【2026年】ラオス中国鉄道の乗り方|予約方法・乗車レビュー(ビエンチャン→ルアンパバーン)

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ラオス国内を移動するなら、ビエンチャンからバンビエンやルアンパバーンへ向かう「ラオス中国鉄道」が便利だ。

ただし、日本の新幹線のように当日ふらっと乗れるわけではなく、チケットの予約方法や乗車手順にはいくつか注意点がある。

この記事では、ラオス中国鉄道の
・チケット予約方法
・実際の乗車レビュー
・ビエンチャン駅での乗車手順
を、ビエンチャンからバンビエン・ルアンパバーンへ移動した体験をもとに紹介する。

ラオス中国鉄道の路線概要やビエンチャン駅へのアクセスについては、ラオス中国鉄道ガイドで詳しく解説している。

ラオス中国鉄道の予約方法

ラオス中国鉄道のチケットは、主に次の4つの方法で購入できる。

・12Go(オンライン予約)
・公式アプリ(LCR Ticket)
・旅行代理店
・駅窓口

旅行者がよく使うのは12Goか公式アプリ(LCR Ticket)だ。
それぞれ特徴が異なるため、以下一つずつ比較していく。

① 12Go(旅行者が一番使いやすい)

旅行者にとって使いやすいのが、12Goなどのオンライン予約サイト。日本語表示で、料金を日本円換算で確認しながら予約できる。クレジットカード決済にも対応しているため、海外からでもチケットを確保できる。
12Goでラオス中国鉄道の空席を確認

予約の流れはシンプルで、

出発駅と到着駅を入力

日付を選択

列車と座席クラスを選択

支払い

という流れになる。

予約後はQRコード付きのバウチャーが発行され、当日はその画面を駅で提示して乗車する。
今回の乗車でも、事前に12Goでチケットを予約した。

12Go日本語画面でラオス中国鉄道のチケットを予約する画面
12Goは日本語表示でも予約できる
12Goでラオス中国鉄道の乗客情報を入力する画面
名前やメールアドレスなど乗客情報を入力

② 公式サイト・公式アプリ(LCR Ticket)

ラオス中国鉄道公式アプリLCR Ticketのトップ画面
ラオス中国鉄道の公式予約アプリ「LCR Ticket」

ラオス中国鉄道には、公式の予約アプリ 「LCR Ticket」 がある。
LCR Ticketは価格だけを見ると最も安い。手数料は5,000キープで、12Goなどの予約サイトよりやや安くなる。ただし操作や決済手続きがやや分かりにくく、日本語対応もないため、旅行者には12Goの方が使いやすい。

今回公式サイトで予約を試したが、クレジットカード(VISA)の支払い承認のOTPが日本のSMSで受信できず、途中で断念した。言語サポートや支払い方法を見る限り、中国人利用者に便利な仕様になっている。

海外から予約する場合は、支払い認証の関係でうまく決済できないこともある。日程が決まっているなら、日本にいるうちに予約しておく方が安心だろう。

LCR Ticketアプリでバンビエン→ルアンパバーンの座席が満席になっている画面
列車によっては全席売り切れのこともある

ルアンパバーン方面は需要が高く、直前では席が取れないこともある。公式サイトは空き状況を確認するのには使いやすかった。

③ 旅行代理店

ビエンチャンやルアンパバーンの旅行代理店でも、ラオス中国鉄道のチケットを手配できる。
ホテルやツアーデスクで依頼することもできるが、料金は手数料込みになるため少し高くなる。

ただしアプリ操作が不安、現地で相談しながら予約したいという場合には、この方法も選択肢だ。日程に余裕のあるバックパッカーではこの手段が多く使われている。

④ 駅窓口で購入|当日チケットは買える?

ビエンチャン駅の窓口でもチケットは購入できる。ただし当日購入はあまり現実的ではない。
ビエンチャン駅は市内中心部から約15km離れており、タクシーなどで移動する必要がある。もし駅まで行って満席だった場合、その日の予定が大きく崩れてしまう。

実際にオンラインで空席状況を確認すると、前日予約の時点で昼前後の列車はすでに満席になっていることが多かった。

ラオス中国鉄道のチケット料金

ラオス中国鉄道の運賃は距離と座席クラスによって決まる。
主に2等席(Second Class)と1等席(First Class)の2種類があり、1等席の方が座席が広く料金も高い。
※詳細は記事後半の乗車レビュー参照

ビエンチャンから主要都市までの料金は列車によって差があるが、おおよそ次のような価格帯になっている。

区間2等席1等席
ビエンチャン → バンビエン約200,000~300,000キープ約400,000~500,000キープ
ビエンチャン → ルアンパバーン約400,000~600,000キープ約600,000~800,000キープ

※同じ区間でも列車によって料金が大きく変わる。実際に検索すると上記より高い価格が表示されることもある。

今回の移動では、

  • ビエンチャン → バンビエン:2等席
  • バンビエン → ルアンパバーン:1等席

を利用した。

ラオスでは長距離バスも一般的な移動手段だが、ラオス中国鉄道を使えば移動時間は大きく短縮される。例えばビエンチャンからバンビエンまでは、バスだと3〜4時間ほどかかるところを鉄道なら約1時間で到着する。

どれくらい前に予約するべきか

ラオス中国鉄道は人気路線のため、直前では席が埋まっている便も珍しくない。
特に昼前後の列車は早く埋まりやすい。ビエンチャンのホテルをチェックアウトしたあとに出発し、目的地のホテルのチェックイン時間にちょうど到着できる時間帯だからだろう。観光客の移動時間としてちょうど使いやすい時間帯だ。

実際に前日予約で公式アプリで確認すると、すでにNone(売り切れ)と表示されている便がいくつかあった。チケットは基本的に乗車日の4日前から発売される。

12Goなどの予約サイトではそれより前から予約できるが、これは仮予約の形で、実際のチケット発券は発売開始後に行われる。人気の列車は発売後すぐに埋まることもあり、旅行日程が決まっているなら早めに予約しておく方が安心だ。
12Goでビエンチャン→ルアンパバーンの空席を確認

ラオス中国鉄道は本数が限られており、日本の新幹線のように当日購入で乗れる交通手段ではない。「ラオス中国鉄道はいつ予約すればいいのか」と迷うと思うが、基本的には発売開始直後に予約しておくのが安心。観光シーズン、年末年始などの繁忙期なら尚更だ。

ビエンチャン駅での乗車手順

ラオス中国鉄道に乗る場合、ビエンチャン駅では空港に近いような手順で乗車する。
駅に到着したら、まず入口でセキュリティチェックを受けてから構内に入り、改札を通ってホームへ向かう流れだ。

※ビエンチャン駅の詳しい構内の様子やアクセスについてはビエンチャン駅ガイドの記事で紹介している。

改札ではQRコードを提示

ラオス中国鉄道では、改札でQRコードのチケットを提示して入場する。
12Goなどの予約サイトで購入した場合も、スマートフォンに表示されたQRコードを係員に見せればそのまま通過できる。

12Goで予約したラオス中国鉄道のQRチケット
予約後に発行されるQRコード付きチケット

出発時間が近づくと改札が開き、乗客が順番にホームへ進む。

ホームで列車を待つ

改札を抜けるとホームに出る。
ラオス中国鉄道の車両は中国の高速鉄道に近いデザインで、ホームには出発時刻や列車番号が表示されている。

ラオス中国鉄道のホームと列車

乗車時間はそれほど長くないため、乗車案内が始まったら早めに車両へ向かう。

到着後もQRコードを提示

目的地の駅に到着したあとも、出口で係員にQRコードの提示が必要になる。

ラオス中国鉄道の駅出口改札(QRコード提示)

日本の鉄道のように自動改札から外に出るのではなく、入場時と同じようにQRコードを確認してから駅の外へ出る仕組みだ。

ラオス中国鉄道に実際に乗ってみた(ビエンチャン → バンビエン→ルアンパバーン)

ビエンチャンからバンビエンまでは、ラオス中国鉄道を使うと約1時間ほどで到着する。
今回はビエンチャンからバンビエンまでは2等席を利用した。

ホームに列車が入ってくると、乗客は車両番号を確認して順番に乗車していく。
ラオス中国鉄道は全席指定で、チケットに車両番号と座席番号が書かれている。

座席は事前に指定することはできず、発券時に自動で割り当てられる仕組みだ。
乗車したら、チケットに記載された座席に座る。

ラオス中国鉄道の車両デッキから見た車内

車内の様子

車内は中国の高速鉄道に近い雰囲気で、全体的に新しく清潔だった。
2等車の座席は横3列+2列の配置で、日本の新幹線の普通車に近いレイアウトになっている。

ラオス中国鉄道の2等席車内(赤い座席)
ラオス中国鉄道の2等席。座席は2+3配置

座席の上には荷物棚があり、スーツケースやバックパック置いている旅行者も多かった。
実際に乗ってみると、大きな荷物を持った乗客がかなり多い。バックパックを背負った欧米人旅行者や、スーツケースを持った中国人観光客の姿が目立つ。現地のラオス人乗客も多く、日本人はたまに見かけるくらい。

ラオス中国鉄道の荷物スペース
大型スーツケースは車両デッキ付近の荷物スペースに置く

今回の乗車でも満席に近い状態だった。ただし区間によって乗客の入れ替わりがあり、常にすべての席が埋まっているわけではない。

電源コンセント

座席の足元には電源コンセントが設置されている。
スマートフォンの充電などもできるので、移動中にバッテリーを気にする必要はなかった。

ラオス中国鉄道の座席下にある電源コンセント
電源は座席の下に設置(1等・2等共通)

車内販売

車内ではワゴンによる車内販売もある。
飲み物やお菓子などの軽食を購入することができる。新幹線ではかなりレアになったサービスなのでこれは少しうれしい。

ラオス中国鉄道の車内販売カート

車内アナウンス

車内アナウンスはラオ語、中国語、英語の順で流れていた。
外国人旅行者も多く利用する路線らしく、英語アナウンスもしっかりしていた。

1等席と2等席の違い

今回の移動では別日にバンビエン → ルアンパバーンの間で1等席を利用した。

2等席は横3+2列の配置で、日本の新幹線の普通車に近い座席配置に対し、1等席は横2+2列で座席が広く、前の座席との間隔もゆったりしている。座席にはフットレストもあり、足元のスペースも広い。

ラオス中国鉄道の1等席車内(紫の座席)
ラオス中国鉄道1等席の座席とテーブル

実際に乗ってみると、車内の雰囲気にも少し違いがあった。
2等席は座席数が多く乗客の密度も高いため、全体的にやや賑やか。乗車したときは子どもの泣き声なども響いていた。

一方、1等席は座席数が少ないこともあり、落ち着いた雰囲気だった。もちろんそのときの乗客にもよるが、静かに移動したいなら1等席の方が快適に感じるかもしれない。

ルアンパバーンまでの移動時間は約2時間ほど。ゆったり移動したい場合は1等席を選ぶのも良い。

ラオス中国鉄道の車窓と最高速度

ビエンチャンから北へ向かうと、しばらくしてラオスらしい山の景色が広がってくる。
特にバンビエン周辺では、カルスト地形の山々が車窓から見える。

ラオス中国鉄道の車窓から見えるカルスト山地
バンビエン周辺ではカルスト地形の山々が見える

ラオス中国鉄道は山岳地帯を走るため、トンネル区間が多い。
実際に乗っていると、トンネルと外の景色が交互に続くような区間が多かった。その分、トンネルを抜けたときに広がる山の景色が印象に残る。

車内のモニターには走行速度も表示され、最高速度は約160km/h。

ラオス中国鉄道の車内速度表示
車内モニターには走行速度が表示される

新幹線とは比べられないが揺れは少なく、バス移動と比べてかなり快適。

ラオス中国鉄道はおすすめ?

ラオス国内を移動するなら、ラオス中国鉄道はかなり便利な交通手段だ。

例えばビエンチャンからバンビエンまでは約1時間、ルアンパバーンまでも約2時間ほどで到着する。
バス移動では数時間かかる区間でも、鉄道なら短時間で移動できる。

車内はまだまだ新しく、座席や設備も全体的にきれいだった。
電源コンセントや車内販売もあり、長距離移動でも特に不便は感じなかった。

一方で、日本の新幹線のように当日ふらっと乗れる交通手段ではない。
人気の時間帯の列車は早めに満席になることもあり、旅行日程が決まっているなら事前予約が必須だ。

ラオス中国鉄道は、ビエンチャン・バンビエン・ルアンパバーンといった主要都市を効率よく移動したい旅行者にとってかなり使いやすい移動手段だ。

まとめ

ラオス中国鉄道は、ビエンチャンからバンビエンやルアンパバーンへ移動する際に便利な交通手段だ。
チケットは12Go、公式アプリ(LCR Ticket)、旅行代理店、駅窓口などで予約・購入できる。

旅行日程が決まっている場合は、事前予約しておく方が安心だ。

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