海外旅行の玄関口として多くの人が利用する「成田国際空港」。その中でも、最も歴史があり利用者数も多いのが「第一ターミナル」である。2025年現在、リニューアルが進行中で、一部の施設は利用制限があるものの、見どころや魅力的なショップが多数存在し、空港そのものが観光スポットとなっている。
人気キャラクターショップが並ぶ|子どもも大人も楽しめる空間

成田空港第一ターミナルの魅力の一つは、充実したキャラクターショップ群である。とくに「ポケモンショップ」は目立つところにありわかりやすい。グッズやぬいぐるみ、文房具などが並ぶ。外国人観光客に人気だ。
また、「クレヨンしんちゃんショップ」や「チーバくんグッズコーナー」など、ご当地キャラやアニメの専門店も充実。どれも他では売っている場所が限られるものが多く、お土産選びにも最適。メインターゲットは外国人と思うが、専門ショップは多くないので日本人にも嬉しい。


伊藤園ショップで一息|空港ならではの日本土産

伊藤園が運営する日本茶・お菓子の店舗では、外国人に人気の抹茶が味わえる。茶葉の販売だけでなく海外からの旅行者にとっては、日本文化を味わえる貴重なスポットだ。外国人向けの定番土産、キットカットが最前面に出ているのがそれらしい。

ITOKIブースで空港ラウンジ級の快適空間を体験


国内大手オフィス家具メーカー「ITOKI」が出店(?)している座席エリアは、他の空港施設とは一線を画すクオリティ。スタイリッシュなデスク、体にフィットするチェア、ビジネス利用にも最適である。
半個室タイプのブースはとくに人気が高く、執筆時点では満席の状態が続いていた。出張やPC作業が必要な人は、早めの利用がおすすめ。
カフェ事情:空港内スターバックスの価格に注目


空港内にあるスターバックスで注文したラテ(ショートサイズ)は、税込520円。都内店舗と比べてやや高いが、空港価格と割り切るべきだろう。フライト前の一息には十分なクオリティであるがやはり少し混んでいる。
驚異の数を誇るガチャブースは健在

第一ターミナル内には、なんと数十台のカプセルトイマシン(ガチャガチャ)が点在している。ぽ件もショップ等、場所によってテーマが異なり、最新アニメグッズから昭和レトロ系まで幅広いラインナップ。
特に外国人旅行者にとっては、日本文化を感じられる要素の一つとしていまだに根強い人気がありそう。
残念ながら展望デッキは閉鎖中|2026年リニューアルへ

本来、成田空港第一ターミナルで最も人気のスポットである「展望デッキ」は、現在全面閉鎖中である。理由はリニューアル工事のためで、2026年4月に新たな展望施設として生まれ変わる予定だ。
現在は張り紙があり封鎖されており、立ち入りはできない状態となっている。
代替展望ポイントもあるが…

閉鎖中の展望デッキに代わって、ターミナル1屋内から飛行機を眺められる代替スポットの案内がされている。そこでは駐機中の飛行機を見ることは可能だが、角度的に滑走路が見えにくく、屋外展望デッキのような迫力には欠ける印象だ。
その他の飲食店・お土産店も充実|観光地としても楽しめる空港
今回はすべてを紹介しきれなかったが、ラーメン店、和食レストラン、世界各国のフードコート、そして地域限定のお土産が並ぶ店舗など、空港のスケールを超えた“テーマパーク的な魅力”が随所に散りばめられている。
空港というよりは「空港型観光施設」として、ショッピングやグルメを楽しむ場所としてもおすすめである。

まとめ:今の成田第一は「空港」以上の価値がある
展望デッキが一時閉鎖中とはいえ、2025年の成田空港第一ターミナルは、最新の設備と多彩なショップが融合したエンタメ空間である。飛行機に乗る予定がなくても、ショッピングや観光目的で訪れる価値があるだろう。