【2026年8月第4週】ハノイ生活交通ニュース

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ベトナム全学校でAI教育導入へ、2026年度から開始

ベトナム教育訓練省は学校教育にAI教育を導入する新たな枠組みを発表した。VnExpress Internationalによると、ベトナムの児童・生徒は、各学年で年間12コマのAI教育を受ける。授業ではAIの基本概念、AIツールの使い方、学習や生活での活用、倫理や安全面などを扱う。対象は2026〜2027年度からの導入となる。
(出典:VnExpress International

現地目線
ベトナムの教育は早くAIへ寄せてきた。日本だとまず使っていいのか、宿題で使ったら不正なのか、学校ごとにどう扱うのかで話が止まっている。
ベトナムでも細かい混乱は絶対に出ると思うが、とりあえず全国の学校に入れるという方向へ進む。こういう時のベトナムはかなり速い。
ハノイの学校を見ていると、同じAI教育でも学校ごとの差はかなり出るはず。都市部の私立校やインター校なら教材や端末をそろえやすいが、地方の学校まで同じように進まないだろう。先生側もAIを教える側に回るのは簡単ではない。

それでも子どもたちが学校でAIに触れるのが普通になる。数年後にはベトナムの若い世代はAIを使った効率化に今の大人よりずっと抵抗がなくなっていると思う。少し日本が心配になる。

ベトナム「週48時間労働」見直しへ、週40〜44時間案も

ベトナムで、企業の法定労働時間を週48時間未満へ引き下げる工程表を法令で定めるべきだという提言が出ている。ソンラ省内務局は、労働法改正案への意見として、民間企業の労働時間を週40〜44時間へ段階的に短縮し、公的部門と合わせるよう求めた。現在、公的部門は1999年から週40時間となっている一方、民間部門では週48時間労働が維持されている。
(出典:ポステ

現地目線
ベトナムで働いたことがある人なら週48時間という数字にはあまり驚かない。土曜出勤が普通にある工場やローカル企業は多い。日本人のベトナム転職相談でよくあるネガティブポイントだ。

ベトナムは若くて勢いがある国に見える。その勢いは長い労働時間にも支えられてきた。朝から晩まで働き、土曜も出て残業もある。若い人が結婚や子育てを厳しいと感じるのもこういう働き方と無関係ではないと思う。
週40〜44時間になるなら変わるだろうか。少なくとも家族と過ごす時間、副業、勉強、趣味、休息などの時間は増える。企業側からすれば人件費や生産体制の話になるので、すぐに一気に変わるとは思わない。
この件は日本も通ってきた道だ。ベトナムも「たくさん働いて伸びる」だけでは回らない段階に入ってきたのだと思う。

ベトジェット、ダナン〜大阪線など新路線を順次開設へ

ベトジェットエアはベトナムとフィリピン、タイ、日本を結ぶ国際線を相次いで開設する。新路線はホーチミン〜セブ、ハノイ〜セブ、ホーチミン〜クラーク線が2026年11月10日から、ホーチミン〜チェンマイ線が10月25日から、ダナン〜大阪(関西)線が12月20日から順次運航開始する予定。
ダナン〜大阪線は週4往復を予定している。国内線では、ダラットとハノイ、ホーチミン、ハイフォン、ビン、ダナンを結ぶ路線も8月19日から再開する。
(出典:ポステ

現地目線
これは日本人にも影響の大きいニュース。特にダナン〜大阪線は、関西からベトナム中部へ直接入れるようになる。関西空港から出発する場合の流れは、第1ターミナルの記事にもまとめている。

ダナンは日本人旅行者にも人気がある。ホイアン、ミーソン、フエと組み合わせやすく、ビーチもある。ホーチミンやハノイを経由せず関西から入れるなら、短期旅行ではかなり使える。

一方で、ベトジェットなので価格だけを見て飛びつくと少し疲れる。受託手荷物、座席指定、遅延、深夜早朝の時間帯。このあたりは最初から見ておきたい。期待値を上げすぎなければ、トラブル時のストレスも少ない。

ハノイ、9月2日の建国記念日に市内5か所で花火

ハノイ市は9月2日の建国記念日に合わせ、市内5か所で花火を打ち上げる。VIETJOが伝えた記事では打ち上げ場所はホアンキエム湖、トンニャット公園、バンクアン湖、ミーディン国立競技場、西湖の5か所。打ち上げ時間は9月2日21時から15分間を予定している。
(出典:VIETJO

現地目線
ハノイで花火が上がる夜は特にホアンキエム湖周辺がかなり混む。早い時間から湖沿いに人が集まり、歩道も車道の端も埋まっていく。普段から観光客が多い場所だが建国記念日の夜は地元の家族連れや若者も多く、湖のまわりを普通に歩く感じではなくなる。
見るだけなら15分で終わる。面倒なのはその後。花火が終わるとバイク、車、Grabを待つ人、歩いて帰る人が同じ道路に出てくる。旧市街やホアンキエム周辺に泊まっている旅行者ならまだいいが、少し離れた場所へ戻る人は帰りに時間がかかる。

9月2日前後にハノイへいるなら、ホアンキエム湖や西湖周辺へ夜に出る予定は帰りまで込みで考えた方がいい。花火だけ見てすぐ帰るつもりでも、周辺の道はそう簡単には抜けられない。

フエ〜フォンニャ観光列車、8月28日開業へ

ベトナム鉄道総公社は8月28日、フエとフォンニャを結ぶ観光列車「古都フエ〜フォンニャ 奇観・世界遺産の旅」を正式に開業する。約190kmを結ぶこの路線は、世界文化遺産のフエ歴史地区と世界自然遺産のフォンニャ・ケバン国立公園を直接結ぶベトナム初の広域観光鉄道と位置付けられている。翌29日からはHQ1、HQ2が毎日運行し、フエ、ドンハー、ミーチャック、ドンホイ、トーロックの5駅に停車する。フエ〜トーロック間の所要時間は約4時間で、開業記念として8月28日から9月5日まで全席50%割引となる。
(出典:ポステ

現地目線
フエとフォンニャを鉄道で結ぶというのはかなり旅行者向けの企画だと思う。フエは街歩きや王宮観光、フォンニャは洞窟ツアーが中心なので両方を1本のルートとして見せたい意図がはっきりしている。
ベトナム中部は、ダナン、ホイアン、フエまでで旅程を組む人が多い。そこからフォンニャまで足を伸ばすとなると移動の手間がかかる。観光列車として出すならフエからフォンニャへ向かう時間そのものを売りたいのだと思う。
気になるのは駅から洞窟エリアまでのつなぎだ。列車、送迎、宿、洞窟ツアーまできれいにつながれば、ベトナム中部の回り方としてよさそう。
ハノイ発の鉄道でもニンビン行きは観光客に使われている。ただ、今回のフエ〜フォンニャ線は、移動手段というより観光商品として育てたい路線に見える。

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