2025年7月19日・20日、タイ東部のリゾート都市パタヤで「パタヤマラソン2025(Pattaya Marathon 2025)」が開催された。タイ国内でも人気の高いこの大会は、フル・ハーフ・10kmなど複数カテゴリーがあり、毎年2万人以上が参加する一大イベントだ。
今年も10kmの部に参加してきた私が、エントリー方法から当日の流れ、コースの特徴や暑さ、給水所の様子、フィニッシュ後の雰囲気まで、実際の体験をもとに詳しくレポートする。パタヤマラソンは初心者でも参加できるのか、10kmの難易度はどの程度なのか――そんな疑問を持つ人にも参考になるはずだ。
これで4年連続の出場。もはや私にとっては夏の恒例行事。
パタヤマラソン2025の雰囲気|“夏フェス型”大会の特徴
パタヤマラソン2025の参加者数と日本人参加者
年々盛り上がりが増すパタヤマラソン。今年はついに2万人以上がエントリーし、日本人参加者も600名を超えた。タイ人、中国人に次ぐ多さで、「日本人多いね!」という声を聞いた。イベント感が強く、真剣勝負というより“お祭りラン”に近い雰囲気が最高だ。
パタヤマラソン前日イベントと受付の流れ
会場のターミナル21では、大会2日前から受付を含むイベントがスタート。参加受付はもちろん、雰囲気にどっぷり浸かれるブースも満載
にぎやかな受付と特製グッズ
受付はパスポート(またはタイの運転免許証)と参加確認メールを提示すればOK。ゼッケンやTシャツ、ナップザックを受け取り、気分は一気に大会モードに突入。タイらしく賑やかな受付会場で、自然とテンションが上がる。



今年は国別デザインのランニングシャツも販売されていて、日本版も350バーツでゲット可能。デザインも意外と(?)カッコよく、記念品にぴったり。


ブースも楽しい!観戦席もパワーアップ
TOYOTAなどの企業ブースが並び、ランニンググッズも充実。帽子やサングラス、ポーチなどを安く揃えることができる。



今年はゴール横に仮設観戦デッキが新登場

また、ターミナル21の吹き抜けに巨大バナーが掲げられ、パタヤの街中も交通規制案内と共にマラソンムード一色!まさに“街全体で楽しむマラソンフェス”だ。

当日の流れ|スタート時間と混雑状況
朝5時でも大盛り上がり!
10kmのスタートは5時45分。私は5時過ぎにターミナル21に到着したが、すでに熱気ムンムン。周囲はランナーと応援の人々であふれ、まだ夜明け前だというのにお祭り状態だ。スタート前は大変混雑するので待ち合わせ予定があるなら事前に明確な場所を決めておこう。


荷物を預け、ストレッチや水分補給をして準備完了。スポンサー提供のドリンクや無料マッサージサービスもあり、「朝活」にしては豪華すぎる。

恐竜の着ぐるみや、タイっぽい陽気なパフォーマンスもあり、ここにいるだけで楽しくなってくる。スタート前のワクワク感が止まらない。

10kmコースの特徴と暑さ|給水所と難易度
朝焼けと海風を浴びながら走る非日常体験
いよいよスタート!…といっても人が多すぎて、スタートラインまではのんびり歩き移動。でもこののんびり感も含めてパタヤマラソンの醍醐味。仲間と談笑しながらスタートできるのがいい。

今回は練習不足だったので「エンジョイ勢」で参加。ジョギングしながら、写真を撮って景色を楽しむ作戦だ。
スタートは早朝なので、気温はタイとしては穏やか。体感では27〜28度ほどで湿度があり、後半は「暑さとの戦い」をある程度覚悟しておいたほうがいい。ただし海風が吹く区間も多く、直射日光が強くなる前にゴールできる10kmは比較的走りやすい部類だ。
スタート直後はターミナル21を背に、北パタヤ通りをスクンビット方面へ向かう。前の方のガチ勢を除けば、ほとんどの人がジョグかウォーキングペース。最初から歩いている人も多い。

朝焼けの光を受けながら、長いランナーの列が進んでいく光景は壮観。パタヤ市役所を通過したあたりで最初の折り返しがあり、すれ違うランナーたちと手を振り合うのも楽しい。
2kmおきにエイドステーションが設置されており、水とスポーツドリンクが提供される。暑さ対策として給水はかなり重要。止まって飲む人が多いため、スムーズに進みたいなら上手く抜けるタイミングを見極めるのがポイントだ。エイドの間隔は短めなので、初心者でも安心感はある。

コースはその後ナクルア方面へと向かい、2~3km地点では空が明るくなる。

そこから折り返し、いよいよパタヤビーチロードへ突入。美しい海と空、ラン島を望みながら大行列がビーチ沿いを進む。車の走らない通りの真ん中を走るのは気分がいい。



トイレ車両もあり

6km地点のエイドステーションは特に豪華だった。スイカ、バナナ、ゼリー、飴、レーズン、よくわからないトロピカルフルーツなどが並び、まさに朝のビュッフェ状態!笑顔で振る舞うスタッフの姿も印象的だった。暑さで消耗している身体にフルーツは本当にありがたい。






エイドステーションでは湿布スプレーや救護車も


パタヤビーチを横目にウォーキングストリート方面へ。

かつてスタート地点がセントラルパタヤだった頃はウォーキングストリートの中を通っていたが、今回は入り口で左折。マッサージ店のスタッフが沿道から声援を送ってくれる。応援の熱さが心に響く。



セカンドロードに出てからは北上。チェックポイントを超え、後半戦へ突入。


8km地点はセントラルパタヤ付近で、Ascottのマスコットキャラが応援していたのが印象的。

そのまま進むと、見えてくるのが高層コンドミニアム「Centric Sea」。そしてその直後にあるSoi6前を通過。この時間帯はとても健全で静かだが、普段とのギャップも含めて面白い区間だ。

最後はターミナル21の前に上り坂がある。距離にして200メートルほどだが、8km以上走ってきた脚にはそれなりに堪える。周囲でも歩く人が増えるが、私は最後だけ真面目にダッシュ!フィニッシュゲートを駆け抜ける瞬間は、全身が達成感で満たされた。



記録は1時間15分。速くはないが、自分のペースで心から楽しめた最高の朝だった。平坦基調で給水も充実しているため、パタヤマラソン10kmは初心者でも挑戦しやすいコースだと感じた。
ゴール後の雰囲気と完走メダル・イベント
完走メダルと朝食フェス!
ゴール後は完走者メダルを受け取り、フードチケットでご褒美の朝ごはんへ。チキンライス、ケバブ、焼き肉弁当、マカロニ、アイスクリームまで種類豊富で、どれにするか本気で迷う。


無料マッサージも引き続きオープン中。ただし行列必至なので、本気のマッサージ希望なら街中の店へGO。
ステージでは音楽とダンス!朝からフェス状態
ゴールエリアではステージイベントがスタート。ライブ音楽に合わせてタイ人ランナーたちが踊り出し、ランニングというより“朝フェス”。これがパタヤマラソンの真骨頂。

パタヤマラソン10kmは初心者でも走れる?
パタヤマラソンは、記録を狙う大会というより「楽しむこと」に全力なイベント。フル、ハーフ、10km、4.5kmと自分に合った距離を選べて、ガチ勢もエンジョイ勢も大歓迎。
特に「海外マラソン初心者」にはおすすめしたい大会だ。走力に自信がなくても、10kmや4.5kmなら気軽に参加できるし、雰囲気もフレンドリーで安心。旅行気分で参加できるのも魅力だ。
私は来年こそは真面目に走って、ハーフマラソンに再挑戦予定。日の出と海を見ながら、パタヤビーチに加えてジョムティエンビーチまで走りたい。そのために忘れてはならないのはエントリー開始日、すぐクローズとなるので実はマラソンより過酷な競争だ。
Pattaya Marathon 公式サイト(英語/タイ語)はこちら
パタヤマラソン全体の流れを知りたい方はこちらの記事もぜひどうぞ。
👉 【2025年7月開催】パタヤマラソンの日程・交通規制・大会の魅力まとめ | 東南アジア交通図鑑
パタヤで開催されるもう一つのマラソンイベント、「パタヤトレイル2025」にも現地で足を運んだ。トレイルランの雰囲気やコースの様子はこちらの記事で紹介。
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