アンヘレスの両替所まとめ【2025年現地調査】主要店のレート比較とおすすめポイント

※本記事は2025年8月8日に加筆修正を行っています。ただし、各両替所のレートは一部除き2025年5月27日時点で実際に確認した内容をもとに記載しています。

アンヘレスに滞在中、どこで日本円や米ドルをフィリピンペソに両替するかは、旅行者にとって意外と悩ましいポイントだ。
マニラからバスで到着した直後や空港からの移動の途中で両替する人も多く、場所選びによってはレート差が生じることもある。
そこで筆者は2025年5月下旬、実際に複数の両替所を回って現地レートを比較調査した。
結論としては「Norma’s Foreign Exchange」がわずかに優位だったが、怪しい店を避ければ大差はない印象。
とはいえ、旅行中どこで両替するのが安心かを判断する材料として、この記事が参考になるはずだ。

両替所①：Teodoro St の老舗人気両替所 Norma’s Foreign Exchange【アンヘレスでおすすめ？】

まず、件のレートのよい両替所。メイン通りからTeodoro Stに入って100mくらいか。SMクラーク側からはそう遠くないが、Red Streetのマッカーサーハイウェイ側からは少し歩く距離。

Norma’s Foreign Exchangeという両替所。外観はやや古めだが、実績があり信頼性も高い。観光客の間でもおすすめされることが多い。夜は20時には閉まるのでその時間はRed Street（ウォーキングストリート）に行くのが確実だろう。普段は警備員が座っているがこの時は見当たらなかった。

この日の為替レートはというと、1万円あたり3,830ペソ。100ドルは5,510ペソ。1万円が4,000ペソすら割りこんで久しいが、年初と比べると少しマシになってはいる。2025年5月27日午後3時過ぎに確認。他の店舗もほぼ同時に調査。

両替所②：フィールズアベニュー（SMクラーク側）【定番エリア】

続いて確認したのはNorma’sからも近いフィールズアベニュー周辺。両替所が複数並んでおり、いずれも大差はなかった。レートは1万円で3,825ペソ。Norma’sと比べると5ペソ（約13円）の差。

米ドルに至っては同一レート。つまり、わざわざ移動してNorma’sに行くほどの差でもないと言える。夜も営業しているが、周囲にはストリートチルドレンなどがいることもあり注意が必要。

両替所③：Red Street（ウォーキングストリート）半ばの店舗【観光客が使いやすい】

フィールズからそのままRed Street（旧ウォーキングストリートから改名）まで歩く。
Red Streetにも複数の両替所がある。レートは3,800ペソで、Norma’sより30ペソ（約78円）悪かった。100ドル換算でも10ペソ（約26円）差。

暑い日中にNorma’sまで戻るのは少し手間かもしれない。治安的にもこの通りは警備がしっかりしており、観光客には安心できるエリア。

→ Red Streetの詳細な改名事情や現地の雰囲気を知りたい方は、[アンヘレス・ウォーキングストリートが『レッドストリート』に改名] までどうぞ。

両替所④【番外編】：Clark Cityfront Mall内 CORE PACIFIC

調査日の数日前のレートとなったので番外編とするが、Clark Cityfront Mallの3階にある店舗。モール内で綺麗な店構えで安心感はあるが、レートはまさかの3,450ペソ。他の両替所より10％近く悪い。

空港よりも悪いレベルで、これは避けたい店。モール内だから安全という安心感はあるが、両替の内容としてはおすすめしづらい。

アンヘレスの両替レート比較表【2025年5月】

※以下は基本2025年5月27日午後に各店舗で確認したレート。

こう見ると改めて④のレートの悪さが目立つ。Norma’sがベストとはいえ、他店との違いはせいぜい数十円レベル。空港の両替レートも現在はそれほど悪くなく、1万円の両替で100～200円程度の差で済む（ただし日本の空港での両替はレート激悪なので非推奨）。

【2025年10月追記】
その後も円安傾向が続いており、2025年10月末時点では1万円が3,800ペソ以下で両替されている状況が続いている。レートの変動幅は依然大きく、両替前には最新の掲示を確認したい。

なお、クラーク空港からアンヘレスまでのアクセスに不安がある場合は、以下の記事も参考になるはず。P2Pバスなどの移動手段についてまとめている。
→ 【2025年最新】マニラ空港からクラーク・アンヘレスへのP2Pバス移動完全ガイド