クラーク国際空港(Clark International Airport)は24時間オープンの国際空港だ。
LCCや深夜・早朝便が多く、スケジュール次第では「いっそ空港泊」という選択肢が現実的になる。
実際、国内線や韓国方面の便も早朝発が多く、乗り継ぎ目的で空港に滞在している人も見かけた。
今回は、午前5時10分発のセブパシフィック成田行きに乗るため、
実際にクラーク空港で夜を明かしてみた。その体験をもとに、
「クラーク空港の空港泊はアリなのか?」を正直にまとめていく。
本記事は、2025年12月時点で実際にクラーク国際空港に滞在した体験をもとにしています。
クラーク空港は空港泊できる?【結論:条件付きでアリ】

まず結論から。実際に一晩過ごしてみて感じたポイントは、以下の通り。
- 空港は深夜でも明るく、治安面で不安は感じない
- ベンチや滞在スペースは十分あり、NAIAほどの椅子取り合戦は起きていない
- ただし、ガッツリ眠れる環境ではない
「ホテル代を節約したい」「朝5時前後の国際線に乗る」
この条件に当てはまるなら、空港泊は十分に成立する。
空港泊の基本は3階(出発フロア)

クラーク空港で空港泊するなら、3階の出発フロアがメインになる。
- ベンチの数が多い
- 人の流れがほどよくある
- 売店・カフェが近い
深夜帯でも、3階には空港泊組がちらほらいて、一人でいても悪目立ちする感じはなかった。
清掃スタッフや警備員が定期的に巡回しており、空港泊そのものを注意されることはなかった。
深夜便で到着して、そのまま朝まで空港に滞在することも可能。
到着後はいったん到着フロアを出て出発フロアへ移動する流れになるが、結果的には3階の出発フロアの方が圧倒的に滞在しやすい。
実際、空港泊している人の多くも出発フロアに集まっている。
深夜のカフェ事情|スタバは使えない

注意点として、地上階にあるスターバックスは深夜NG。
- 閉店:0:00
- 再開:7:30頃
つまり、空港泊のお供にはならない。
代わりに使えるのが、3階にある24時間営業のカフェ「Bluesmith」。

- カフェラテ:約160ペソ
- 価格帯はスタバと同程度
- 深夜でもPC作業・休憩が可能(Wi-Fiは空港提供を利用)
0時前後になると、「スタバ難民」が流れてきたのか少し混み始めるが、満席になるほどではなかった。
深夜でも買い出しは24時間OK
飲み物や軽食の確保は問題なし。
- 3階:セブンイレブン(24時間)
- バス乗り場付近:Uncle John’s(24時間)
空港泊でありがちな「夜中に何も買えない問題」は起きない。
意外と快適だった“レストランフロア”


出発フロア奥の階段を上がると、レストランが並ぶフロアがある。
深夜は営業していないが、
- テーブル席が広め
- 人がかなり少ない
- ソファー席もあり
午前1時頃にここへ移動したら、かなり快適だった。
横になって休んでいる人もいて、「ここ、穴場では?」という印象。
明るさはデメリット|眠りは浅い

クラーク空港は、深夜でも全体的にかなり明るい。
安全面ではプラスだが、正直、熟睡は難しい。
- うとうとする程度
- アイマスクがあれば多少マシ
- 次の日に疲れは残る
この点は、「空港泊=しっかり寝る場所ではない」という前提で考えた方がいい。
なお、深夜でも空港内は冷房が効いており、長時間滞在する場合は上着があると安心。
制限エリア内で泊まるという選択肢(安全性重視)


今回は午前2時頃にチェックインし、そのまま出国審査を通過して制限エリアへ。
すると、
- ベンチで寝ている人が想像以上に多い
- 免税店や土産店は夜通し営業
- レストランも一部営業(DARK CIRCLE BROSなど)
安全性重視なら、制限エリア内での空港泊はかなりアリ。
実際に周囲を見ていると、利用者層にも少し特徴があった。
空港泊している人の多くはフィリピン人で、次いで韓国人が目立った。
日本人はほとんど見かけず、クラーク空港の利用層がそのまま反映されている印象だった。


※制限エリア内の店舗情報はGoogleマップに出てくるが、営業時間の記載はなく、フライト状況で変わる可能性あり。
実際の空港泊タイムライン(成田行き5:10便)
- 22:00頃:到着、空港は人がポツポツ
- 24:00頃:BluesmithでPC作業、徐々に混み始める
- 1:00頃:レストランフロアで休憩
- 2:00頃:チェックイン・出国
- 以降:制限エリアで待機(空港泊組多し)
正直、この時間帯ならホテル泊より合理的だと感じた。
ホテルなら移動のため2時台には起きる必要があり、結局ほぼ寝られないからだ。
深夜帯でも女性一人で滞在している人は見かけ、空港全体の雰囲気は落ち着いていた。
クラーク空港の空港泊はどんな人向け?
空港が向いてるかどうかのポイントは以下。
向いている人
- 朝5時前後の国際線を利用する
- 乗り継ぎ・深夜到着で時間調整が必要
- ホテル代を節約したい
向いていない人
- しっかり睡眠を取りたい
- 明るい場所では眠れない
- 翌日フルで観光・移動予定
空港内に仮眠室やシャワー施設は見当たらず、クラーク空港の空港泊はあくまでベンチ利用が前提となる。そのため、しっかり体を休めたい場合には向かない。
なお、空港泊後にクラーク国際空港からアンヘレス市内へ向かう場合の移動手段については、クラーク空港からアンヘレス市内への移動方法まとめで、実際に使える選択肢を整理している。
まとめ|「寝る」より「待つ」空港泊
クラーク国際空港は、
- 夜通し明るく
- 治安面の不安も少なく
- 空港泊しやすい環境が整っている
ただし、快眠を期待する場所ではない。
「朝5時の国際便なら、いっそ空港で待つ」
そんな割り切りができる人には、クラーク空港の空港泊は十分アリな選択肢だ。
なお、クラーク国際空港のターミナル構成や各フロアの使い分け、市内・アンヘレス方面へのアクセスについては、「クラーク国際空港ガイド」で全体像を整理している。
あわせて参考になる体験談
フィリピンの空港泊という点では、
NAIA(マニラ空港)での空港泊体験も別記事でまとめている。


