スワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi Airport/BKK)は、規模が大きい分、「次にどこへ行けばいいのか」で迷いやすい空港でもある。
本記事では、空港内を実際に歩いて撮影した写真をもとに、到着後・食事・休憩・市内アクセスをフロア別に整理した。
初めて利用する人だけでなく、深夜到着や空港泊、長時間滞在を前提にした使い方も想定している構成だ。
スワンナプーム空港の全体構造とフロア構成

スワンナプーム空港は階層ごとに役割がはっきり分かれている。
以下を押さえておくと、空港内での移動がかなり楽になる。
スワンナプーム空港 フロア別早見表
| フロア | 主な役割 | 代表的な施設・特徴 |
|---|---|---|
| 4階 | 出発フロア (国際線・国内線) | チェックイン、出国審査、VAT REFUND、カフェ(少数) |
| 3階 | 飲食・滞在フロア (ベンチ多数) | レストラン・カフェが最も集中、スターバックスなど |
| 2階 | 到着フロア | 入国後動線、両替、SIM、観光案内所、ドンムアン行きシャトルバス |
| 1階 | 公共交通 | バス・タクシー乗り場、ローカル向けフードコート |
| B1階 | 鉄道・休憩 | エアポートレールリンク、マッサージ、荷物預かり、7-Eleven |
空港内で食事をするなら3階、安く済ませたい場合は1階のローカルフードコートが便利だ。
市内へ向かう場合は、B1階のエアポートレールリンクか、1階の公共交通を使う流れになる。
コンビニの配置について
スワンナプーム空港では、ほぼどのフロアにいてもコンビニが利用できる。ローソンの品揃えは日本的なものがありおすすめ。

- B1階:7-Eleven(エアポートリンク改札から直進)
- 2階(到着階):LAWSON(出口3付近)
- 3階(飲食フロア):7-Eleven(飲食店に向かって右側奥)
- 4階(出発階):LAWSON(VAT Refund付近)
到着後すぐ使う施設と動線(到着階)

スワンナプーム空港の到着階(2階)には、両替所、SIMカウンター、観光案内所、コンビニがまとまっている。
到着後に必要な用事は、この階で一通り済ませてから上下階へ移動するのが基本だ。
到着階でできること
到着階でできることは次の通り。
- 両替・SIM購入
- 観光案内の利用
- 待ち合わせ・出迎え
このフロアは待ち合わせや出迎えで利用されることが多く、空港内でも特に混雑しやすい。
必要な用事を済ませたら、長居せずに上下階へ移動した方が楽だ。

空港内の食事スポットまとめ(価格帯別)
スワンナプーム空港でしっかり食事をするなら3階が基本になる。
レストランやカフェはこの階に集中しており、空港内で最も選択肢が多い。多くの店舗が24時間営業のため、深夜・早朝でも食事に困りにくい。


3階の主な飲食店は以下の通り。
タイ料理系:AROI Thai Food & Bar、SP Thai Restaurant
日本・アジア系:UMAMI Japanese Izakaya(和食)、KOH HOP BAR
洋食・カフェ:Greyhound Café、Starbucks
ファストフード:McDonald’s、Burger King、KFC
軽食・その他:Lee Café、Farm to Table など
ローカル料理からファストフードまで揃っており、食事の選択肢が最も多いフロアだ。
一方、安く・時間帯を気にせず食べたい場合は1階になる。
公共交通フロアにあるローカル向けフードコート「MAGIC food point」は、空港職員も利用するエリアで、空港内では最もコストを抑えられる食事場所だ。

【早朝・深夜の混雑は?】スワンナプーム空港24時間営業「Magic food point」実食レポでは、24時間営業の実態や、深夜・早朝の混雑状況を現地取材ベースでまとめている。深夜便・早朝便利用時の参考になるはずだ。
価格や場所で迷った場合は、次の違いを押さえておくと判断できる。
- 3階レストラン:店舗数が多く、昼の時間帯でも客が分散するため、席に困らない
- 1階フードコート:価格は安いが、昼の時間帯は混雑する。早朝などは空いている
空港内で休憩・空港泊する場所(フロア別)
スワンナプーム空港で横になって休みたい場合はB1階が選択肢になる。
この階には Boxtelなどスリープポッドやカプセル型の仮眠施設があり、個室で確実に休みたい人向けの手段だ。時間単位の料金設定で、4時間から短時間利用もできる。


一方、ベンチで過ごすタイプの空港泊であれば、B1階にこだわる必要はない。
実際には1階、2階や3階でもベンチは多く、深夜帯は同様に空港泊の利用者が見られる。人の出入りがあり、完全に孤立しくい。

整理すると、使い分けは明確だ。
- 個室で横になる → B1階(Boxtelなどのスリープポッド)
- ベンチで過ごす空港泊 → 2階/3階
実際にベンチ泊で一晩過ごした体験や、深夜到着時の雰囲気・注意点については、
スワンナプーム空港で空港泊は可能?深夜到着時の過ごし方と注意点で詳しくまとめている。
空港内で実際に使える基本設備
空港フリーWi-Fi(実用レベル)
スワンナプーム空港のフリーWi-Fiは、実用レベルで問題なく使える。
滞在中に接続して試したが、Web閲覧はもちろん、YouTubeの視聴も途切れず再生できた。
短時間の調べものや動画視聴であれば、SIMがなくても困らない。
無料の飲料水ディスペンサー

空港内には、無料で使える飲料水ディスペンサーが設置されている。
ペットボトルを持っていれば給水でき、飲み物代を抑えられる。
喫煙所(スモーキングルーム)

喫煙所は指定エリア(2階・4階から屋外に出た先の右側奥)で、フロア内に点在しているわけではない。場所を把握していないと、無駄に歩くことになる。
無料の充電設備
空港内には無料で使える充電設備(コンセント・USB)があり、ベンチ付近に設置されている。
ただし数は多くなく、使える場所は限られる。
トイレ(深夜帯の利用)
トイレは深夜帯でも通常どおり利用できる。
実際に滞在中も清掃の頻度は高く、常に人が入って手入れされていた。
有料の休憩サービス(マッサージ・マッサージチェア)


空港内には有料のマッサージ店やマッサージチェアがあり、短時間で体を休めたい場合に使われている。空港価格ではあるが、出発前のリラックスに使える。B1階に集まっている。
スワンナプーム空港から市内・近郊へのアクセス
スワンナプーム空港からの移動手段は、利用するフロアでほぼ分かれている。
目的地によってベストな方法を選ぼう。
【フロア別・行き先早見表】
| フロア | 主な移動手段 | 主な行き先・用途 |
|---|---|---|
| B1階 | エアポートレールリンク(ARL) | 市内中心部(マッカサン/パヤタイ)※終電あり |
| 1階 | タクシー/Grab | 市内全域・深夜到着 |
| 1階 | 長距離バス | パタヤ/フアヒン/カオサン方面 |
| 2階 | 空港間シャトルバス | ドンムアン空港(LCC乗り継ぎ) |
B1階|エアポートレールリンク(ARL)

バンコク市内へ最短で出る手段がB1階のARL。空港直結で、マッカサン駅・パヤタイ駅方面へ向かう。
運行時間はおおむね5時台〜24時前後。深夜到着や早朝すぎる時間帯は利用できない。
マッカサン駅・パヤタイ駅での違いや、市内での乗り換えを含めた動線は、スワンナプーム空港から市内へのアクセス記事で写真付きで整理している。
ARLで到着した場合の空港内移動の注意点
エアポートレールリンクで空港に到着し、4階出発階へ向かう場合は、エレベーター移動が正解。
エスカレーターでも移動できるが、動線が悪く回り込みながら進むため、想像以上に時間がかかる。
スーツケースがある場合は、エレベーター一択と考えていい。
1階|タクシー・Grab・長距離バス

道路移動は1階に集まっている。
深夜到着や早朝でARLが利用できない時間帯は、1階のタクシーやGrabが現実的な選択肢になる。
- タクシー/Grab:荷物が多い場合や深夜到着時に
- カオサン方面行きバス:バックパッカー向けの定番ルート
- パタヤ・フアヒン行きバス:空港から近郊リゾートへ直行
パタヤ行きバスの乗り場や所要時間、実際の乗車の流れについては、
スワンナプーム空港からパタヤへのバス移動ガイドで詳しくまとめている。
市内だけでなく、空港から直接郊外へ向かう場合も1階が起点になる。
2階|空港間シャトルバス(ドンムアン空港)
ドンムアン空港へ乗り継ぐ場合は2階。
スワンナプーム空港とドンムアン空港を結ぶ無料シャトルバスが発着しており、LCCの乗り継ぎで使われる。
このシャトルバスの乗り場・利用条件・所要時間については、
スワンナプーム空港からドンムアン空港無料シャトルバス実録レビューで詳しくまとめている。
スワンナプーム空港から市内へ出た後は、BTSやタクシーなど移動手段の選択肢が増える。
空港到着後の流れや、ドンムアン空港との関係を含めた
「空港まわりの交通整理」については、バンコク交通ガイドでまとめている。
荷物関連サービス(預ける・送る・包む)
スワンナプーム空港には、荷物を一時的に預ける/市内へ配送するサービスがある。
B1階のエアポートリンク近くにカウンターが集まっており、身軽に市内へ出たい場合や、空港泊・乗り継ぎ時に使われる。


また、出発階(4階)にはスーツケースのラッピングサービスがあり、長距離フライト前の破損防止目的で利用されている。

まとめ|結局、迷ったらフロアを見ればいい

スワンナプーム空港は広いが、やること自体はシンプルだ。
「今、自分は何をしたいか」→「そのフロアに行く」。これだけで大きく迷わずに済む。
到着後・食事・休憩・移動のすべては、フロアごとに役割が分かれている。
細かい使い方や深夜・早朝の注意点は、本文中で触れた個別記事に任せている。
まずはこのページを起点に、必要なところだけ拾っていけば十分だ。


