タイ旅行では、どこで両替するかによって、同じ日本円でも手元に残るバーツが大きく変わる。
成田空港で両替するのか、スワンナプーム空港に到着してからにするのか、それともパタヤ市内まで移動してからか──移動ルートごとに“有利・不利がはっきり分かれる”のが、パタヤ両替の特徴だ。
本記事では、成田空港・スワンナプーム空港・パタヤ市内という主要ポイントを軸に、「旅行者が実際に通るルート別に、どこで両替するのが合理的か」を比較・整理する。
※本記事で紹介している「1万円で215バーツ差」は、特定日時・条件での実測例であり、常に同じ差が出るわけではありません。
2026年現在|円→バーツの為替動向と両替レート
2026年2月時点では、為替相場は1バーツ=約5円前後と、2025年よりさらに円安が進んでいる。旅行者にとっては厳しい状況が続くが、そのぶん両替レートの差も金額に直結するため、少しでも有利な両替所を選ぶことの重要性が増している。
パタヤ市内の両替レートは有利?T.T. CURRENCYでの実測結果
※本記事のレート比較は現地調査(2025年8月)をベースにしている。
まず訪れたのは、パタヤ中心部にある「T.T. CURRENCY EXCHANGE」。黄色の看板が目印の有名店である。撮影日であるの日本円(JPY)のレートは、
- 1円 = 0.2170バーツ
つまり、1万円を両替すると2,170バーツとなる計算。観光地の中心にありながら非常に良心的なレートである。

パタヤ市内で利用者が多い両替所や、T.T. CURRENCYを実際に使った体験については、パタヤ旅行で両替するなら?T.T. CURRENCYが最もおすすめだった理由で詳しくまとめている。
タイ空港で両替するとレートはどうなる?ドンムアン空港の実測
次に調査したのは、バンコクのドンムアン空港にある銀行系の両替所(Krungthai、Kasikornthai)。同日に撮影しており、各銀行で提示されていたJPYの売レートは共通して以下の通りだった:
- 1円 = 0.1955バーツ
1万円を両替した場合、1,955バーツにしかならない計算だ。パタヤ市内のT.T.両替所に比べて215バーツの差が出る。1バーツ5円を超える計算になり、まさに未知の領域。これは屋台2食分、もしくは格安マッサージ1回分に相当する差。
▼銀行別の写真(レート共通)
- Krungthai
- Kasikornthai


この結果は予想通りであり、バンコクでもパタヤでも「空港より市中両替所の方が有利」という通説を裏付けるものだった。しかし、実際に現地で比較・記録することで読者にとって信頼性ある情報となると思って確認した。なお、バンコクであれば「SuperRich」などの有名市中両替所を利用するのが賢明。
実際にパタヤ市内で両替する場合、空港到着後の移動手段も判断材料になる。スワンナプーム空港からパタヤまでの具体的な移動方法については、以下の記事で詳しくまとめている。
▶ スワンナプーム空港からパタヤへの行き方
日本の空港で両替すると不利?成田空港の両替レート傾向
比較のために、翌朝成田空港第2ターミナル出発階で立ち寄った両替所(GPA)でもバーツのレートを確認した。
- 1バーツ = 5.02円 → 逆算すると 1円 = 約0.1992バーツ
あれ、タイの空港よりも若干レートが良い。これはやや意外な結果。ただし、T.T.両替所の0.2170バーツには遠く及ばず、パタヤで両替したほうがトータルで有利という結論は変わらない。

空港と市中、どこで替えると差が出る?両替レート比較表
| 両替場所 | 1円あたりバーツ | 1万円で手に入るバーツ | 備考 |
|---|---|---|---|
| パタヤ T.T. CURRENCY 両替所 | 0.2170 | 2,170バーツ | 市中最優良レベルのレート |
| ドンムアン空港内銀行系 | 0.1955 | 1,955バーツ | 主要銀行共通 |
| 成田空港出発階 | 0.1992 | 1,992バーツ | 意外と健闘 |
両替とどちらが得?クレジットカードの海外キャッシング
なお、現地通貨の入手方法としては、両替以外にもクレジットカードの海外キャッシングという手段もある。特に空港到着時など、両替所のレートが悪い場面では、キャッシングの方が有利になる可能性もある。タイのATMで現地通貨を引き出す方法で、カード会社によっては両替所よりも良いレートが適用される場合もある。
ただし、適用レートや手数料(利息・ATM使用料など)は利用するカードや引き出し方によって異なり、今回の比較には含めていない。渡航前に自分のカード会社の条件を確認しておくとよいだろう。
結論|両替はどこで済ませるのが合理的か(空港・市内比較)
結論から言うと、短期滞在・長期滞在を問わず、両替は「空港で最低限+市内でまとめて」が最も合理的だ。実際に比較してみたところ、今回の調査では同じ1万円でも最大で215バーツの差が出た。これは一例にすぎないが、両替場所による差が無視できない水準であることは明確だ。
パタヤに滞在予定があるなら、現地での両替が圧倒的にお得である。筆者のおすすめは以下のような両替スタイル:
- 空港到着直後:移動費・飲食代として最低限(2,000バーツ前後)のみ両替
→ レートは悪いが、利便性を優先 - パタヤ滞在中:必要額をまとめて市内両替所で両替
→ レート差の恩恵を最大化できる - 帰国時:再両替は避け、余ったバーツは次回旅行用に保管、もしくは空港で飲み物・軽食・お土産などに使い切る。
両替は金額自体が大きくない分、軽視されがちだが、場所を選ぶだけで数百〜千円単位の差が生まれる。今回のように実測で比較しておけば、次回以降の旅行でも迷わず判断できるはずだ。パタヤ旅行を計画しているなら、本記事の考え方を一つの基準として活用してほしい。




