パタヤで初めてソンテウを使おうとすると、「どこで乗るのか」「どの方向に進むのか」に加えて、「どうやって利用するのか」がどうやって利用するのかが直感的に分からない。情報自体は多いが、実際の移動に当てはめると判断に迷う場面が多いのが現実だ。
本記事では、観光客が実際に使う可能性の高いソンテウの主要ルートと、基本的な乗り方を分かりやすく整理している。ローカル向けの細かな動線を網羅するのではなく、「これを押さえておけば困らない」範囲に絞って解説する。
ソンテウとは何か|日本の路線バスとの違い

パタヤのソンテウは、営業ライセンスを持つ乗合交通で、無秩序に走っているわけではない。
主要道路や進行方向はおおむね決まっており、実際の運用は半固定的なルートとして成り立っている。
一方で、日本の路線バスのように停留所や時刻、終点が厳密に管理されているわけではない。
道路沿いには降車場に近い標識や目安となる地点が存在するものの、運用上は乗客の意思表示による乗降が基本で、停留所以外でも柔軟に対応されている。
つまりソンテウは、「完全に自由な乗り合い」でもなく、「日本的な路線バス」でもない、決まった方向に流れる柔軟な乗合交通というのが実態に近い。
この特徴により、パタヤでは観光客・地元住民ともに、市内移動の足として日常的に利用されている。
パタヤのソンテウはどこを走るのか|主要ルート一覧
パタヤ市内の移動手段としてソンテウは定番だが、すべての道を走るわけではない。
このマップは、観光客が「使える」「使いやすい」ルートに絞って整理した、実用前提のソンテウ動線図だ。
実際には運転手の判断や時間帯によって終点や折り返しが変わることがある。このため、本記事では観光客が実際によく使うルートだけを抽出し、判断しやすい形で整理している。
以下では、このマップに示した各ルートについて、特徴と使いどころを順に見ていく。
ビーチロード(北→南)

マップの青色のルート。ビーチロードは、パタヤ中心部を南北に貫く、最も分かりやすいソンテウルートだ。海沿いを走るため現在地を見失いにくく、初めてでも進行方向を直感的に判断できる。北側から南へ一方通行で流れるのが基本で、短距離移動や様子見の1本目として向いている。ビーチを横目に風を感じて走るのは気持ちがよい。
夜の時間帯は、南端のウォーキングストリート手前で詰まりやすく、時間帯によっては歩いた方が早いくらいに遅くなることもある。

夜の混雑状況や観光客の動線については、ウォーキングストリートの現地体験レポートで詳しく整理している。
セカンドロード(南→北)

マップの赤色のルート。セカンドロードは、ビーチロードの内側を並行して走る市街地側のメイン動線だ。ホテルや商業施設が多く、実際の移動距離を稼ぎやすい。
ビーチロードとは逆方向(南→北)に進むため、往路と復路でルートを使い分けるのがパタヤ移動の基本になる。ソンテウの出発点はウォーキングストリートからも徒歩範囲で使いやすい。
ジョムティエン直通ルート

マップの緑色のルート。中心部からジョムティエン方面へ向かう直通ルートは、パタヤ市内移動ではなく隣接する別のビーチエリアへのアクセスとして使われる。ジョムティエンビーチと隣のドンタンビーチは中心部から距離があり、徒歩圏ではない。
ジョムティエンはビーチが長く、ソンテウはジョムティエンビーチロードを進むため、ビーチのどのエリアを目指すかによって降車位置の考え方が変わる。中心部からの行き方や、到着後の散策を含めた動線については、
「ジョムティエン&ドンタンビーチへの行き方|パタヤ中心部からのアクセスと散策ガイド」で詳しく整理している。
距離があるため、特に1人で移動する場合はGrabやBoltと比べてコストパフォーマンスが高くなる点も、この直通ルートの特徴だ。また、ジョムティエンからセカンドロードまで続けて乗る場合は、20バーツを求められることがある。
ソイブッカオルート

マップのオレンジのルート。ソイブッカオ周辺を通るこのルートは、中心部を内側から横断する実用的な動線だ。ビーチから離れた滞在先だったりツリータウン付近を目指すなら利用しやすい。
観光エリアに慣れてきた人向けだが、安いホテルも多いエリアなので使いこなせれば節約派には重宝する。
ナクルアルート

マップの紫色のルート。
ナクルア方面のルートは、北パタヤ側の生活圏と市場エリアを結ぶ動線として使われている。
観光客の利用は主にラーンポーナクルア市場(フィッシュマーケット)と限定的だが、終着点がそのまま市場なので使いやすい。
ソンテウの基本的な使い方
どこで乗るか
ソンテウは、走行ルート上であれば手を上げて合図すれば乗車できる。
バス停のような決まった乗り場である必要はなく、道路沿いで流れている車両を拾う形になる。
どうやって降りるか
降りたい位置が近づいたら、車内のブザーを押す(ブザーは車内両側にある)。
車両が安全に停車できる場所で降車するのが基本で、細かな降車位置は柔軟に対応される。
いつ支払うか
支払いは降車時に運転手へ直接現金で支払う。ソンテウの後ろから降車し、車両の左側から運転手に支払う。料金は基本的に10バーツ。例外としてジョムティエンからセカンドロードでは20バーツ請求されることもある。
結局どれを使えばいい?
初めてなら、ビーチロードかセカンドロードを走るソンテウを移動ツールにできれば十分便利だ。
慣れてきたら、追加でジョムティエンへ行く際にもソンテウを使うと選択肢が広がる。それ以外は「ホテル位置と目的地が合えばラッキー」くらいの認識で問題ない。
ソンテウと配車アプリ、徒歩のどれを選ぶかは、移動距離や人数、時間帯によって判断が変わる。
その考え方については、パタヤ市内移動の完全ガイド|ソンテウ・配車アプリ・徒歩の使い分けで整理している。
迷ったらどうする?
- 進行方向が合っていそうなソンテウに乗る
- 違ったら10バーツで降りて仕切り直す
- 無理そうならGrab/Boltに切り替える
ソンテウは完璧に理解してから使う交通手段ではない。「安く試せる」のが最大のメリットだ。

