【2026年7月第4週】ハノイ生活交通ニュース

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ハノイ、犬猫肉取引を段階的に縮小へ

ハノイ市で、犬猫肉の取引・処理を段階的に縮小する取り組みが進んでいる。目的は、狂犬病予防、食品安全、動物疾病の管理、都市イメージの改善など。14の地区を対象にした試験事業では、犬猫肉を扱う28施設が営業を停止し、25施設が別業態への転換を登録した。Giang Vo地区では、14の試験地区の中で初めて犬猫肉の販売がなくなったと報じられている。
(出典:Tuoi Tre News

現地目線
ハノイのローカルエリアでは昔ながらの犬肉店を見かけることが多々ある。
ただ、今のハノイでそれを前面に出し続けるのはだんだん難しくなっている。狂犬病や食品安全の問題もあるし、外国人旅行者や若い世代の見方も変わってきている。
とはいえ、店を閉めろというだけでは終わらない。そこで商売をしてきた人がいる以上、別の仕事に移れるかどうかまで見ないと結局は形だけになる。業態転換までセットで進めているのはその点で現実的だと思う。

カフェやレストラン、家族連れで行ける場所がどんどん増えている。そういう街に変わっていく中で、犬猫肉の店が目立つ場所に残り続けるのはやはり合わなくなってきているのだろう。昔からの食文化という面はあるが、今のハノイが見せたい街の姿とは少しずつズレてきている。

ベトナム鉄道網計画、標準軌16路線と高速鉄道2路線を新設へ

ベトナム建設省は、2050年までを視野に入れた国家鉄道網計画の調整を承認した。既存鉄道の改修に加え、標準軌16路線と高速鉄道2路線を新たに建設する方針。ラオカイ〜ハノイ〜ハイフォンなど10路線は優先整備の対象となり、高速鉄道では南北高速鉄道とハノイ〜クアンニン線が計画に入っている。
(出典:VIETJO

現地目線
ベトナムの交通計画は発表された時の見出しを見ると派手だ。ただ、ハノイにいると大型計画が予定通り進まないことも珍しくない。駅の場所、用地、工事、予算。どこかで時間がかかる。
それでもすべてが一気に進まなくても一部の区間から動き出すことはある。ラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン、ハノイ〜クアンニンのような路線は、国境、首都、港、観光地をつなぐので、北部ではかなり意味が大きい。

ハノイ周辺では、ハノイメトロの話だけでなく都市間鉄道の話も出てきた。すぐに旅行者が使える話ではないが北部の交通を鉄道でもう一度作り直そうとしている感じはある。

ベトナムの職場ストレス度は13%、日本は39%

ギャラップの「State of the Global Workplace」2026年版によると、調査前日に1日の大半でストレスを感じたベトナムの労働者は13%で、東南アジアで最も低い水準だった。一方、日本は39%。ベトナムでは生活が「良い状態」と答えた人も59%と東南アジア平均を上回ったが、仕事へのエンゲージメントは9%にとどまった。
(出典:VIETJO

現地目線
日本人から見るとベトナムの職場はけっこう大変そうに見える。バイク渋滞での通勤、土曜勤務の工場、給料の差、上司との距離。だからストレス度13%という数字は少し意外にも見える。
ベトナムでは仕事に対する構え方が日本と違うとも感じる。仕事は仕事としてこなしつつ、家族、友人、食事、カフェ、週末の予定を大事にする。会社に人生を預ける感じが日本より薄い。

一方でエンゲージメントが9%という数字も分かる。ストレスは低くても会社に強く思い入れがあるわけではない。条件が良ければ転職するし、副業や商売を考える人もいる。ベトナムの職場はつらくないから満足ではなく、そこまで会社に深入りしないから重くならないという面もあると思う。

ベトナム保健省、若者向け結婚前講座を提案

ベトナム保健省は、結婚前の若者向けに婚姻生活に関する講座を開く案を示した。30歳前の結婚を促し、出生率と人口の質を高める狙いがある。ベトナムの出生率は女性1人あたり1.91人まで低下し、平均初婚年齢も2019年の25.2歳から2024年には27.3歳へ上昇している。ホーチミン市では平均初婚年齢が30.4歳と全国で最も高い。
(出典:VNExpress

現地目線
ベトナムは家族志向が強い国という印象がある。親や親戚との距離も近く、結婚して子どもを持つことが自然な流れとして語られる。
都市部の若い世代を見るともうそんなに単純ではない。家賃、住宅価格、教育費、仕事の競争、親への仕送り。結婚して子どもを持つことが以前より大変になっている。日本はこの流れを先行していたのだとつくづく思う。

日本でも行政が婚活支援をしているのでベトナムの結婚前講座を笑う話ではない。講座で家庭生活を教えても、家賃や教育費、仕事の不安が消えるわけではない。若い世代が結婚を遅らせているのは結婚のやり方を知らないからではなく、結婚後の生活が重いからだと思う。やはり日本と同じ。

イオンモール、バクニン省に新モール出店へ

イオンモールは、ベトナム北部バクニン省タンティエン区に「イオンモール Bac Ninh Tan Tien」を出店すると発表した。バクニン省はハノイの北東約50kmに位置し、電子機器や部品製造を中心とする工業・物流拠点。敷地面積は約77,000㎡で、開店時期や施設概要は今後発表される。
イオンモールは、ベトナム北部バクニン省タンティエン区に「イオンモール Bac Ninh Tan Tien」を出店すると発表した。バクニン省はハノイの北東約50kmに位置し、電子機器や部品製造を中心とする工業・物流拠点。敷地面積は約77,000㎡で、開店時期や施設概要は今後発表される。
(出典:ライブドアニュース

現地目線
バクニンにイオンモールができるのは自然な流れだと思う。ハノイ近郊の工業都市で外資系工場も多く、若い労働者や家族層も増えている。買い物だけでなく食事、子どもの遊び場、週末の外出先として使われる場所が必要になる。
日本の地方でもイオンモールは単なるショッピングセンターではなく休日の行き先になっている。買い物をしてフードコートで食べて、映画を見て、子どもを遊ばせる。車社会の地方では駅前よりイオンの方が人を集める。

ベトナム北部でもそれに近い役割を持つのかもしれない。バクニンのような工業都市では遊ぶ場所が限られる。大きなモールができれば若い家族や工場で働く人たちの週末の行き先になる。ハノイ中心部まで出なくても冷房の効いた場所で食事と買い物を済ませられるならそれだけで価値がある。
日本の地方イオンと同じになるかはまだ分からない。バイク移動が中心で家族や友人との外食文化も相変わらず強い。モールが地元の溜まり場になるにはテナントだけでなく、フードコート、カフェ、子ども向け施設、イベントスペースの作り方が大事になると思う。

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