【2026年5月第4週】ハノイ生活交通ニュース

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ホーチミンでホテル借り上げのハイテク犯罪拠点を摘発

ホーチミン市警察は、ハイテク犯罪の拠点を設けていた中国人グループを摘発した。警察は市内のホテルを検査し、一時滞在届を出さずに宿泊していた中国人85人を確認。このうち17人は中国およびカンボジア方面から不法入国していた。現場からは、パソコン、スマートフォン、タブレットなど400台以上の機器が押収された。 首謀者とされる中国人夫婦は、ホテルを月3億1500万VNDで丸ごと借り上げていたとされる。警察は、カンボジアでの取り締まり強化を受け、国際犯罪組織がホーチミン市や周辺地域へ拠点を移す傾向があるとしている。 (出典:VIETJO

→ ベトナムの都市部が国際犯罪の移動先にもなっているという話だと思う。ホテルや高級コンドミニアムを使った拠点化は、現地にいても見えにくい。ホーチミンやハノイのように通信環境がよく、外国人が多い都市では、便利さと一緒にこういうリスクも入ってくる。

アマゾン、ベトナムで衛星ネット展開と製造拠点化を検討

同社幹部はハノイでベトナムの科学技術相や国家主席と会談し、デジタルインフラ整備への協力や長期的な投資に言及した。ベトナムでは、スターリンクも政府の認可を取得しており、2026年半ばにも個人向けサービスを始める見通しとされる。 (出典:VIETJO

→ このニュースで面白いのは、アマゾンがベトナムを「売る場所」としてだけでなく、通信サービスとデバイス製造の両方で見ている点だ。衛星ネットは都市部よりも、山間部、島しょ部、国境地帯のような通信が弱い地域で意味が大きい。工場進出や人材だけでなく、通信・クラウド・地方の接続環境まで見た方がよくなってきた。

ロンタイン空港と高速道路整備、年内開業へ進捗管理を強化

ベトナム政府は、ロンタイン国際空港とホーチミン〜ロンタイン〜ザウザイ高速道路拡張の進捗を急ぐよう関係機関に求めた。ロンタイン空港全体の建設進捗は契約額ベースで約76%に達している一方、旅客ターミナルは契約上の期限が2026年6月であるにもかかわらず、進捗は約63%にとどまっている。 ホーチミン市とドンナイ省を結ぶ高速道路区間は、22kmを8〜10車線に拡張する計画で、投資額は約15兆VND。南部最大の空港整備と道路整備を同時に進めることで、ホーチミン市周辺の交通負荷を下げる狙いがある。 (出典:Vietnam News

→ ロンタイン空港は、ホーチミン周辺の空港混雑を下げる切り札として見られている。ただ、利用者にとって大事なのは空港ができるかどうかではない。市内まで何分で行けるのか、渋滞にどれだけ巻き込まれるのか、深夜早朝に移動手段があるのか。高速道路の拡張が遅れれば新空港の便利さはだいぶ落ちる。

高速鉄道・高速道路整備で、地方空港の役割にも変化

ベトナムでは、将来的に32空港の整備が計画されている一方、南北高速道路は5000km超、高速鉄道は1500km超の整備が進む見通しとされている。記事では、道路や高速鉄道の整備が進めば、一部の空港は旅客需要を奪われる可能性があると指摘している。
(出典:Vietnam.vn

→ これは地方空港をどう使うか問題のベトナム版だ。空港を増やしても、市街地から遠く、便数が少なく、高速道路や鉄道の方が便利なら、利用者はそちらへ流れる。ロンタインのような大型空港は別として、地方空港は観光地・工業団地・都市間交通との組み合わせがないと使われない。日本の地方空港を見ていると、この話は想像しやすい。

ハノイ、歩道・車道の一部貸し出しで夜間経済を後押しへ

ハノイ市は、歩道や車道の一部を商業活動や夜間経済向けに貸し出す試験制度を検討している。対象となる通りには条件があり、歴史・文化遺産の保護区域ではないこと、慢性的な渋滞や事故多発地点ではないこと、歩道幅が片側3m以上あることなどが求められる。 歩行者用の幅は最低1.5m確保し、対象地域の住民や事業者の50%以上の同意も条件となる。制度が導入されれば、まずホアンキエム区とクアナム区の一部で始まり、その後、環状1号線内、さらに環状3号線内の対象地域へ広げる計画だ。 (出典:Tuoi Tre News

→ハノイの歩道はもともと店、バイク、屋台、駐車で埋まっている。だから歩道を商業利用すると聞くと、日本人の感覚では少し不安になる。ただ、今のように半ば黙認で使われるより、幅や場所を決めて管理する方がましな面もある。鍵になるのは、歩行者の1.5mを本当に残せるかどうかだと思う。

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