ハノイ、公共交通の共通電子チケットシステムを導入
ハノイ市建設局は、市内の公共交通ネットワーク全体で使える共通電子チケットシステムを6月25日から運用すると発表した。新システムでは、交通カード、スマートフォン上のバーチャルカード、銀行カード、決済アプリのQRコードなどで運賃を支払える。チケットの登録、購入、更新もオンラインで完結する。運賃は実際の乗車距離に応じて自動計算され、降車時に差額が返金される仕組みも導入される。
また、2026年7月1日から2027年6月30日まで、環状1号線内のバス運賃を無料にする方針も示されている。今後はメトロ、シェアサイクル、配車サービス、南北統一鉄道、航空などとの接続も視野に入れている。 (出典:VIETJO)
現地目線
ハノイの公共交通は、ここ数年で一気に電子化が進んでいる。バス、ハノイメトロ、配車アプリ、QR決済が別々に動いていたものを、少しずつ一つの移動システムに近づけようとしている。
ただ、気になるのは現金旅行者だ。ベトナムの銀行口座や決済アプリを持っていない旅行者でも、どこまで困らずに乗れるのか、クレジットカードのタッチ決済が問題なく通るのか、窓口や車内での案内が追いつくのか。このあたりは実際に使ってみないと見えない。
ハノイ市民には便利な制度でも、短期旅行者にとってはちょっと戸惑う場面も出てきそうだ。ノイバイ空港とハノイ市内を結ぶ86番バスやメトロで使えるならかなり大きいが、現金しか持っていない人への逃げ道は残してほしい。
ベトナム、航空機内のモバイルバッテリー規制を強化
ベトナムでは7月1日から、航空機内でのモバイルバッテリーに関する新しい規定が適用される。乗客は機内持ち込み手荷物からモバイルバッテリーを取り出し、確認できる場所に置く必要がある。飛行中の使用や充電は禁止されており、現在も同様のルールが続いている。持ち込みは1人2個までで、受託手荷物として預けることはできない。容量はリチウムイオン電池で100Wh以下が基本となり、100Wh超160Wh以下の場合は航空会社の承認が必要になる。端子のショートを防ぐため、個別の袋やパッケージに入れるなどの対応も求められる。
ベトジェットエアやベトナム航空ではすでに同様の使用禁止措置が導入されていたが、今回の規定で対象がさらに明確になった。 (出典:VIETJO)
現地目線
これはベトナム国内線やベトナム発着便を使う人にはまあ普通に関係ある話。スマホやイヤホン、カメラを持って移動するなら、モバイルバッテリーを持つのも今では当たり前になっている。
これからは、バッグの奥に入れたままにせず、保安検査や搭乗時に取り出せる場所へ入れておいた方がいい。機内でスマホを充電するつもりで乗ると困るので、空港に着く前や搭乗前にある程度充電しておきたい。
特に海外移動では、搭乗前後にスマホを使う場面が多い。航空券、Grab、ホテル、地図、翻訳アプリまでスマホ頼みになるので、バッテリー管理は重要だ。
ホーチミン市、改名50周年で市内16か所の花火を計画
ホーチミン市人民委員会は、サイゴン・ザーディン市がホー・チ・ミン主席の名を冠してから50周年となる2026年7月2日に合わせ、市内16か所で花火を打ち上げる方針を示した。計画では、高空と低空を組み合わせた5か所、低空のみの11か所で実施される。サイゴン川トンネル入口、ビンズオン坊(ベトナムの行政区分で、日本の町や地区に近い単位)の新都市中心部、ブンタウ坊のタムタン広場、クチ地道歴史遺跡、カンザー海埋め立て観光都市区などが対象に含まれる。
打ち上げ時間は7月2日21時から21時15分までの15分間で、ホーチミン市テレビでも生中継される予定だ。 (出典:ポステ)
現地目線
改名50周年で市内16か所の花火となれば大きな記念行事だろう。観光客には華やかなイベントに見えるが、当日は交通規制や混雑も強く出るはず。夜に中心部へ出るなら、帰りの配車アプリやタクシーはつかまりづらくなるかもしれない。
ベトナムでは花火の日には人が一気に集まる。ハノイでもホーチミンでも、花火を見に行くなら、帰りの混雑をどうするかを先に考えておこう。
ホーチミン市のカフェ、ワールドカップ需要で24時間営業が増加
2026年ワールドカップの開催に合わせ、ホーチミン市では24時間営業に切り替えるカフェが増えている。北米開催のため、試合時間がベトナムの深夜や早朝に重なることが多く、カフェや飲食店が観戦需要を取り込んでいる。Tuoi Tre Newsによると、ホーチミン市内の一部カフェでは、ワールドカップ期間中の客数が通常時に比べて40〜70%増えている。大型スクリーンを設置した店舗や、サッカー仕様の装飾を行う店舗もあり、観戦だけでなく写真を撮る場所としても利用されている。
深夜の試合では客数が限られる一方、朝の時間帯に客が増える店もある。店舗側はスタッフのシフト変更や深夜勤務手当などで対応している。 (出典:Tuoi Tre News)
現地目線
これはホーチミン市の記事だが、ハノイでもかなり近い空気がある。ベトナムではサッカーの大きな試合になると、カフェや食堂、ビアホイ、路上の大型画面などに人が集まり、みんなで観戦するのが普通だ。カフェ、食堂、ビアホイ、路上の大型画面に人が集まる。
深夜や早朝の試合でも、強豪国やベトナム人に人気のチームが出ると、周辺のカフェや飲食店が少し賑わう。試合を理由に友人と集まり、飲み物を頼み、写真を撮り、試合後もしばらく話す。カフェ側にとっては、単なるスポーツ中継ではなく、店に人を呼ぶイベントになっている。
日本では自宅で配信を視聴するスタイルが一般的だが、ベトナムでは複数人で集まって観戦する文化が依然として強く残っている。ワールドカップ期間中は、この視聴スタイルの違いがより顕著に表れる。
第9回ベトナム語検定、受験登録者数が940人に
特定非営利活動法人日本東南アジア言語普及交流協会(J-TAG)は6月21日、東京都で第9回「実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)」を実施した。今回の受験登録者数は940人で、前年の917人から増加した。試験は準6級から2級までの6レベルで実施され、1級は行われなかった。登録者数は6級が224人で最多、5級が203人、4級が163人、準6級が159人、3級が116人、2級が75人だった。4級と6級は定員に達して受付を停止した。
受験者は年齢や職業も幅広く、最年少は9歳、最年長は80歳。日本全国からの参加に加え、海外からの受験者もいた。主催者は、日本社会でベトナム語が実用的な外国語になってきていると見ている。 (出典:VIETJO)
現地目線
ベトナム語検定の受験者が増えているのは、日本とベトナムの距離がかなり近くなっていることの表れだと思う。職場にベトナム人がいる、留学や仕事でベトナムへ行く、家族や友人にベトナム人がいる。そういう人が増えれば、ベトナム語を学ぶ理由も増える。
私も第1回のベトナム語検定を受けたことがある。4級だったが、思ったより難しかった。ベトナム語は声調があるうえに、聞き取りも慣れるまでかなり大変だ。単語を知っていても、音で聞くと全然拾えなかったりする。
それでも、ベトナム語が少しでも分かると、現地で見える景色はぐっと広がる。看板、バスの案内、店員との会話、ニュースの見出し。旅行だけなら英語や翻訳アプリでも足りるが、ベトナムで暮らすなら、少しでもできると便利だ。



