ラオス中国鉄道を使うと、ビエンチャンからバンビエンやルアンパバーンへ短時間で移動できる。
ただし、日本の鉄道のように「駅=市街地」というわけではない。ラオス中国鉄道の駅は都市中心部から少し離れた場所に作られており、到着後は市内までの移動が必要になる。
この記事では、実際に列車で訪れた経験をもとに、
・バンビエン駅の場所
・ルアンパバーン駅の場所
・駅から市内への移動方法
をまとめた。これからラオス中国鉄道を利用する人は参考にしてほしい。
※ラオス中国鉄道のチケット予約方法や実際の乗車レビューについては、ラオス中国鉄道の予約方法と乗車レビューの記事で詳しく紹介している。
ラオス中国鉄道の駅が市街地から離れている理由
ラオス中国鉄道は中国の高速鉄道規格で建設された新しい路線で、駅は広い土地を確保できる郊外に作られている。そのため、列車を降りたあとに「駅前からすぐ街」という感じではない。むしろ山の中にポツンと駅がある立地だ。
例えば主要観光地でも
- バンビエン駅 → 市内中心部まで約4km
- ルアンパバーン駅 → 市内中心部まで約12km
と、それなりに距離がある。
駅から市内へはミニバンやバスなどを利用するのが一般的だ。
バンビエン駅の場所

バンビエン駅は町の北側、ナムソン川と国道13号線に沿い、市街地から少し離れた場所にある。
駅舎は赤茶色の柱と大きなガラス面が特徴的な建物で、入口には「万栄(Vang Vieng)」の文字が掲げられている。ラオス語と中国語、英語の表記が並ぶ。
内部には天井の高い待合ホールがあり、中央の電光掲示板に列車の発着情報が表示される。
ホームは屋根付きで広く、列車の到着前には多くの乗客が並ぶ。

駅周辺はまだ開発途中で、到着するとまず目に入るのはカルスト地形の山々と広い駅前スペース、そして駐車場。観光客向けの交通手段もこの周辺に集まっている。

バックパックを背負った欧米の旅行者の姿も多く、バンビエンが国際的な観光地であることを感じる場所でもある。
列車が到着すると、駅の外には乗り合いトラックやミニバスのドライバーが待機しており、客引きの声がかかる。

ラオス中国鉄道の起点となるビエンチャン駅については、ビエンチャン駅ガイドの記事で詳しく紹介している。
バンビエン駅から市内への移動方法
バンビエン駅から町まではいくつか移動手段がある。列車を降りて駅の外に出ると、ドライバーが声をかけてくるので、料金を確認しそのまま乗れば問題ない。
ミニバス(最も一般的)
バンビエン駅では、列車到着に合わせて緑色のミニバスが待機している。
このミニバスは市内中心部へ向かう乗り合いタイプで、乗客がある程度集まると出発する。
料金は筆者が利用した時は 40,000キープだった。中心部までは10分ほどで到着する。

乗り合いトラック(ソンテウ型)

もう一つ見かけるのが、荷台に座席を付けた乗り合いトラック型の車両。
タイのソンテウに近い形で、後ろのスペースに複数の乗客が一緒に乗る。
こちらも料金は40,000キープだった。
徒歩
地図上では4kmほどなので健脚なら歩けなくはないが、実際にはおすすめしない。

- 歩道が整備されていない
- 日差しが強く暑い(特に昼間)
- 荷物を持って歩くときつい
このため、徒歩での移動は計画に入れない方がいい。
なお、配車アプリ(Grab含む)はこのエリアでは使えないため、基本的には駅前の乗り合い車両を利用することになる。
また、中心部から駅に向かう場合は事前にホテルに頼んでおくとピックアップが迎えに来てくれる。乗り合い方式でやはり40,000キープであった。
ルアンパバーン駅の場所

ルアンパバーン駅は市街地の南東側、市街から離れた山あいに作られている。鉄道が通る前は完全に山しかなかったであろう立地だ。世界遺産エリアからは距離があり、中心部までは車で30分ほどかかる。
駅舎は赤茶色の柱と大きな屋根が特徴的で、ラオスの寺院建築を思わせるデザイン。
入口にはラオス語と中国語で駅名が掲げられている。

列車が到着すると、多くの乗客がそのまま駅前へ向かう。欧米のバックパッカーの姿が多く、駅前ではミニバンのドライバーが声をかけてくる。
駅前には広い広場があり、その周囲を山に囲まれている。

ここからミニバンに乗り、市内へ向かうことになる。
ルアンパバーン駅から市内への移動方法

ルアンパバーン駅ではミニバン型の車両が並んでいる。
乗客が集まると順番に出発する乗り合い方式で、料金は40,000キープ。

乗車時に運転手にホテルを告げればそこに寄って降ろしてくれる。今回乗車した際はルアンパバーン空港に向かう乗客がおり、途中空港に寄った。なお、ルアンパバーン空港は鉄道駅と違って市街地からそれほど離れておらず、市内へ向かう途中に少し寄る程度の位置にある。
市街中心部まではおよそ12km、30分ほど。
駅前に並ぶミニバンに乗れば、そのまま市街まで連れて行ってくれる。

こちらもバンビエン同様、ルアンパバーン駅への戻りはホテルに事前予約でピックアップしてもらえる方式だ。
実際に使って感じた駅アクセスのポイント(体験メモ)
列車が到着すると、乗客の流れがそのまま駅前へ向かう。その流れに沿って外へ出ると、ミニバンなどの車両が並んでいる。
ドライバーが声をかけてくるので、行き先(ホテル名など)を伝えてその車両に乗る形になる。
列車の到着時間に合わせて車両が待機しているため、特に予約は不要。駅前には十分な数の車両が並んでおり、満席で乗れないということもなく、長く待たされることもなかった。
興味深いのは、バンビエン駅とルアンパバーン駅で市内までの距離は大きく違うにもかかわらず、料金はどちらも約40,000キープだったこと。3年前の2023年に訪問時は35,000キープ、キープ安もあり値上げしている。
バンビエン駅・ルアンパバーン駅から市内へのアクセスまとめ
ラオス中国鉄道の駅から市内へは、駅前に並ぶミニバンなどの乗り合い車両を利用するのが一般的だ。
料金は2026年時点で40,000キープ。
駅に到着したら、並んでいる車両に乗ればそのまま市内へ向かうことができる。
ラオス中国鉄道の路線や主要駅、乗車方法などの全体像については、ラオス中国鉄道ガイドの記事でまとめている。


