ハノイ、豪雨後も一部で浸水 排水能力の不足が課題に
ハノイ市では豪雨後も一部地域で浸水が続いている。市建設局は排水システムが計画通りに整備されていないこと、調整池や運河、ポンプ場などのインフラ不足、地域間の接続不足を主な原因として挙げている。7月25日の雨では、バーチエウ〜グエンズー〜ホースアンフオン交差点、タイハー通り周辺などで浸水が発生。7月27日にもトゥイクエー周辺などで20〜40cmほどの浸水が記録された。
(出典:Vietnam.vn)
現地目線
ハノイで強い雨が降ると、古い町並みのエリアは一気に厄介になる。道幅が狭く、排水も弱いので、通りによってはあっさり冠水する。歩道と車道の境目が分からなくなり、バイクも車も水をかき分けて進むようになる。
雨がひどい日は交通も普通に止まる。Grabが捕まらない、バイクで出られない、会社や店のスタッフが遅れて来る。日本だと雨で遅刻は少し言い訳っぽく聞こえるが、ハノイでは本当に道が動かなくなる。
旅行者にとっても地味に面倒だ。ホテルから目的地まで数百メートルでも、途中の通りが冠水していれば靴は濡れるし、バイクの水しぶきも来る。Grabを呼んでも捕まらない。ハノイの雨の日は近い場所が近くなくなる。
ハノイ南部に13万5000席級の巨大スタジアム計画
ハノイ南部で、13万5000席規模の巨大スタジアムを含むスポーツ都市開発が進められている。スタジアムは自動開閉式屋根を備え、完成すれば世界最大級のサッカースタジアムになるとされる。周辺にはスポーツ施設や都市開発エリアも計画されており、ハノイ南部の大規模開発の一つとして注目されている。
(出典:Vietnam.vn)
現地目線
この手の巨大スタジアム計画を見ると、ベトナムもかなり大きな箱ものを作る国になってきたなと感じる。13万5000席という規模は、普通のスポーツ施設だけでなく国家的な見せ場なのだろう。サッカーへの情熱は強いし、将来的にワールドカップを開催したいのだろうと勘ぐってしまう。
ハノイはこれまでミーディン国立競技場が大きなイベントの中心だった。ただ、ミーディン周辺はすでに古さも見える。新しい巨大スタジアムを南部に作るなら、スポーツだけでなく、コンサート、式典、大型イベントまでまとめて受ける場所にしたいのだと思う。
気になるのはやはり帰りの動線だ。ハノイではイベントが終わるとバイク、車、配車アプリの迎え、屋台、歩行者が一気に道路へ出てくる。13万人規模のスタジアムならどう帰らせるかの方が大事になる。将来のハノイメトロやバス接続まで見ないと、帰りの混雑がかなり重くなる。
日本のベトナム人留学生4.3万人、前年比7%増
日本学生支援機構の調査によると、2025年5月1日時点で日本に在籍するベトナム人留学生は前年度比7.0%増の4万3366人だった。出身国・地域別では、中国、ネパールに次ぐ3位。ベトナム人留学生は一時期より減ったものの、現在も日本の外国人留学生の中で大きな割合を占めている。
(出典:VIETJO)
現地目線
先日の日本離れ進む労働者と並べて見るとこのニュースは少し面白い。働きに行く先としての日本は以前ほど強くない。一方で留学先としての日本はまだ選ばれている。
日本に行く理由はかなり現実的だと思う。日本語を学び、アルバイトをし、卒業後に働く道を探す。きれいな留学だけではなく、生活費や将来の就職までセットで考えている人が多い。
日本側から見るとベトナム人留学生が増えているのはありがたい話に見える。日本語を学び、日本で暮らしたうえで「それでも日本で働きたい」と思ってもらえるか。そこは以前よりかなり厳しく見られていると思う。
ビッグマック指数、ベトナムドンは53.5%の過小評価
英誌エコノミストのビッグマック指数によると、2026年7月時点でベトナムドンは米ドルに対して53.5%過小評価されているとされた。ビッグマック指数は、各国のビッグマック価格をもとに通貨の割高・割安を比較する指標。ベトナムドンは長く過小評価側にあり、物価や為替感覚を見る一つの材料になっている。
(出典:VIETJO)
現地目線
ビッグマック指数はかなり単純な指標だが、ベトナムで生活していると感覚的には分かる。外食、ローカル飯、カフェ、Grabの料金を見ると、日本より安く感じる場面はまだ多い。
外国人向けの家賃、日系レストラン、輸入品、国際学校、医療費になると一気に別価格帯になる。生活を現地価格だけで回せる人と、日本人向けの価格に乗る人では、同じハノイでもかなり支出が違う。駐在員、現地採用と支出でもカテゴリを分けがちだが、この傾向は人による。
旅行者にとっては円安の日本人でもまだ助かる場面がある。しかし中心部のホテルや観光地価格は上がっている。ベトナムなら安い、と言えるのも今のうちかもしれない。
ベトナム産ティラピア、日本向け輸出が54%増
ベトナム産ティラピアの日本向け輸出が増えている。2026年1〜6月の日本向け輸出額は前年同期比54%増となり、寿司や刺身向けの需要拡大が背景にある。ベトナム産の水産物はエビやパンガシウスの印象が強いが、ティラピアも日本市場で存在感を高めている。
(出典:VIETJO)
現地目線
ティラピアという名前を聞いても、日本ではあまりピンと来ない人が多いと思う。タイやベトナムでは白身魚として使われることがあり、クセが少なく、加工もしやすい。
日本の寿司や刺身向けに増えているというのは少し意外で面白い。日本人は魚にうるさいので、ベトナム産の白身魚がそこに入っていくなら、品質管理や加工のレベルもかなり見られているはずだ。
ベトナムは米、コーヒー、果物、水産物の輸出国として強い。旅行しているとローカル市場や食堂の印象が先に来るが、実際には日本の外食やスーパーの裏側にもベトナム産の食材が入っている。ベトナム産と知らずに、日本で食べているものは思ったより多いのかもしれない。



