。かかった費用は150ペソ。距離感が掴めておらず、後に随分高く取られたことに気づく。復路は相乗りではあったけど50ペソで移動ができた。要事前交渉。

一通りのアクティビティが揃うリゾート地
パラダイスアイランドはリゾート地で期待するものが一通り揃っている。入場料はかからない。
南国らしく木で組まれた屋根で覆われている施設入口。

ビーチエリア。この時は雨が降りそうな空模様がで遊泳客は少なかった。水は透き通って十分綺麗。

レストラン&休憩ゾーン。非常に奥深くかなりの敷地が屋根に覆われている。正直暑さは厳しいので日陰で移動ができて助かる。

入口近くにはバードパークがある。結構な種類がいたが、その中でも見た目に惚れ込んだ鳥がこれ。
日本語でシロクロカノコバトという大型の鳩で日本には自然分布していないとのこと。非常に格好いい。

フィリピン鹿もいる。夜行性で昼は休んでいる。準絶滅危惧種とされており、狩猟が禁止されている貴重な鹿とのこと。

宿泊可能なロッジ近くは庭園エリアになっている。よく管理されたガーデンでブーゲンビリアなどの花や木々が楽しめる。宿泊者でなくても散策は問題ない。

庭園エリアの区画はかなり広かった。


ビーチでマリンアクティビティ楽しみたい人はもちろん、南国の雰囲気を感じたい人や散策をしたい人も楽しめるリゾート地になっている。日帰りでもここに来れば十分にリゾートを満喫可能だ。
すぐ隣ではサマルーダバオ橋が建設中
パラダイスアイランドのビーチエリアのすぐ横にはサマル島とダバオを結ぶ橋が建設中(正式名称:Samal Island-Davao City Connector Bridge)
パラダイスアイランドとすぐ隣のCosta Marina beach resortとの間がサマル側の起点となる。まだ仮設かもしれないが、両サイドに架かっている橋はもう繋がりそうなほど工事は進んでいた。

建設プロジェクトの看板を発見。SIDCと呼ばれるこのプロジェクトは片側2車線、約4kmに及ぶ橋となる。Costa marinaのスタッフによると完成は2028年、サマル島への客が更に増えるとのこと。客が増えるのはそうだろうが、この手の工期はよく遅れるので2023年までに開通すれば上出来と思っておこう。

トライシクルドライバーによると本プロジェクトは中国企業が請け負っており、周辺では中国人作業員をよく見るとのこと。建設現場や仮設の建物は確かに中国系のものであった。調べたところ、中国の開発援助でローンが組まれており、日本は建設入札には不参加だった。なるほど。
いずれにしてもダバオ⇔サマル島間の交通は近い将来大きく変わる。更に気軽に訪れることができる観光地になるのだろう。
日帰りで楽しめる訪問先としては十分なエリア
サマル島は非常に大きな島なのでしっかり回ればもっときれいなビーチや映えスポットがあるらしい。明確に行きたい場所があるならいいが、とりあえずサマル島に行ってビーチを楽しみたい、という場合パラダイスアイランドは非常におすすめの選択肢だ。ダバオと繋ぐ橋ができれば観光客が一気に増えるだろうから、環境的には今のうちに行っておくのがいいと思う。また、滞在向けだが隣のビーチリゾート、Costa Marina beach resortも雰囲気が抜群によく、セットで楽しそうであった。