静岡空港は、静岡県牧之原市にある地方空港だ。
今回は実際に館内を歩き、到着ロビー、出発口、バス乗り場、飲食店、展望デッキを確認した。静岡空港を初めて利用する人向けに、空港内の設備と移動前に見ておきたいポイントを紹介する。
静岡空港は鉄道駅に直結していない。空港へ向かう場合も、到着後に市内方面へ移動する場合も、バス、タクシー、レンタカー、自家用車が基本となる。館内の設備だけでなく、空港までのアクセスや到着後の移動手段も先に確認しておきたい。

静岡空港はどんな空港か|到着も出発も同じターミナルで完結する
静岡空港のターミナルに入ってまず感じたのは、館内全体を見渡せる規模感。
成田や羽田のように、ターミナル間を移動したり、到着口から交通機関の乗り場まで長く歩いたりことはない。到着ロビー、出発ロビー、飲食店、売店、展望デッキが同じ建物内に収まっている。
館内は、1階が出発・到着チェックインロビー、2階が出発口、3階が展望デッキという構造。

到着後は1階で移動手段を確認し、出発前は2階で食事や買い物を済ませる。時間が余れば、3階の展望デッキにも上がれる。
到着する人向け|1階到着ロビーと到着後の動き方
静岡空港に到着したら、まず出るのは1階の到着ロビー。
到着ロビー周辺には、バス乗り場の案内、レンタカー受付、コンビニがまとまっている。空港の外へ向かう前に、移動手段や待ち時間に必要なものを確認できる。
到着後に最初に確認したいのは、バスの時刻と乗り場。静岡駅、藤枝駅、島田駅方面へ向かう場合は、空港内の案内板や時刻表を見ておきたい。
1階にはセブンイレブンもある。

飲み物や軽食を買えるほか、店内にはセブン銀行ATMもある。バス待ちやレンタカー手続き前に立ち寄れる。
出発する人向け|1階チェックインカウンターと2階出発口
静岡空港から出発する場合は、まず1階のチェックインカウンターへ向かう。チェックイン後、2階の出発口へ進む形だ。2階にはフードコートや売店もあり、出発前の食事や買い物に使える。
取材時は、国内線だけでなく、ソウル、ハノイ、釜山方面などの国際線案内も表示されていた。静岡空港は地方空港だが、韓国やベトナム方面の国際線も発着している。
国際線を利用する場合は、チェックイン開始時間と締切時間を確認しておこう。国際線では国内線より手続きに時間がかかる。
搭乗まで少し時間があるなら、3階の展望デッキにも上がってみたい。出発前に滑走路や山並みを見られる。
静岡空港へのアクセス|バス・タクシー・車での利用が基本
静岡空港は鉄道駅に直結していない。
空港へ向かう場合も、空港から市内方面へ出る場合も、基本はバス、タクシー、レンタカー、自家用車である。
館内の1階には、バス乗り場の案内と時刻表が掲示されている。

静岡駅方面、藤枝駅方面、金谷・島田駅方面へ向かう路線があり、空港前の乗り場から出発する。運行会社や路線によって案内ページが分かれるため、実際に利用する場合は、まず富士山静岡空港公式サイトの交通アクセスページで最新の時刻と行き先を確認しておきたい。
到着後にまず見たいのは、バスの発車時刻。便数は多くないため、飛行機の到着時間とバスの発車時間が合わないと、空港内で待つことになる。取材時も、先にバス案内板を確認してから館内を回る方が無駄がないと感じた。
車で行く人向け|静岡空港は車利用が中心になる空港
静岡空港は、空港へ向かう人も、到着後に移動する人も、車の利用者が多い空港である。
ターミナル前には広い駐車場があり、空港入口までの距離も近い。実際に空港前を歩いても、バスやタクシーより、自家用車で来ている利用者の存在感が大きかった。

富士山静岡空港公式サイトでは、ターミナル周辺にP1〜P5の駐車場が案内されており、収容台数は合計約2,000台。静岡空港の駐車場は車両ナンバーをカメラで読み取るチケットレス方式で、出庫前に精算機で車両ナンバーを入力して支払う流れになる。
P2・P3・P4は事前精算のみのため、車を出す前に精算を済ませておく必要がある。料金や利用時間は変更される可能性があるため、車で向かう場合は事前に公式サイトを確認しておきたい。
飲食・売店|2階のフードコートと土産店が中心
2階にはフードコート、売店、土産店があり、出発前の食事や買い物に使える。
フードコートは、空港というよりサービスエリアに近い雰囲気。そば、ラーメン、軽食系の店が並び、座席もある。飛行機に乗る前の食事だけでなく、送迎やバス待ちの休憩場所としてもよさそう。
土産店も思ったより充実していた。

静岡茶、菓子類、空港限定商品などが並び、ただ商品を置いているだけではない。見て歩くだけでも静岡らしさを感じられる売り場になっている。
個人的に目を引いたのは、蛇口みかんジュースと米の自販機。


こういう小さな仕掛けがあると、空港内を歩くだけでも少し楽しい。海外の空港では、土産物が棚に並んでいるだけのことが多いが、静岡空港の売店まわりは買い物客に興味を持たせる作り方がうまいと感じた。
地方空港としてはかなり楽しい売り場である。
国際線利用者向け|韓国・ベトナム方面の便も発着

静岡空港は地方空港だが、国際線も発着している。
取材時は、ソウル、ハノイ、釜山方面の国際線が発着していた。国際線出発口は2階にあり、国内線の出発エリアとは同じフロア内で分かれている。
国際線の発着数はかなり少ない。
ただ、静岡空港の規模を考えると、韓国・ベトナム方面の国際線が発着しているのは貴重。地方空港でありながら、海外との直行便がある点は静岡空港のメリットだ。
国際線は国内線手続きより時間がかかるので、チェックイン開始時間、締切時間、保安検査、出国手続きの時間は事前に確認しておこう。
今回はベトジェットエアのハノイ発・静岡行き便で静岡空港に到着した。フライトの様子は、別記事ハノイから静岡空港へ|ベトジェット新路線の搭乗記で紹介している。
国際線で到着した場合も、入国後は国内線同様1階の到着ロビーに出る。バス乗り場やコンビニも同じフロアで確認できる。
待ち時間の過ごし方|フードコートとカフェで休憩

待ち時間ができたら、2階のフードコートを使いたい。
座席があるので、バス待ちや出発前に腰を落ち着ける場所として使える。
3階にはカフェもある。フードコートより落ち着いた雰囲気で過ごしたい時は、3階のカフェを使うのもいい。
館内にはフライトシミュレーターも置かれていた。

大きな設備ではないが、空港らしい小ネタとして目に入る。子ども連れや飛行機好きなら、やってみると面白そう。
手荷物を預けたい場合は、1階と2階にコインロッカーがある。Wi-Fiや充電設備も含め、長めに待つ予定がある人は公式サイトで設備情報を確認しておきたい。
フードコート、売店、カフェがまとまっており、待ち時間を過ごす場所はきちんとある。派手さはないが、出発前やバス待ちの時間は十分過ごせる空港だった。
なお、静岡空港は24時間営業の空港ではない。ターミナルビルの開館時間は6:40〜22:00で、深夜便もない。空港泊ができるタイプの空港ではなく、早朝・夜の利用では開館時間と交通手段を確認しておきたい。
展望デッキ|飛行機と富士山方面を見られる場所

静岡空港に来たなら3階の展望デッキには寄っておきたい。
展望デッキからは滑走路を見渡せる。取材時はチェジュ航空やベトジェットの機体が駐機しており、地方空港らしい落ち着いた雰囲気で飛行機を眺められた。
一番静岡空港らしいポイントは、富士山方面を望める点である。展望デッキには、富士山や周辺の山並みを示す案内板も設置されている。

ただし、富士山が見えるかどうかは天気次第。今回の取材時は山側に雲がかかっており、富士山は確認できなかった。南アルプス方面の山並みは見えており、展望デッキからの眺めそのものは十分楽しめた。
せっかく静岡空港に来たなら展望デッキまで上がった方が空港に来た感じは出る。
空港周辺にも展望スポットはあるが、空港3階の展望デッキなら、山並みと滑走路をセットで見られる。短時間で立ち寄れる点でも便利だった。
まとめ|静岡空港はアクセス確認がポイント
静岡空港を実際に歩いてみると、想像していたより館内を見る楽しさがある空港だった。
館内はまとまりがあり、到着、出発、食事、買い物、展望デッキを短い移動で回れる。特に2階の売店まわりは、地方空港らしい面白さがあった。
一方で、静岡空港は鉄道駅に直結していない。空港へ向かう手段と到着後の移動手段は先に決めておきたい。バスの時刻、車利用時の駐車場、レンタカーやタクシーの利用を確認しておけば、空港内では落ち着いて過ごせる。
派手な空港ではないが、出発前や到着後に少し歩いてみたい空港だ。


