ハイフォン駅(Ga Hải Phòng)は、ハノイとハイフォンを結ぶ鉄道の終着駅である。旅行者にとっては、ハイフォン市内やカットビ空港、カットバ島方面への移動拠点となる駅だ。
駅舎はフランス統治時代の面影を残し、待合室や切符売り場、売店を備える。列車は1日4往復のみで、発着時間になると旅行者や送迎客でにぎわい、出発後は落ち着いた雰囲気に戻る。
2026年5月に実際に利用した様子をもとに、駅の設備や切符の買い方、駅前のタクシー・Grab、周辺の様子を写真付きで紹介する。料金や時刻表などは取材時点の情報であり、利用前には最新情報も確認してほしい。
ハイフォン駅の場所と基本情報
ハイフォン駅は、ベトナム北部を代表する港湾都市・ハイフォンの中心部にある鉄道駅である。

駅からハイフォンオペラハウスまでは徒歩約10分。途中にはホテルやカフェ、ローカル食堂、コンビニなどが並び、ハイフォン中心部らしい街並みが広がる。
駅前には送迎の車やタクシーが並び、列車の発着時間には利用客でにぎわう。一方で列車が出発すると人通りは一気に落ち着き、日本の地方都市のターミナル駅を思わせる雰囲気。ただ、ひと昔前のハイフォンを知る人からすれば、駅から中心部へ続く現在の街並みはかなり印象が違う。大型商業施設も増え、都市の発展を実感した。
ハイフォン駅の時刻表と運行本数
ハイフォン~ハノイ間の旅客列車は1日4往復運行している。朝から夕方まで列車が設定されており、日帰りで往復することもできる。
駅構内には時刻表が掲示されており、HP・LP・SEなどの列車番号と発着時刻を確認できる。

ハノイ駅からの乗車方法や切符の購入、車内設備、所要時間は、ハノイからハイフォンへ鉄道で移動した記事で詳しく紹介している。
ハイフォン駅の切符購入方法と料金
ハイフォン駅では、駅舎内の窓口で乗車券を購入できる。今回訪れた際は、窓口に並ぶ人はほとんど見かけず、多くの現地ベトナム人利用客はスマートフォンに表示した乗車券でそのまま乗車していた。
取材時は、現金またはQRコード決済に対応していた。クレジットカードは利用できなかった。

現地で購入できる一方、事前に座席を確保したい場合や、クレジットカードで購入したい場合は、12Goなどの予約サイトから購入する方法もある。
窓口横には運賃表が掲示されている。料金を確認し、そのまま窓口で切符を購入できる。なお、外国人は購入時パスポートを見せる必要がある。

ハイフォン駅の待合室・売店・設備
ハイフォン駅には待合室があり、列車の出発まで屋内で待機できる。ベンチも十分に設置されている。今回利用した際は、多くの利用客が待合室で列車の到着を待っていた。

待合室にはコンセントも設置されており、スマートフォンの充電も可能。

駅構内には売店があり、飲み物や菓子、カップ麺などの軽食を販売している。品ぞろえは飲み物や菓子、カップ麺などが中心で小規模。食事をするなら駅前へ出た方がいい。

ハイフォン駅から市内への移動|Grab・Green SM・タクシー
ハイフォン駅を出ると、タクシーが待機しており、GrabやGreen SMも利用できる。今回利用した際も、列車の到着後に配車アプリで車を呼ぶことができた。

駅前には黄色い地元タクシーが多く待機していた。ハノイ市内でよく見かけるタクシーとは異なる会社があり、初めて利用する場合はやはりGrabやGreen SMを利用した方が料金も分かりやすく安心だ。
ハイフォン市内やカットビ空港へは、GrabやGreen SMを利用するのが基本となる。カットビ空港までは約20分だった。
ハイフォン駅周辺のカフェ・食事・観光
ハイフォン駅からハイフォンオペラハウスまでは徒歩約10分。駅前からオペラハウスへ向かう通りには、カフェやローカル食堂、コンビニなどが並んでいる。

ハイフォンオペラハウスから少し歩くと、Tam Bạc運河沿いの遊歩道が続く。夜になるとライトアップされた街並みが水面に映り、地元の人が散歩やベンチで思い思いに過ごしていた。
ハノイ旧市街のように旅行者で混み合うエリアではなく、地元の人の日常に近い雰囲気の中を歩けるのもハイフォンらしい魅力だった。

ハイフォン駅からカットバ島へのアクセス
ハイフォン駅からカットバ島へ向かう場合は、駅の近くから市バスでCap treo(ロープウェイ)乗り場へ向かい、ロープウェイと島内の電気バスを乗り継いで中心部へアクセスできる。
従来はフェリーが一般的だったが、現在はロープウェイを利用するルートも定着しており、公共交通だけでカットバ島まで移動できる。
詳しい乗り継ぎや料金、所要時間は、ハイフォンからカットバ島への行き方で紹介する。


