【2025年最新】シギリヤロック登頂体験記|入場料・所要時間・トイレ事情まで現地レポート

シギリヤロックの頂上から見下ろす絶景。スリランカの世界遺産である岩山の登頂風景(2025年3月撮影)旅行ガイド
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スリランカを訪れる多くの旅行者が目指す世界遺産「シギリヤロック(Sigiriya Rock)」。本記事では、実際に2025年3月に登頂した体験をもとに、アクセス方法・入場料・登山ルート・所要時間・注意点などを詳しく紹介する。特にトイレ事情や混雑時間帯など、事前に知っておくと便利な情報も網羅しているため、旅行の参考にしていただきたい。

シギリヤロックはスリランカ中部に位置する巨大な岩山で、5世紀に建てられた王宮跡を含む世界遺産である。巨大な岩の上に築かれた要塞と宮殿跡、そして頂上からのパノラマビューが特徴で、毎年多くの観光客が訪れている。

シギリヤの町からの移動手段(トゥクトゥク体験談)

シギリヤの町からロックまではやや距離があり、徒歩では現実的ではない。徒歩では炎天下の中を30分以上かかるため現実的ではない。多くの旅行者はトゥクトゥクを利用するのが一般的である。料金の相場は片道でおよそ1,300スリランカルピー(約650円程度)。

筆者が利用した際は、ローカルのドライバーに最初「1,500ルピー」と提示されたが、軽く交渉するとすぐに1,300ルピーに下がった。観光地価格ではあるものの、短距離なので交渉も比較的スムーズだった。

乗車中は屋根付きとはいえ側面が開放されており、エンジン音を響かせながら田舎道を駆け抜ける。昼間は日差しが強いため、帽子やドリンクを持参しておくとよい。

公園入口とチケット購入

公園の入口から徒歩数分の場所に外国人専用のチケットブースがあり、ここで入場券を購入する。料金は35米ドル(約5,000円)と現地物価に比べると高額だが、世界遺産の維持費として理解すべき部分だろう。

筆者が訪れた際は、17時頃という遅い時間のため、待ちはほぼなく5分ほどで購入できた。支払いはクレジットカードが使える。スタッフは慣れており、外国人観光客への対応もスムーズだった。

チケットを受け取った後は、園内の道をまっすぐ進むと正面にシギリヤロックが見えてくる。遮るものが少ないため、ここで初めて巨大な岩山が視界に飛び込んでくる瞬間は圧巻である。多くの旅行者が立ち止まって写真を撮っており、私自身も「ついに来た」という高揚感を覚えた。

直進するとシギリヤロックがある。公園に入場からシギリヤロックへ向かう道

シギリヤロックに登り始めると、途中にトイレは一切存在しない。そのため登頂前に必ず済ませておく必要がある。シギリヤロックに登り始める入口近くにトイレはあるが、道が悪くやや離れている。

入口付近のトイレの場所と状態

入口から少し歩いた先に「TOILET」の表示があり、そこから順路から離れ250メートルほど進んだ場所にトイレが設置されている。250メールには階段や足場の悪い箇所も含まれており、距離以上に遠く感じる。可能であればトイレはホテルで済ませるのが色々楽である。

シギリヤロック手前の道案内看板。トイレは250メートル離れている。
シギリヤロック手前の道案内。トイレまで250メートルと結構離れている。

トイレは汚くて使えない、ということはないが欧米や日本の観光地の水準を期待するとギャップを感じるだろう。筆者が利用した際は、清掃はされていたがやや薄暗く、観光客の多さに比べて設備が追いついていない印象だった。ウェットティッシュを持参すると安心感がある。

登頂前に済ませるべき理由(体験談ベース)

筆者が登ったときは、登り始めから戻るまで休憩込みで1時間以上かかった。途中にトイレはなく、階段や狭い通路が続くため、登頂中に「行きたくなる」と非常に困る

実際、途中で引き返していく人も見かけ、トイレ事情を軽く見積もるとせっかくの観光が台無しになりかねない。私はトイレのことを考えておらず、上記の通り行こうと思った時の最寄りのトイレが思ったより遠く、時間と体力のロスになってしまった。

登山の所要時間と足場

登頂は整備された鉄階段を使うため、登山スキルは不要。所要時間はおよそ20分程度。
ただし途中、絶壁に沿った階段が続く箇所があり、高所が苦手な方にはややスリルを感じる場面がある。

実際に感じた恐怖と他の観光客の反応

シギリヤロックの登頂で多くの人が緊張するのが、絶壁に沿って設置された鉄製の階段である。途中までは石段や緩やかな坂道だが、中盤以降は岩肌にへばりつくように作られた急な階段を登る区間があり、眼下に何も遮るものがない断崖絶壁が広がる。

私自身も登り始めは「大丈夫だろう」と思っていたが、実際に階段に差しかかると足がすくむような感覚を覚えた。鉄柵はしっかりしているものの、階段の幅が狭く、後ろから次々と人が押し寄せてくるプレッシャーが恐怖を増幅させる。

周囲を見渡すと、観光客の反応はさまざまだった。

  • 若い旅行者やバックパッカーは笑顔でスイスイ登っていく
  • 高所が苦手な人は手すりにしがみつき、顔を下に向けないようにして一歩一歩進む

私は後者でした。とはいえ、落下の危険を感じるほど危険な道ではなく、しっかり手すりを握って進めば安全に登れる設計になっていると感じた。恐怖を感じつつも「登りきったら絶景が待っている」という期待が支えになった。

シギリヤロックの構造的な特殊性に惹かれるが、岩山の頂上では、かつての王宮跡が一部残っており、360度の開放的な景観を楽しめる。
歴史的な背景は各種資料にあるので書かないが、守りを固めるにあたって適していたというのがよく理解できる。360度の景色が圧巻なので、youtube等の動画の方が伝わりやすいかもしれない。頂上エリアは広いが散策ポイントは多くなく、30分もあれば一通り見て回ることができる。

シギリヤロック頂上からの絶景

下山後は、入口付近に土産物店エリアがあり、飲み物・民芸品・Tシャツなどが販売されている。トゥクトゥクが多数待機しており、町までの帰路も問題ない。

今回は夕方17時ごろに入場し、17時30分ごろに頂上に到達した。
朝の時間帯(日の出前後)は特に混雑しやすいとのことで、観光客が集中する傾向がある。
夕方は比較的空いており、日没の景色も楽しめるため、混雑を避けたい方におすすめである。
ただし、遅すぎると入場締切時間に間に合わないリスクがあるため注意が必要。

また、日中は気温が非常に高くなるため、昼間の登頂は避けた方が良い

  • 階段が整備されており、登山初心者でも問題なし
  • 高所が苦手な方は多少覚悟を持って挑もう
  • トイレや水分補給は事前に済ませるのがベスト
  • 夕方登頂は空いていて景色もおすすめ

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