【2025年最新】ブトゥアン〜ダバオ長距離バス移動ガイド|ミンダナオ島300kmの実体験と注意

ブトゥアンのプレミアムバスターミナルから出発するダバオ行きバス交通・移動
ブトゥアンのターミナルに停車中のダバオ行きバス。
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前回に続きフィリピン南部・ミンダナオ島の地方都市を旅行している。今回はブトゥアン(Butuan)からダバオ(Davao)へ行くことにした。

ブトゥアンの街自体のアクセスや観光情報はこちら

移動手段は飛行機ではなくバス。距離は300km弱、ミンダナオ島を縦断する長距離移動だ。ある程度大変だとは覚悟していたが、こちら側の確認不足もあり、結果としてかなり過酷なバス旅となった。

ダバオ行きバスターミナル Butuan Premium Bus Terminal はブトゥアン中心部からタクシーで15分ほど。現地の人に聞いても全員「ダバオへ行くならここ」との答え。ダバオまでは所要6~7時間とタクシードライバーから説明を受けた。

ブトゥアンの長距離バスターミナルの外観と停車中のバス
ブトゥアンのバスターミナル外観。ダバオ方面を含む複数の長距離バスが発着する。

地方都市らしい長距離バスターミナルで、トイレは有料(5ペソ)。売店は多く、飲料や軽食の購入が可能。バスターミナルは広く、トイレは少し離れたところにある。発車状況を先に確認して、余裕をもって待機するのがよい。

ブトゥアンのバスターミナルから出発するダバオ行きバス(Bachelor Express)
ブトゥアンのプレミアムバスターミナルに停車中のダバオ行きバス。左の看板が目印。

ダバオ行きバスは正面に「DAVAO」と表示があり分かりやすい。便数も多く、回転は早い印象。1時間に1本程度のペースだろう。今回は「すぐ出発する」と案内され、17時発の便に乗車。しかし、これが安直な判断だった。

車内は4列シートの一般的な長距離バス。USB充電はなく、フィリピンの地方バスではよくある仕様。チケットは乗車後に購入。運賃は580ペソ(約1,500円)で、事前情報より安かったため不思議に思い確認すると「ディスカウント」とのこと。これは運がいいなと思い少しいい気分になる。

出発後しばらくすると、各停留所で乗客が乗り降り。次第に「これは鈍行バスだ」と気づく。乗客はどんどん増え、通路まで立ち客があふれる混雑。Non stop(直行便)なら6時間程度の区間が、鈍行では大幅に遅くなる。しかもトイレ休憩はなく、尿意と混雑に耐えながらの移動となった。

後にしてみれば乗車時の謎の割引は鈍行利用によるものだったと思う。考えてみれば外国人の乗客に理由もなくディスカウントをする必要なんてないな。もっと言えばブトゥアンで乗る際の確認も不足していた。自分で撮った画像にもすぐ隣のバスがNon stopになっている。バスターミナルのスタッフに流され何も考えずに乗ってしまった、後の祭り。

ブトゥアンからダバオへ出発する長距離バス
ダバオ行きの長距離バス。よく見と右奥のバスにNon Stopの表示がある。

ダバオ市は「フィリピンで最も安全な都市」と言われる一方、セキュリティは厳格。市内に入る際も荷物検査で全員一度下車する。

ダバオ到着時に実施されるバス乗客のセキュリティチェック
ダバオ市内に到着すると荷物検査などセキュリティチェックが行われる。

そんなこんなでダバオに到着。着いたのは午前3時半、約10時間半のバス旅となった。Non stopより4時間近くは遅くなっているはずだ。移動中トイレ休憩があったのはダバオが近くなって1回のみ。頻繁に停車はしていたので他にもトイレに行くタイミングはあったとは思うが、トイレ休憩ではないので乗り遅れるリスクが高かった。

ダバオ着のバス停はこちら。ダバオのバス停は中心部に比較的近いが、周辺に施設は少なくタクシー移動が無難。

ホテルについたのは午前4時。予約していたが遅い時間のためフロントが不在。警備員と話すも対応してくれず、他のホテルをあたることに。結局午前5時頃に別のホテルに落ち着いた。

ダバオでは市内滞在だけでなく、近郊リゾート・サマル島にも気軽に足を延ばせる。
日帰りで行けるお気軽リゾート、サマル島パラダイスアイランド

まとめ:ブトゥアン〜ダバオ間バス移動で注意すべきポイント

想定よりも大幅に時間がかかったブトゥアン〜ダバオ間のバス移動。確認不足が原因とはいえ、鈍行バスに乗ってしまうと所要時間は10時間以上。ミンダナオ島で長距離バスを利用する際は、必ず「Non stop(直行便)」かどうか確認することが最重要だと痛感した。

このルートを利用予定の旅行者は、

  • バスターミナルで便を見極める(Non stop バスかどうか必ず確認)
  • 夜間到着に備えてホテルのチェックイン可否を確認する
  • 飲料・軽食を事前購入しておく

といった準備をして挑むのがおすすめだ。

参考リンク

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