ノイバイ空港・国内線ターミナル(T1)から市内へ向かう場合、実際に使うのはタクシーかGrabになる。どの出口からでもそのまま乗れるため、到着後はそのまま市内へ出られる。
一方で、市内行きのバスも運行されているが、乗り場はターミナルの奥にあり、事前に場所を把握していないと見つけにくく、初心者にはハードルが高い。
この記事では、実際に歩いたルートをもとに、タクシー・Grabの使い方を軸にしながら、バスの乗り方や路線の違いも整理する。
なお、T1の設備やターミナル構造については、
→ ノイバイ空港・国内線ターミナル(T1)の設備とフロア構造ガイド
でまとめている。

Grabはどこで乗る?タクシーとの違い|T1から市内への移動手段
T1(国内線)から市内へ向かう場合、実質的な移動手段はタクシーまたはGrabになる。
Grabはタクシーの乗車列ではなく、その外側の車線で乗車する形になる。
空港の到着フロアから外に出て、タクシーの列を越えた先で待つと合流しやすい。このエリアは長時間停車できないため、到着直前にアプリで位置を確認し、車が来たらすぐ乗り込める場所で待つ。
空港を出ると、A・B出口、E出口のいずれにもタクシー乗り場がある。
どの出口からでもそのまま乗車できるが、アプリでの配車場所を間違えないように注意したい。


参考料金(2026年)
- 旧市街(ホアンキエム湖周辺):30〜40万ドン
- Cau Giay / My Dinh エリア:20〜30万ドン
市内中心部へ向かう場合はだいたいこの範囲に収まる。
深夜到着の場合
22時以降は市内行きのバスがほぼ終了するため、選択肢はタクシーかGrabのみ。
Grabも深夜帯でも問題なく呼び出せる。
タクシー利用時の注意
到着階には公式案内のタクシー会社リストが掲示されている。
Taxi Group / Mai Linh / G7 / Xanh SM など、リストにある車両を利用すれば問題ない。

なお、国際線ターミナル(T2)では乗り場の構造や流れが異なる。
→ 国際線ターミナル(T2)から市内へのアクセスはこちら
結局どれを使う?T1から市内への行き方まとめ
T1から市内へ向かう場合、実質的な選択肢はタクシーまたはGrabになる。
ローカルバスも利用できるが、乗り場が分かりにくく初見では難易度が高い。
判断の目安は次の通り。
- 初めてのハノイ・荷物あり
→ タクシーまたはGrab - 旧市街・ハノイ駅方面に行く
→ 86番バス(分かりやすく使いやすい) - 費用を抑えたい・土地勘あり
→ ローカルバス(90・07・109など)
慣れていればローカルバスでも問題なく移動できるが、初回はGrabかタクシーで一度市内に入る方が無難。
旧市街やハノイ駅方面へ向かう場合は86番バスという選択肢もあり、このあと路線ごとの違いも含めて整理していく。
86番バス(T1から市内へ)
86番はノイバイ空港から旧市街・ホアンキエム湖・ハノイ駅方面へ向かう空港バス。
45,000ドンと安く、1本で市内中心部まで行けるため、観光客にもよく利用されている。
T1(国内線)からも乗車できるが、86番バスはT2(国際線)始発の便がそのまま到着する。
そのため、T1到着の時点ですでに座席が埋まっていることも多く、時間帯によっては立ち乗りになる。
👉 乗り方や混雑、どこで降りるかは専用記事で詳しくまとめている
→ ノイバイ空港から市内へ|86番バスの乗り方と混雑・所要時間


補足(T1利用時のポイント)
- 荷物スペースあり。スーツケース、バックパック持ち込み可
- 乗り場は柱番号12付近(到着フロアから外に出て道路向かい)
- 86番・68番は同じエリアから出発(68番はローカルエリア行きなので注意)
VietJet Airの市内バスは使える?


T1ターミナル前には、VietJet Airが提携する赤い市内シャトルバスが停車している。86番バスほど本数は多くないが、ホアンキエム湖、ハノイ駅にアクセスできる。スーツケースでも乗りやすい。料金が50,000ドンで安価に移動できる。出発のタイミングが合えば選択肢になる。
ローカルバスの乗り場|ターミナル奥にある位置と注意点
※地図の右側が国内線ターミナル(T1)、左側が国際線ターミナル(T2)。2つは無料シャトルバスで行き来できる。
T1で最も注意したいのは、90・07・17・109番バスの乗り場が遠いことである。
A/B出口から外に出てもバス停は見当たらず、E棟を越えたさらに奥、西側(T2寄り)に進むことになる。A/B出口からだと、おおよそ300mほど(体感3〜4分)歩くイメージ。

ここから出る路線は以下:
- 90番(Cau Giay・Kim Ma・Hao Nam)
- 07番(Cau Giay・Thang Long橋経由)
- 17番(Long Bien)
- 109番(My Dinh、日本人学校・高級コンド付近)
乗り場が少し離れているため、荷物が多いと歩きづらい点だけ注意したい。
90番はキンマー・リンラン・ダオタンなど日本人街方面へ向かうときに候補になる。
90番バスの乗り方と降車ポイントは専用記事でまとめている。
市内→空港利用時の注意点|07番・109番はT1のみ停車
07番と109番は、市内から空港へ向かう復路ではT1ターミナルが終点になり、T2には停車しない。
そのため、市内からT2へ直接向かいたい場合は、この2路線ではアクセスできない点に注意したい。

一方、空港 → 市内(行き)については、T1・T2どちらからでも乗車できる。
T1・T2間は無料シャトルバスで移動できるため、T2からのフライトの場合は、T1で下車してシャトルに乗り換えることになる。
どのバスが速い?橋ルートで変わる所要時間の違い
同じ市内方面でも、通る橋(Nhat Tan橋・Thang Long橋)によって所要時間が変わる。
T1から出るバスは行き先ごとに路線が分かれているため、まずは大まかな方向(旧市街・Cau Giay・My Dinhなど)で絞るのが分かりやすい。目的地のエリアに向かう路線を選べばよい。
そのうえで、同じ市内方面でも所要時間には差が出る。
幹線道路を通る路線は停車が少なくスムーズに進む一方、ローカル道路を経由する路線は停留所が多く、時間がかかりやすい。
● 速いルート(Nhat Tan橋経由)
Nhat Tan橋に向かう前の道路が広く、停車数も少ない。おすすめルート。
- 86番(旧市街・ハノイ駅)
- 90番(Kim Ma・Cau Giay)
- 68番(Ha Dong)
86番と90番が観光客にも使いやすい一方で、68番はローカル利用の路線。
● 時間がかかるルート(Thang Long橋経由)
Thang Long橋を渡るルートは停留所が多く、交通状況も変動しやすい区間を通るため、所要時間が長くなる。
- 07番(Cau Giay)
- 109番(My Dinh)

● より停留所が多いローカルルート:17番(Long Bien)
旧市街近くが終点となるが停留所が多く、大回りするため時間がかかる。
バスの料金・行き先・運行時間(2026年)
バスを使う場合は、行き先と所要時間の違いをざっくり把握しておくとよい。特に86番とローカル路線では使い勝手が大きく異なる。
| 路線 | 行き先 | 特徴 | 運行時間(凡そ) | 運行間隔 | 運賃 |
|---|---|---|---|---|---|
| 86番 | 旧市街・ハノイ駅 | 観光エリア直行 初めてでも安心 | 07:00〜22:00 | 30分 | 45,000đ |
| 68番 | Ha Dong | 市内南部のローカルエリア行き | 07:30〜22:00 | 30分 | 50,000đ |
| 90番 | Cau Giay・Kim Ma・Hao Nam | 日本人街にアクセスしやすい | 06:40〜22:30 | 20分 | 15,000đ |
| 07番 | Cau Giay | ローカル路線、所要長め | 05:00〜22:30 | 20分 | 12,000đ |
| 109番 | My Dinh | 日本人学校・高級コンド付近を通る | 05:00〜21:30 | 20~30分 | 12,000đ |
| 17番 | Long Bien | ローカル色が強い | 05:00〜22:00 | 10~15分 | 15,000đ |
※運行時間、運行間隔は実際には運行状況により前後する。時刻はあくまで目安。
運行時間やルートはバスアプリ「Tim Buyt」で確認でき、事前にダウンロードしておくと便利。
公式アプリダウンロードリンクは以下(英語・ベトナム語):
・Tim Buyt アプリ(Android)
・Tim Buyt アプリ(iOS)
いずれの路線も支払いは車内での現金払い。お釣りは基本出てくるが、10万ドン以下の紙幣を用意しておく。

07番バスの終点|Cau Giayはこんな場所
T1から07番に乗ると、Cau Giayエリアのバスターミナルに到着する。
路線バスやミニバスが出入りするローカルなターミナルで、Cau Giay駅(メトロ3号線)の高架下が起点になっている。
Cau Giay周辺は近年コンドミニアムやオフィスが増えているエリアで、西側に滞在する場合にはそのままアクセスできる。
また、メトロ3号線とも接続しているため、将来メトロの発展で市内各地へ移動しやすいくなるだろう
停留所が多く所要時間は長くなるが、行き先が合っていれば使える、特に在住者に刺さりやすい路線だ。


T1だけでなくT2からの移動や空港全体の構造も含めて把握しておくと、現地での動きがかなり楽になる。
→ ノイバイ国際空港(HAN)の全体像と使い方まとめ



