【2026年】ハノイ発ニンビン日帰りツアー体験|教会+自然ルートはアリか?

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ハノイ発のニンビン日帰りツアーといえば、Trang AnやTam Cocといった自然景観を回るルートが定番。

一方で、今回参加したのは少し変わった構成のツアーだった。
ハノイを出発し、教会を2か所巡ったあとに自然エリアへ向かう教会+自然のルートである。

正直なところ、ニンビン観光としては王道ではない。
それでも実際に参加してみると、このルートならではの良さと、逆に気になる点の両方が見えてきた。

実際に回ってみて、この教会+自然ルートがアリなのか見ていく。

So Kien教会の入口ゲートと敷地の様子

このルートはどんな内容か

今回参加したのは、ニンビン周辺を1日で回る日帰りツアーで、行き先は以下の通り。

  • So Kien Church(So Kien教会)
  • Lang Van Church+Nui Meo Cao(Lang Van教会+Nui Meo Caoの岩場)
  • Thung Nham Bird Park(トゥンニャム)

ハノイを朝に出発し、教会2か所を回ったあと、午後にトゥンニャムへ向かう。

一般的なニンビンツアーと違って、このルートは教会がしっかり入っている。

このタイプのツアーは多くなく、いわゆる王道ルートからは外れている。

当日の行程(所要時間のリアル)

当日の流れはこんな感じだった。

  • 07:10 ハノイ出発
  • 09:15〜10:00 So Kien Church(約45分)
  • 10:30〜12:00 Lang Van Church+Nui Meo Cao(約1時間30分)
  • 昼食
  • 14:30〜16:30 Thung Nham Bird Park(約2時間)
  • 19:30 ハノイ到着

移動時間はそれなりに長く、観光に使える時間はそこまで多くない。

実際に回ると、教会とトゥンニャムで時間の使い方に差がある。
教会は余裕がある一方で、トゥンニャムはやや駆け足になる。このバランスは人によって評価が分かれると思う。

ハノイ発ニンビン日帰りツアーの定番ルートとの違い

ニンビンの日帰りツアーは、基本的に自然景観を中心に組まれている。

ボートで川を進みながら奇岩の景色を楽しむ、いわゆるニンビンらしい風景を見に行くルート。
そこにバイティン寺など寺院や史跡が軽く組み合わさることが多い。

今回のルートは、ここに教会が入ってくる。

ハノイ発ニンビン日帰りツアーはどっちを選ぶか

初めてニンビンに行くなら、まずは王道ルートから入る方がいい。

一方で、今回のようなルートは少し毛色が違う。
教会は観光の主役ではないが、ニンビン駅やTrang An周辺からは離れていて、個人で回るには少し行きづらい場所にある。

つまり、ニンビンらしい景色をまず見たいなら王道ルート、教会のようなマイナーな場所を回ってみたいなら今回のようなルートになる。

各スポットの正直レビュー

今回訪れた3スポットは性格がかなり違うので、一日で違った見どころを拾える。
教会は建物や雰囲気を見る場所で、トゥンニャムはボートや洞窟といった体験型のスポット。

その前提で、それぞれの印象を書いていく。

So Kien教会(ハナム省)

So Kien教会の正面外観

So Kien教会(So Kien Church/ハナム省)

ハノイから南へ向かう途中、ハナム省にある教会。
ニンビンに入る前に立ち寄れる。

規模は大きく、赤レンガの重厚な外観が目を引くが、観光地というよりは地域の教会という印象が強い。日曜日はミサが行われ、子どもたちの姿も多く、地元の生活に溶け込んでいる。

So Kien教会の外観と赤レンガの建物
外観は重厚だが、観光客向けの整備はされていない
So Kien教会の内部とミサに参加する子どもたち
日曜は子どもたちが集まり、地域の場になっている

ベトナム北部はカトリック信者が多い地域で、この周辺にも教会や関連施設が点在している。そうした背景を知っていると、単なる建物以上の見方ができる場所でもある。

So Kien教会周辺の街並みと教会の外観
教会は街の中に溶け込んでいる

ツアーで通り道として立ち寄る分には行けるが、ニンビン駅やTrang An周辺からは離れていて、個人で行くには少し手間がかかる場所にある。
わざわざ時間を割いて訪れるかどうかは、教会そのものに興味があるか次第になりそうだ。

Lang Van教会(Lang Van Church)+Nui Meo Cao

Lang Van教会の正面外観

ニンビンの教会といえばファットズィエム大聖堂が有名だが、今回立ち寄ったLang Van教会はそれとは別で、2025年完成の新しい巨大教会。
実際に現地の案内を見ると、長さ108m、幅43mの巨大な建物で、鐘楼は127mに達する。ベトナムでも最大とされる教会だ。

Lang Van教会の側面外観と建築ディテール
Lang Van教会の内部全体と通路

実際に近くまで来ると、その大きさがはっきり伝わる。周囲はのどかな風景だが、その中にいきなり巨大な建物が現れる。

内部も広く、装飾も含めてしっかり作り込まれている。
新しさと大きさが前面に出ていて、歴史を感じさせるSo Kien教会とは雰囲気がかなり違う。

特徴的なのは、上部まで階段で登れる点。

Lang Van教会の上部へ続く内部階段
上部の展望スペースへ向かうLang Van教会の内部階段

およそ400段ありそれなりにきついが、登りきると周囲を見渡せる。外観だけで終わらず、上まで登れるのもこの教会の特徴だ。

Lang Van教会の上から見た周辺の景色

また、すぐ近くにはNui Meo Caoと呼ばれる岩場があり、猫が引っかいたように見える独特の岩肌が名前の由来とされる。

Nui Meo Caoの岩山と湿地の風景
Lang Van教会の周辺には、こうした石灰岩の風景が広がっている

このあたりではよく知られた景色の一つで、自然の風景画のように紹介されることもある。距離的にも近く、Lang Van教会とセットで回りやすい。

トゥンニャム(Thung Nham)

トゥンニャムのボートコースを進む観光客の小舟
複数の小舟が行き交う、トゥンニャムのボートエリア

午後に立ち寄るのがトゥンニャム(Thung Nham)。鳥園や洞窟、小ボートのある複合型の観光スポット。

洞窟内は歩道がしっかりしていて歩きやすいが、天井が低い場所が続き、かがみながら進む。中は涼しく、外とは空気がかなり違う。

トゥンニャムの洞窟内部と遊歩道
洞窟内は照明と遊歩道が整備されており、順路に沿って進む

ボートは複数人で乗り、漕ぎ手に案内してもらう。鳥園方面のコースは30〜45分ほどで、Trang Anより短い。景色もやや単調だが、その分、サギやコウノトリ類などが集まるエリアを近くで見られるのがトゥンニャムらしいところだった。

トゥンニャムのボートコース沿いで見た鳥園エリアの風景
ボートで進むと、水辺の木々に鳥が集まる場所が見えてくる

今回はツアーの一部として回ったが、トゥンニャム自体の内容は別記事で詳しくまとめる予定。

時間配分の評価

教会を組み込むタイプのニンビン日帰りツアーは、時間のかけ方が独特になる。

So Kien教会とLang Van教会は、それぞれ短時間でも見どころがはっきりしている。So Kien教会は地域に根付いた古い教会の空気を見られるし、Lang Van教会は巨大な建物そのものに加え、上まで登って景色を見る体験がある。

その一方で、トゥンニャムはボートと洞窟を両方回るにはやや慌ただしい。ゆっくり滞在するというより、ボートと洞窟を短時間で押さえる配分になっている。

教会+自然型ツアーのメリット・デメリット

このタイプのツアーの良さは、個人では行きにくい場所をまとめて回れることにある。

まず向いているのは、Trang Anのような王道スポットだけで終わらず、教会のような少し外した場所も一緒に見たい人。So Kien教会やLang Van教会は公共交通だけでつなぐのが難しく、旅行者が個人で回るならタクシーを貸切ることになる。教会や建築に興味があれば、こうした立ち寄りは普通のニンビン観光にはない面白さになる。

逆に、ニンビンではボートの景色を中心に楽しみたい、自然をゆっくり見たいという人にはあまり向かない。教会が入るぶん、自然パートはどうしても限られた時間の中で回る形になるからだ。

要するに、このタイプのツアーはニンビンが初めての人向きではない。初回ならTrang Anのような王道スポットで、まずはニンビンらしい景色を押さえる方がいい。一方で、2回目以降や、教会のような少し外した場所も含めて回りたい人には、このタイプのツアーの方が向いている。

個人手配とどっちがいいか

教会2か所まで含めて今回のルートをなぞるなら、個人手配よりツアー向きだ。

So Kien教会はハナム省、Lang Van教会はニンビン側にあり、個人で同じ順に回るなら車をチャーターするか、タクシーを長時間使うことになる。

逆に、トゥンニャムのような自然スポットだけを見るなら個人でも十分回れる。例えばTrang Anは単独でもツアー化されているが、だからといって個人では回れないわけではない。

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