パタヤには数え切れないほどのカフェが点在している。しかし、ただおしゃれなだけではなく「海を眺めながらゆったりできる場所」となると、意外に限られている。本記事で紹介する「Note Coffee & Bar」は、パタヤビーチの目の前に位置する立地抜群のカフェであり、朝の散策後の休憩から、夕方のサンセット鑑賞まで幅広く利用できる一軒である。観光客はもちろん、長期滞在者やノマドワーカーにとっても覚えておきたい存在だ。
パタヤビーチ北側の絶好ロケーションとアクセス方法
Note Coffee & Barは、パタヤビーチの北側、ビーチロードのソイ4付近に位置する。周囲にはホテルや飲食店が立ち並び、観光客が最も集まりやすいエリアだ。すぐ隣には「The Beach Front Resort Pattaya」があり、別記事で紹介した人気カフェ「BF Cafe Jianna」も同じ建物内にある。
パタヤ滞在中であれば、Googleマップ検索ですぐに見つけられるほどアクセスは簡単である。海沿いを散策していて「ちょっと休みたい」と思ったときに立ち寄れるのが、このカフェの強み。
ビーチを望む開放的なテラスと落ち着いた店内空間
外観の写真は撮り忘れてしまったが、店はガラス張りでシンプルな造りである。建物自体は特別に派手な装飾はなく、ビーチ沿いに溶け込むように佇んでいる。外観を正確に確認したい人は、Googleマップのストリートビューでチェックするのが便利。
一方で、テラス席に腰掛ければ“外観以上に印象的な景色”が広がる。道路を挟んで目の前にはパタヤビーチがあり、ヤシの木と青い海を眺めながらコーヒーを楽しめるのはこの店ならではの特権である。観光で歩き疲れたときや、サンセットを待ちながら一休みするときに最適な環境といえる。

店内は大理石調のカウンターとガラスケースが印象的で、ソファ席とテーブル席が整然と配置されている。奥にはやや落ち着いたスペースもあり、外の喧騒を忘れて作業や読書をすることも可能である。内装は派手さよりも機能性を重視した作りであり、清潔感があるのが好印象であった。

利用客層と店内の雰囲気
パタヤは欧米人観光客が多い街として知られるが、このNote Coffee & Barに関してはアジア系の利用者が多い印象を受けた。タイ人グループや東アジア系の旅行者が数人で談笑している姿が目立ち、一人でじっくり作業するよりも、複数人で訪れるカフェとしての性格が強い。
カップルや友人同士での利用が中心で、昼間は観光の合間に休憩する人々、夕方はサンセットを背景に写真を撮る旅行者の姿が多い。ノマド利用も可能ではあるが、客層の傾向からすると「観光色の強いカフェ」と表現するのが適切と感じた。
Note Coffeeの豊富なメニューと価格|ラテ95バーツから
ドリンクメニューは非常に幅広い。エスプレッソ(85バーツ)から始まり、カフェラテ(95バーツ)、カプチーノ(95バーツ)、モカ(130バーツ)などの定番に加え、ユズエスプレッソやキャラメルマキアートといったアレンジ系も揃う。

軽食としてはクロワッサンやパン類、ケーキが並んでおり、甘いものと一緒に楽しめるのも魅力である。スターバックスと比較すれば若干安価であるが、ローカルの小さなカフェと比べれば観光地価格と言える。ただし、この立地とビューを考慮すれば妥当な範囲に収まっている。
実際に注文したカフェラテの味と飲み心地レビュー
今回私が実際にカフェラテを注文したところ、95バーツで提供された。味はやや濃い目で、豆の風味がしっかりと出ており、観光地らしい軽めのドリンクより少し上の味。ラテアートは控えめであったが、器の雰囲気も含め全体的に落ち着いた印象。
甘さが抑えられており、海沿いを歩いた後の一杯としては非常に飲みやすかった。観光の合間に一息つくには十分満足できる内容であった。

Wi-Fiや混雑状況は?ノマド利用・長期滞在者向けチェックポイント
Wi-Fiは安定しており、通信速度も問題なかった。トイレは利用客は無料で清潔に保たれている(※注文していない場合でもトイレは有料で利用可能)。
混雑具合は時間帯により異なる。昼時は観光客やグループ利用が増えるが、朝や夕方は比較的落ち着いており、ノマド的な利用も可能である。ただし、立地柄どうしても観光客向きの雰囲気で、作業カフェとしての利用は補助的と考えるのが妥当か。
実際に感じた注意点と弱点
Note Coffee & Barはロケーションや雰囲気に恵まれている一方で、気を付けたい点もある。まず電源が見当たらず、長時間のパソコン作業には不向きである。Wi-Fiは安定していたが、あくまで短時間利用にとどめるのが無難である。
また、スタッフの接客はやや不慣れな印象、というか長期滞在者を相手にする距離感の近い接客とは違い、業務的な対応であった、観光エリアなので無理もないけど。
さらに、観光立地であるがゆえに混雑時間帯には落ち着いて過ごしにくいこともある。特に昼のピーク時や週末は、グループ客で店内が賑やかになりやすい。静かに作業や読書を楽しみたい人は、朝の時間帯か夕方前を狙うとよいだろう。
他店との比較|BF Cafe Jiannaとの違い
すぐ隣には「BF Cafe Jianna」があり、こちらも人気の高いビーチ沿いカフェ。Jiannaは風通しの良いオープンエアで、海風を感じながら過ごすスタイル。一方でNote Coffeeは、屋内エアコン席とテラス席を併せ持つため、暑さを避けたい利用者にはより快適である。
同じビーチ沿いでも雰囲気が異なるため、利用目的に応じて使い分けるのが賢い選択である。
観光客からノマドまで|Note Coffeeおすすめ利用シーン
観光客向け:散策後に立ち寄り、冷たいドリンクを片手にビーチを眺める休憩
朝7時から営業しているため、ビーチ散策後に立ち寄るのもおすすめ。パタヤの朝は意外と静かで心地よい時間が流れている。詳細は「朝のパタヤビーチ散策ガイド|静かな南国リゾートを体験できる朝6〜8時の魅力」にまとめているので参考にどうぞ。
カップルや友人同士:夕暮れ時のサンセットを背景に写真撮影や談笑
長期滞在者:気分転換に海沿いでゆっくりコーヒーを楽しみたいとき
ノマドワーカー:Wi-Fiを利用した短時間の作業やオンライン会議
いずれも「ビーチを見ながら過ごせる」という点が最大の魅力であり、他の市街地カフェにはない体験を提供してくれる。

営業時間と総評|観光にも作業にも使えるパタヤビーチ前カフェ
営業時間は朝7時から夜22時までと長く、朝の散歩後や夕食前のひとときなど、柔軟に利用できるのが魅力である。
まとめると、Note Coffee & Barは「海を目の前にしながら落ち着けるカフェ」という点で他店との差別化が図られている。観光客には便利で立地抜群の休憩場所として、長期滞在者には日常の息抜きスポットとして、さらにノマドにとっては短時間作業カフェとして活用できる万能な一軒である。今のうちに押さえておきたいビーチ沿いのカフェといえるだろう。
FAQ|よくある質問
Q:場所はどこ?
A:パタヤビーチ北側、ソイ4付近のビーチロード沿いにある。「The Beach Front Resort Pattaya」の隣である。
Q:営業時間は?
A:朝7時から夜22時まで。朝の散歩や夕暮れ時の利用に便利である。
Q:価格は高い?
A:カフェラテは95バーツ。ローカルカフェより高めだが、スターバックスよりは安い。
Q:Wi-Fi・電源はある?
A:Wi-Fiはあり、速度も問題ない。電源は見当たらない。
Q:味はどう?
A:カフェラテは濃い目でバランスが良く、観光地らしい価格を考えても満足できる内容。