ノイバイ国際空港(ハノイ)では、到着ロビーに複数のSIMカード販売カウンターが並んでおり、初めての旅行者でもわかりやすく購入できる。この記事では、実際に到着ロビーを歩いて確認したうえで、2025年11月現在の購入場所・料金相場・キャリアごとの違いをまとめた。
この記事で扱うのは、国際線が到着するターミナル2(T2)到着ロビーのSIMカウンター。T1(国内線)にも通信サービスを扱う店舗はあるが、旅行者が利用する機会が多いのはT2である。
ノイバイ空港でSIMを買うメリット
空港でのSIM購入は市内より割高ではあるものの、到着後すぐ通信を確保できる安心感がある。購入時はスタッフがパスポートを確認した後、SIMの挿入やアクティベーションを行う。手続きが終わればそのまま通信を使い始められるため、初めての訪越でも手続きは難しくない。
購入できる場所(T2到着ロビーの店舗)

SIMカードを購入できるのは、主に国際線ターミナルであるT2の到着ロビー。到着フロアには Viettel・Vinaphone・Mobifone・民間SIMカウンターが左右に広く配置されており、どの導線から出ても店舗を見つけられる。多くのブースは「SIM+両替」を併設しており、支払いは現金のほかカードに対応していた。
また、ひとつ上の階にもいくつか店舗がある。こちらはやや空いていた。

主なキャリアと料金の比較と目安(2025年調査)
掲示されていた観光客向けプリペイドSIM(いずれも30日プラン)の値段は以下のとおり。
※為替レートはまちまちなので店舗記載の金額を表記。
■ Viettel(ヴィッテル)
- 400,000 VND(約16 USD):データ6GB/日、通話あり
- 350,000 VND(約14 USD):データ5GB/日、通話なし

■ Vinaphone(ビナフォン)
- 350,000 VND(約15 USD):6GB/日、通話200分、SMS 200通

■ Mobifone(モビフォン)
- 250,000 VND(約10 USD):3GB/日
- 300,000 VND(約12 USD):4GB/日

※通話に関する細かな条件は店舗により異なるため、データ容量を中心に案内。
今回の調査では、市内プリペイドSIMより割高ではあるものの、空港としては一般的な価格帯であった。利便性を重視するか、価格を重視するかで判断が分かれるところ。
深夜到着でも買える?営業時間の雰囲気
深夜の営業状況は店舗により異なり、一部が営業していることもあるが、毎日同じとは限らない。空港公式ページにも営業時間の明記はなく、旅行者の体験談では「深夜でも購入できた」という声が多い。確実性を求める場合は、事前にeSIMを準備しておくと安心だ。
どんな人が“空港SIM”に向いているか
- 到着直後にGrabを使いたい
- スタッフに設定を任せたい
- eSIMの設定に不安がある
- 手間よりもスピードや安心感を優先したい
逆に、価格を重視する人や長期滞在者は、市内での購入が向いている。
事前購入のeSIMとの比較
- 空港SIMの強み:確実性、設定サポート、購入が簡単
- eSIMの強み:プランによっては安価、事前開通できる、列に並ばない
短期滞在の場合は、Airloなど事前にeSIMを利用するのがタイパ・コスパ両面でおすすめ。
まとめ

ノイバイ国際空港では、SIM販売カウンターが到着ロビーに複数配置されており、初めての旅行でも購入しやすい。価格は市内より高めだが、利便性と即時性が魅力だ。深夜帯は店舗によって営業状況が変わるため、必要に応じてeSIMも併用すると安心である。
空港の詳細は以下の記事でも解説しているのでどうぞ。

