【2025年最新】ダバオから日帰り!サマル島パラダイスアイランドの行き方と魅力

ダバオから日帰りで行けるサマル島パラダイスアイランドのアイキャッチ画像交通・移動
ダバオ旅行で気軽に訪れられるサマル島パラダイスアイランド
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ダバオ市から船でわずか20分ほど、すぐ隣に広がるリゾートアイランド「サマル島」。その中でも特に人気があるのが パラダイスアイランドパーク&ビーチリゾート だ。宿泊もできるが、ダバオ滞在中に日帰りで気軽に訪れる旅行者も多い。実際に訪問してみた体験をもとに、アクセス方法や施設の雰囲気をまとめた。(2025年6月時点)

ダバオ市中心部からフェリー乗り場まではタクシーで約30分。渋滞があるとさらに時間がかかるため、余裕をもって出発したい。そこからサマル島行きのフェリーに乗れば20分ほどで対岸のサマル島に到着する。フェリーを降りた後は、パラダイスアイランドまで約2.8km。徒歩では厳しいためトライシクルを利用するのが一般的だ。筆者は往路で150ペソを請求され、復路は相乗りで50ペソに収まった。料金は交渉次第で変わるので、乗車前に確認しておくのがおすすめ。

ポイントまとめ

  • 市内中心部〜フェリー乗り場:タクシー約30分(渋滞時は40分近く)
  • サマル島まで:フェリーで数分
  • フェリー降り場〜リゾート:トライシクル利用(約2.8km)

ダバオからサマル島への詳しいアクセス方法はこちら

↓サマル島フェリーターミナルからパラダイスアイランドまでのルートマップ↓

サマル島の主要道路を走るトライシクルからの景色
パラダイスアイランドまでの道中。島内はバイクやトライシクルが中心で、道路は意外に整備されている

フェリーを降りてトライシクルで走ること数分。目の前に現れるのが、サマル島でも特に人気のリゾート「パラダイスアイランドパーク&ビーチリゾート」だ。広い敷地にはビーチ、レストラン、庭園、アクティビティエリアが揃い、日帰りでも南国のリゾート感を一気に味わえる。ダバオ滞在中に「ちょっと海を楽しみたい」という旅行者には最適な場所だ。

南国感あふれるリゾート施設

トライシクルを降りてゲートをくぐると、まず目に入るのは木材で組まれた屋根のエントランス。素朴でありながらも南国らしい温かみがあり、「リゾートに来たんだ」と気持ちが切り替わる瞬間だ。

竹の屋根で覆われたパラダイスアイランドのエントランス
竹を使った南国風のエントランスがリゾート気分を盛り上げる

奥へ進みバードパークを抜けると、広々としたレストランと休憩エリアが続き、屋根に覆われた空間が涼しい日陰をつくっている。曇りの中だが、それでも暑い中を歩いてきた身には、この涼しさがありがたい。

屋根に覆われた広々としたパラダイスアイランドのレストランエリア
レストランエリアは広く、日陰でゆったり食事や休憩ができる

施設の入場自体は無料で、あとは食事やアクティビティごとに支払う仕組み。手軽に立ち寄れる点も、このリゾートが人気を集めている理由のひとつだろう。

エントランスを抜けると、目の前には白砂のビーチが広がっていた。この日はあいにく雲が厚く、太陽の光が海面に差し込まなかったため、ガイドブックに載っているような鮮やかなターコイズブルーとは少し違った。それでも波打ち際に立つと水は十分に透き通っていて、足元の砂までしっかり見える。曇り空の下では遊泳客もまばらで、かえって静かに海を眺められる時間が流れていた。天候に恵まれれば、さらに美しい光景が広がるのだろうと想像できた。

曇り空の下で静かな雰囲気のパラダイスアイランドのビーチ
この日は曇天で遊泳客も少なく、落ち着いたビーチの景色だった。

動物エリア

入口近くにはバードパークがある。結構な種類がいたが、その中でも見た目に惚れ込んだ鳥がこれ。
日本語でシロクロカノコバトという大型の鳩で日本には自然分布していないとのこと。

パラダイスアイランドのエイビアリーで見られるシロクロカノコバト
シロクロカノコバト|フィリピンなどに生息する大型のハト。日本では見られない珍しい種。

フィリピン鹿もいる。夜行性で昼は休んでいる。準絶滅危惧種とされており、狩猟が禁止されている貴重な鹿。

パラダイスアイランドで飼育されているフィリピンシカ
準絶滅危惧種のフィリピンシカも飼育されており、昼間は休んでいる姿が見られた。

手入れの行き届いた庭園エリア

宿泊棟の周辺には広々とした庭園が広がっており、ブーゲンビリアをはじめ色鮮やかな花々が咲き誇っていた。緑の芝と南国の木々が整然と配置され、散策しているだけで心が和む。写真に収めるには絶好のエリアで、歩くよりもカメラを構える時間の方が長くなってしまったほどだ。

鉢植えの花々が並ぶパラダイスアイランドの小道
鉢植えの植物がずらりと並び、彩り豊かな庭園エリア

庭園エリアの区画はかなり広かった。

パラダイスアイランドの庭園に立つ施設案内板
敷地内にはスパや庭園、バードパークなど多彩な施設が整備されている
パラダイスアイランドの庭園に咲く黄色い花と小道
庭園エリアでは南国の花々が咲き誇り、散策も楽しめる

ビーチでマリンアクティビティ楽しみたい人はもちろん、南国の雰囲気を感じたい人や散策をしたい人も楽しめるリゾート地になっている。日帰りでもここに来れば十分にリゾートを満喫可能だ。

パラダイスアイランドは入場自体は無料で、レストランや休憩スペースも注文さえすれば利用できる仕組みになっている。宿泊を希望する場合は、複数の客室タイプがあり、スタンダードクラスから広めの部屋までそろっている。料金は1泊3,000〜6,000ペソ程度(時期や部屋タイプによって変動)。日帰りで訪れる場合も追加の入場料は不要で、食事代やアクティビティ代を支払うだけで気軽にリゾートを満喫できる。

予約方法

人気リゾートのため、週末や連休は満室になることが多い。予約は事前に済ませておくのがおすすめ。

パラダイスアイランドのビーチを歩いていると、すぐ隣で巨大な橋の工事が進んでいる光景が目に飛び込んできた。正式名称は Samal Island-Davao City Connector Bridge。海の両岸から橋脚が伸び、すでに互いに手を伸ばすように迫っており、1本の道となる日が近いことを実感させる。工事現場の看板には「SIDC」と記され、総延長は約4km、片側2車線でダバオとサマル島を直接結ぶ計画だという。

サマル島-ダバオ橋(SIDC)建設プロジェクトの案内看板
SIDC橋建設プロジェクトの看板。全長約4kmの橋が完成予定

隣接する Costa Marina Beach Resort のスタッフに聞くと、開通予定は2028年頃とのことだった。「橋ができればサマル島にもっと観光客が来るだろう」と期待を口にする一方で、「工期は遅れがちだ」とも苦笑していた。また、トライシクルの運転手からは「中国企業が請け負っている」と聞き、実際に現場周辺では中国語表記の資材置き場や仮設建物が見られ、中国人作業員の姿も目にした。これらは現地での聞き取りと目視に基づくが、橋が完成すればダバオ—サマル間の移動は一変すると感じた。

パラダイスアイランド側から見えるサマル島-ダバオ橋の建設現場
ビーチからも橋の建設現場が間近に見える

海を挟んで伸びる橋を目の前にすると、今後のダバオとサマル島の行き来が一変することが容易に想像できる。数年後にはフェリーを待たずに車で渡れるようになり、島はさらに身近な観光地へと変わっていくだろう。

サマル島は非常に大きく、もっと遠方には手つかずのビーチや写真映えスポットも多い。だが「とりあえず雰囲気を味わいたい」「ダバオから気軽にリゾート気分を味わいたい」という旅行者には、パラダイスアイランドが最も手軽でおすすめだ。ダバオ旅行の1日をリゾートで過ごすなら十分満足できるだろう。

訪問にあたっては事前にアクセス方法を把握しておくと安心である。ダバオ市内からサマル島への詳しい行き方については、以下の記事にて解説しているので参考に。

👉 ダバオ市内からサマル島へのアクセス方法を詳しく解説

パラダイスアイランドの隣の「サマル島-ダバオ橋」の更に隣には、ヴィラの雰囲気が抜群によいリゾート Costa Marina Beach Resort がある。こちらは基本的にホテル利用を前提としたリゾートで、静かな環境でゆっくり過ごしたい旅行者におすすめ。

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