【ミンダナオ島】ダバオから近場のリゾート地サマル島への行き方

サマル島行きフェリー フィリピン
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ダバオから近いリゾート地、サマル島。サマル島は淡路島の半分程度の面積の島で多くのフィリピン人がリゾート目当てで訪れている。旅行者にもぜひおすすめしたい場所だ。今回(2025年6月)はダバオ市街からフェリーで訪れた。なお、間違えやすいがサマル(Samal)はミンダナオ島にある島でセブやレイテ島の近くのサマール(Samar)島とは別の島。

地図を見るとサマル島はダバオのすぐ隣に見える。しかしフェリーターミナルは限られており、Sasa Samal Ferry Wharfまで市街からだとダバオ国際空港に行くより遠い。今回はダバオ中心部からグラブタクシーで約30分、377ペソかかった。

土曜の昼にいったからか、フェリーターミナル付近は大混雑。フェリー待ち渋滞がメイン通りにはみ出ている。徒歩、4輪車、バイクそれぞれが同じフェリーに乗り込むために列を作っている。

フェリーターミナルへの道。徒歩、バイクそれぞれの列が長く続く。フェリーはフル稼働しているがいかんせん旅行者数が多い。土曜の昼に行く場合は待ち時間を覚悟した方がいい。

30分ほど並んでようやく乗船券売り場が見えてきた。下の画像の奥にあるのが売り場。かすかに海も見えている。

乗船券売り場でチケットを買う。一人当たり20ペソで激安だ。チケットというより乗船コインで、フィリピンではよく有料トイレに設置されているようなゲートにコインを入れて通過する。

並び始めてから約50分。ようやく乗船できそうだ。この日は曇りだったがフィリピンなのでもちろん暑く、体力が削られる。
短距離フェリーなのでパタヤ~ラン島間の船体をイメージしていたが、それより全然大きい。

それもそのはず、このフェリーにはバイク・自動車、バスも乗り入れられる。かなりの輸送力だ。

乗船中。2階部分にシートがあり見晴らしがいい。ライフジャケットはあるけど着用義務はないようで、乗客は自由に船内を闊歩していた。ライフジャケット着用義務があったラン島行きフェリーはその辺しっかりしていたのだな、と思う。

20分ほどしてサマル島側フェリー乗り場に到着。フェリー乗り場のすぐ横には遊泳可能なビーチがある。

サマル島側フェリーターミナル。こちら側ではダバオ行きフェリー待ちの客はあまりいなかった。
周辺にはガソリンスタンド、お土産屋、客待ちトライシクルが集中している。

サマル島側フェリー乗り場の位置。改めてみるとミンダナオ島から至近、そしてサマル島は大きい。

ダバオ戻りの最終便の時間が気になっていたので聞いてみたら、24時間フェリーは運航しているとのことだった。安いし、車でも乗船できるし、24時間営業でまるで桜島フェリーのようだ。観光客だけでなく住民の生活の足になっているということだろう。実際ダバオ側のフェリーターミナルに戻った午後8時頃でもサマル島行きフェリーはある程度混みあっていた。

しかしこのフェリーはこの後数年で需要が激減するのは間違いない。現在ミンダナオ島とサマル島直通の橋を建設中だからだ。橋ができれば車で簡単にアクセスできる。今回移動に要した時間の半分、いや待ち時間を考慮すれば5分の1くらいになるのではないだろうか。橋の建設の様子はまた別の記事で書くが、このフェリーの混み具合が改善されるのを期待するとともにフェリー自体存続できるのだろうか、ひょっとしたらフェリーで移動できたこと自体昔話になるのかもしれない。

フェリー自体は快適で旅を感じることができるいい経験になる移動手段だ。問題なのは混雑と待ち時間。気を付けるのは以下。

・土曜のサマル島行きはフィリピン人の観光客で混むのでできるだけ避ける
・徒歩で待ち時間がある場合、暑い中待つので水分補給をしっかりと

そもそもだが、サマル島に着いた後も移動の足が必要なことを考えると、車かバイクをレンタルしてフェリーに乗り込むのが一番楽。徒歩で旅行できる大きさの島ではないし、現地で毎回トライシクルドライバーと交渉しながら移動するのも骨だ。

私の失敗点を考慮してぜひ快適にサマル島を回ってもらえれば。

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