成田空港第3ターミナルは、LCCが中心となって発着するターミナルで、必要な機能をコンパクトにまとめた使いやすい構造となっている。鉄道駅からはターミナル2を経由して徒歩でアクセスでき、フードコートやショップ、SIMカウンターなど、旅行前後に役立つ設備も一通り揃っている。
本ガイドでは、鉄道駅からの移動ルート、ターミナル内の設備、航空会社一覧、出発前の流れを現地取材に基づいて整理した。初めてT3を利用する旅行者でも、到着から搭乗までの全体像を迷わずつかめるはずである。
第3ターミナルの概要
第3ターミナルはLCC(格安航空会社)が中心となって発着するターミナルで、導線が分かりやすい点が特徴だ。建物はシンプルながら必要な設備がすぐ近くにまとまっており、短い移動距離で用事を済ませられる。出発階は比較的広く、チェックイン・フードコート・ショップが集約されている一方、到着階はコンパクトで外へ出やすい造りになっている。

アクセス(鉄道 → 第2ターミナル → 第3ターミナル 徒歩ルート)
成田空港の鉄道駅「空港第2ビル駅(Terminal 2・3)」を出ると、大きな案内表示が目に入り、第3ターミナルへ向かう導線がはっきり示されている。筆者が歩いた際も、最初から迷う場面はなかった。


T3方面へは青いランニングコース状のラインが床に続いており、このラインに沿って歩くだけで良い。T2出発階へ向かう導線も途中にあるが、T3へ向かう場合は屋外を進む。コースにはエスカレーターが途中にあるのみで基本平坦で、スーツケースを転がしていても負担が小さい。


連絡通路に入ると距離表示が現れ、残り250m・200m・150mと段階的に近づいていく。実際に歩いてみると、この距離表示は視覚的にわかりやすく、移動中の安心感にもつながる。途中にはポケモンの壁面イラストがあり、写真を撮る旅行者も多い。単調になりがちな空港通路の中では、歩いていて楽しめるように工夫してある。


T2からT3までの徒歩所要は7〜10分ほどで、案内が明確なため体感では短く感じる。連絡通路を抜けると「Terminal 3」のガラス扉に着き、出発階へと入っていける。

第2ターミナルから第3ターミナルへのシャトルバス
T2とT3の間には無料シャトルバスが運行されている。鉄道駅からT3出発階へ向かう場合は徒歩が最も確実で早いが、状況によってはバスが便利なケースもある。
筆者が実際に移動したところ、
- 出発時にT3へ向かう場合:徒歩が早く確実
- T3到着後にT2へ向かう場合:シャトルバスが便利
という使い分けが明確だった。
特にT3到着階からT2方面へ行くときは、出口のすぐ近くにシャトル乗り場があるため、荷物が多い場合も移動が楽。出発と到着で利便性が変わるため、用途に応じて選択したい。

ターミナル連絡バス(シャトルバス)移動詳細についはターミナル連絡バス案内で確認できる。
チェックイン(利用航空会社と出発前の流れ)

第3ターミナルのチェックインカウンターは2階にあり、建物に入り進むとすぐ先に広い空間が広がり、視界が一気に開ける。ここでも床の青い歩行レーンは続いている。

時間帯によっては列が伸びる傾向があり、特に午前中や夕方は混雑が目立つ。余裕を持った到着が安心だ。

T3に乗り入れる主な航空会社は以下のとおり。
- ジェットスター・ジャパン(Jetstar Japan / GK)
→ 成田を拠点とするLCCで、国内線の便数が多い。
- ジェットスター航空(Jetstar Airways / JQ)
→ 豪州系のLCC。オーストラリア路線は混雑時間帯が重なりやすい。 - スプリング・ジャパン(Spring Japan / IJ)
→ 中国・日本間の路線が中心。春秋航空と似ているため便名確認を。
- 春秋航空(Spring Airlines / 9C)
→ 中国大手LCC。団体客利用も多い。
- エアアジア・フィリピン(AirAsia Philippines / Z2)
→ フィリピン方面の格安路線として人気がある。早朝便・深夜便が多い。
- エアロケイ(Aero K / RF)
→ 韓国の新興LCC。手続きがスムーズに進む印象。
- チェジュ航空(Jeju Air / 7C)
→ 韓国路線のLCCで、利用者が多い。
チェックイン後は一直線に保安検査場へ向かい、直前で国内線・国際線に分岐する。導線がまとまっており、T3らしい合理性のある造りだと感じた。

より詳しい航空会社や最新のフライト情報は、成田空港公式サイトのフライト情報で確認できる。
フードコートとショップ(2階)
チェックイン奥には広いフードコートがあり、出発前に立ち寄りやすい。座席エリアは店舗ごとの境界がないため視界が広く、ショッピングモールのような活気のあるエリアになっている。

フードコートにはうどん店、天丼・定食系の店、ラーメン店、カレー店、松屋系の店舗などが揃っており、空港としては手頃な価格帯で食事ができる。


昼前後の時間帯は特に混み合い、席の確保に苦労することもある。一方、朝や夕方の中途半端な時間帯は落ち着いており、電源付きのカウンター席も確保しやすい。
周辺にはローソン、土産店、生活雑貨、ドラッグストア、モバイル用品の店舗があり、旅行前の準備を整えやすい。ガチャコーナーもあり、外国人旅行者が写真を撮って楽しむ姿が目立った。


成田空港 ショップ・レストラン一覧(T3)公式サイトはこちら
喫煙室(1階・2階・制限エリア内)
第3ターミナルの喫煙室は、2階フードコート近くに1か所あり、出発前に利用できる。

1階到着口の外には屋外喫煙所、保安検査後の制限エリア内にも喫煙室がある。
位置は限られるため、事前に把握しておくとよい。
到着ロビー(1階)

第3ターミナルの到着ロビー(1階)は、T1・T2と比べて規模が小さく、全体がコンパクトにまとまっている。

到着口から出口までの動線が短く、視界が開けているため、初めての利用でも進む方向に迷わない。必要な設備が近い範囲に集まっている点が特徴で、ロビー全体としては“到着してすぐ外へ出やすいターミナル”になっている。
SIM・Wi-Fiレンタル・宅配カウンター(1階到着ロビー)
第3ターミナルの1階到着ロビーには、SIMカードの販売機とWi-Fiレンタルのカウンターが並んでいる。

どちらかといえば訪日外国人向けの設備で、日本人旅行者が利用する場面は多くないが、海外へ出発する前に短期用の通信手段を確保したい時には便利。同じエリアに宅配カウンターもある。
設備はコンパクトにまとまっており、到着後に必要な作業を短時間で済ませられる。
コインロッカー(2階・4か所/有人預かりはなし)
第3ターミナルにはコインロッカーが計4か所あり、いずれも2階(保安検査前)に広く配置されている。T3には有人の荷物預かりサービスが存在しないため、一時預けはここを利用する形になる。
ロッカーはタッチパネル式で、Suicaなどの交通系ICに対応している。サイズは小・中・大の3種類 で、一般的なスーツケースであれば収納できる。
料金は時間制が中心で、
- 小:300円〜
- 中:500円〜
- 大:600円〜
といった空港標準の価格帯で、6時間以降は追加料金がかかる。
なお、ロッカーは2階にしかないため、到着階(1階)には設置されていない。荷物を預ける必要がある場合は、2階へ移動することになる。

まとめ
第3ターミナルは規模が小さく、設備がコンパクトにまとまったターミナルである。動線が分かりやすく、T2からの徒歩ルートも案内が明確で歩きやすい。出発時は徒歩、到着時はシャトルバスが便利という違いも覚えておくと良い。
LCC主体の合理的なターミナルであり、短時間の滞在なら必要な設備は十分に揃っている。国内線や気軽な海外旅行でよく使われるターミナルといえる。
・第1ターミナルの詳細はこちら
・第2ターミナルの詳細はこちら
・T1・T2・T3を結ぶシャトルバスの詳しいガイドはこちら
成田空港全体の情報を知りたい場合は、成田空港ハブガイドでターミナル間の繋がりや移動方法を詳しく確認できる。



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